道東地方のウミアメは、既に最盛期を迎えている。絶対的な釣果は、場所やタイミングで大きく異なるのは仕方ない事だけど、波や濁りが釣りになる状態であれば、その釣果は約束されているのが道東地方の魚影の濃さだと言えると思う。
さて、今年三回目のウミアメ道東遠征は三連休と重なり、釣り場の混雑が予想された。運悪く、連休直前まで出張があったけど、運良く、最終直前の便へ乗れたのは不幸中の幸いだったと思う。出張移動の疲れが、逆に眠気を呼ばなかったのか途中殆ど休憩もなく、釣り場に到着したのは1時過ぎの事だ。2時間 ほど仮眠がとれる時間ではあるけれど、時折釣り人の車が入ってくる為、殆ど眠ることが出来ず、明け方前のサーフに降り立つ事となった。
結局、二日に渡り同じ釣り場を釣った。初日は型はバラバラであったけど魚影が濃く、午前中で40本超の釣果となったけど、翌日は昨日の好調さが嘘のように単発でしか来ない。それでも明け方から夕暮れまで昼寝を除き、竿を振り抜いたので何とか形にはなったけど、盛り上がりに欠ける一日だったとは思 う。それでも二日間の釣りで、64cmと66cmが来てくれたので気持ち的には良い遠征だったと思う。でも、この釣りをする以上、70cm以上の大型を釣 り上げたいと思う気持ちも強い。
腕の無い僕には、簡単にそれらの魚を釣り上げる事は出来ないと思うけど、恐らく可能性が高いのは音別や茶路の海岸かオフショアや漁港の釣りであろう。ただ、自分自身のウミアメ釣りはサーフの釣り歩きだ。人混みに身を投じたいとは思わないし、オフショアは興味はあるけど自分の中ではサーフの釣りとは 異質な別の釣りなのだ。また、太平洋の広大な海域には、釣り人が殆ど居ない釣り場は沢山ある筈だ。それらのポイントを開拓してみたい気持ちも強いのだが、 短い遠征でポイント開拓は難しい。群れを探す釣りという面も大きいウミアメ釣りの場合、一度くらいでは其所のポテンシャルは判らないのだから。