2008 Lake Akan 2

雲の切れ目から、朝陽が差し込まれてきた。阿寒の木々が、丁度良い額縁になったようだ。

大きな群が寄っておらず、叩きながら湖岸を彷徨うと・・・

尻駒別の木々 新緑の葉が目映い

水彩画の様な阿寒の森 この地で一番の魅力は魚でも湖でもない。この広大な森そのもの。

2週間前と比べると、一気に気温が上がり、周辺の木々も春らしい新緑の葉を伸ばしていた。僕にとって阿寒の一番の魅力は、周辺の森だ。こんな深い森を間近に感じる場所は、北海道でもそう多くはない。広葉樹と針葉樹が混生し、見事なコントラストを奏でている。そして、奥がとても深いのだ。

湖畔は観光地化されているけど、釣り場で湖面に立ち込むと背後に自然の重圧が迫ってくる。それを味わいたく、毎年阿寒に通うと言ったら大袈裟だけれども、釣れる魚は、ネイティブなアメマスだという事も個人的に嬉しい。ニジマスやサクラマスが釣れる事もあるけれど、それが釣れると少しガッカリしてしまう自分がいる。自然の中 で釣れるのは、やはり太古から其処に住んでいる魚でありたいのだ。