2009 道東大河の釣り

嵐の前の静けさか、土曜日の十勝川は朝焼けに染まっていた。

大河のアメマスは、たとえ痩せていても独特の釣り味だと感じる。

産卵には参加していないと思われる小型のアメマスは、コンディションは非常に良い。

10月の最終日に僕の十勝川が開幕した。本格化してくるのは、これからだと思うけど、いち早くポイントの状況を知りたかったのだ。今年は何度か増水した事もあっただろうけれど、大筋では昨年の同様の流れと考えて良さそうだ。下流域は、一部が直線化されているという事もあり、河口の様に大幅に姿を変えるなんて事があるとすれば、地域に甚大は被害が出ていると思う。

さて、この十勝川は北海道でも有数の大河であり、下流域は数百メートルの川幅がある。アメマスの生息数は、著名な河川と同等か規模を考えるとそれ以上に遡上していると想像できるけど、広大な場所故に竿を出せない場所も多く、ポイントの選択には頭を悩ます事が多い。極端な話、川の真ん中に溜まっていればジグを投げても届きはしないのだ。それでも、魚は意外に岸よりに付くことも多いようで、地元でポイントとされている場所は地形的にも魚が溜まりやすい場所だと思う。それでも、やはり釣りは水もので、群れが居なければ釣りが成立しない。それ故、十勝川の釣りはポイントを叩きながら魚群を探す釣りでもあると思う。

今回の遠征は、5つのポイントを釣り歩き、結果は2勝3敗であった。負けが込んでいるけど、個人的には上々かなとは思っている。少し残念だったのが、水位が高く、昨年に訪れたポイントへはアプローチが難しかった事だろうか。車から少し歩かなければいけない場所なのだけど、川岸も微妙、河畔林突破も微妙という場所なのだ。無理をすれば行けない事もないけれど、シーズンはまだ始まったばかり。一度くらいは行くことが出来れば良いかなとは思っている。