2022 盛夏のアメマス

水量はやや少なめだが、下流域なのでそれなりの水量がある。

道東とは異なり、道央道南のアメマスは、夏期に河川へ遡上する個体が多い。アメマスの適水温が15度くらいと言われていた筈なので、恐らく海水温の温度差が理由だと思うけど、この魚の生態は詳しく調べられていないので本当のところは判らない。

釣友S氏の釣り姿 キノコや山菜では年に数度同行しているが、一緒にロッドを振るのは久しぶりのような気がする。

アメマスのアベレージはこれくらいだろうか。

阿寒湖のアメマスのような太さはないけれど、阿寒湖の場合はワカサギをふんだんに食べているので比較しても意味は無い。実際、河川で阿寒湖やウミアメのような太さの個体が釣れるのは、それこそ遡上直後しか考えられない。

これくらいの型が出ると、満足出来るものだ。

上流でも釣ってみたが水量が少なく、魚の反応もシビアであった。

一般の渓流でも同様だと思うけど、7月下旬というのはある意味で夏枯れの時期とも言える。勿論、水量次第ではあるものの、好天が続く時期は水量も落ちて、魚の活性も落ち気味になる事も多い。ルアーへの反応もあるけれど、極めてショートバイトであったり、ストラクチャーから離れてまでルアーを追うことが極端に少なくなる。数十センチほどルアーを追い、Uターンをするという事も多かった。

尾びれが欠損している個体だった。使用しているのはRAPALA F7 ロストしてしまったが、一番反応が良かったと思う。

普段はシンキング系のミノーを多用するアメマス釣りだけど、今回は喰いが浅い事もあり、RAPALAのフローティングを多用した。同社で一番最初に製品化されたフローティングミノーだけど、今でも十二分に通用する。但し、バルサ材を使用して非常に重量が軽い。この軽さがアクション面では有利に働く反面、ディスタンスに多くは求められない。それでもルアーボックスに1本は忍ばせておくことが多いミノーである。

非常にバランスが取れており、フックを換装したくらいでは泳ぎも破綻しない。激流を逆引き出来る性能を持っているので、渓流にも良いと言いたいところだけど、渓流向きサイズである5cmや3cmは軽すぎてキャストに苦労することになる。

ドクベニタケ 古い辞典などでは不食とされているが、近年では毒キノコとして分類されているようだ。

蝶の幼虫だろうが同定はできない。