香箱蟹というのは、石川県あたりでの通称名でメスのズワイガニのことだ。オスのズワイガニはエチゼンガニ、マツバガニなどで有名で、石川県では加能ガニと呼ばれている冬を代表する味覚の一つ。オスのズワイガニは確かに美味しいけれど、非常に高価だ。反対にメスのズワイガニは、捨て値同然なんて事は無いけれど、まだ手が届く価格で庶民の味方であったりする。それでも大きさを考えると、安いとは言わないけれどもね。
僕は数年前、冬の石川県を旅したとき、初めてオスとメスのズワイガニを食べた(高かったけどね)。それからというもの、冬が近づくと蟹の旨い季節だなあと感じるようになった(笑)・・・というのは大袈裟だけど、ふと石川県の旅を思い出した時、そういえば香箱ガニなら手が届くなあと思い、現地の業者へ注文を入れた次第だ。
写真は大きく写っているけど香箱ガニというのは、実際に見ると小さい蟹だと感じる。今回のは中型サイズ(やはり大きい方が高いけど)だけど、甲羅の幅は7~8cmしかない。脚に至っては、1番太いところで1cmあるかないか。だから、タラバガニの様に豪快に脚を食べたいという人には、お勧めはしない。
この蟹の魅力は何かというと、蟹味噌と内子(外子もあるけど、僕はそれほど美味しいとは感じない。まあ、プチプチ感はあるけど)にある。特に石川県の場合はメスの漁期は1月10日までだった筈なので、この時期でしか食べる事が出来ないものだ。正に冬の味覚と言ってもよいだろう。でも、この蟹と特徴上、沢山食べたい人には向かない。いや、そりゃ沢山買ってくれば沢山食べられるけど、内子やミソなんて物は大量に食べるものじゃないと思うよ、僕は。
この香箱ガニ、オスよりは安いといっても一杯1000円前後が相場らしい。現地では場合によっては、もう少し安いかもしれないけどね。実際、通販では、かなり高額な値段提示をしている場合がある。まあ、それでも中には今回の様に相場レベルで入手出来たから、店次第という事なのかもしれない。でも、本当は店頭に並んで買うのが1番なんだけどね。味見や目利き、地元の口コミも判るから。
それでも今回の香箱ガニは当たりだったと思う。旅の時に食べた蟹と同じ味を味わえました。
HIROSHIさん こんばんは!
十勝川遠征お疲れ様でした。今日は釣りをしなかったのかな?。ムラ氏ともどもウェーディングポイントに入れたのですね。それなりにコンディションの良いアメマスも釣れたようで良かったですね。ルアーのロスト連発というのは、ウェーディングポイントですか?。あそこは、根がかりなんかするものはボトムに無かったですよね。やはり、今年の台風2連発は、沿岸の状況も含めて、十勝川の流れを大幅に変貌させてしまったようですね。
香箱蟹・・おいしそうです。私も金沢で食べましたが、1杯1K円は高いなぁ・・。確かに内子と味噌はズワイ系の中では美味しいですよね。外子ですがズワイではやったことがないのですが、花咲ではイクラと同じように醤油漬けにしました。外子って食感だけで味がないですから、結構イケましたよ。まあ、一杯のおかず程度で、ご飯に大量に掛けてという代物ではありません・・。
Shinyaさん、こんばんは
ウェーダーに穴が開き、昨日の後半は冷たさに震えておりました。よって、今日の釣りはムラ氏には申し訳なかったのですが、直帰でございました。十勝川の釣果については、まだまだです。まあ、坊主食らう事はないと思いますが、連発でという群には当たっておりません。
ただ、元々この様な川でありますのでそれも良いのかなと。ウェーディング・ポイントについては今年はちょっと微妙です。というか、沖の付き場が消失してしまったかもしれません。また、このポイントで初めて釣り人に出会いました。また、倒木も沖にあるようであります。でも、このポイントは元々は遅い時期向きなので、また探ってみたいと思います。
内子については、大昔ですがススキノのスナックに売りに来ていた密漁蟹の雌毛ガニが1番美味しかったですかね(笑)。流石に、もう時効でしょうが。あと、子供の頃、噴火湾漁師の民宿に泊まった時、雌の毛ガニを出してくれました。この頃も雌の蟹は御法度だったと思うのですが、漁師さん面倒だから選別せずに持ってきていたんでしょうねえ(笑)。だから、外部には出せず内々での消費。これも美味しかったなあ。もっとも、こういう事をしていたから資源減少という事になったかもしれません。
オスのズワイガニより香箱などのメスは安いですが、やはり貴重品の部類なので安いとは言えません。ただ、香箱も大きさがあり今回のは大きめの方なので値段も張ります。もっと、小さい物であれば安いと思いますけどもね。でも、結局は需要と供給です。値段と旨さは比例しませんからね。