2014 Offshore Squid

富浦PAにて

富浦PAにて

釧路界隈の遡上アメマスを諦め、三連休はのんびり自宅で過ごそうと考えていた矢先、室蘭のKON-chan船長よりお誘いを頂き、急遽釣りに行くことになった。メールで一番高い仕掛けを2セット用意せよとの伝言があり、帰宅前に初めてイカヅノ仕掛けを購入した。

翌朝の出航は7時。本来であれば、もっと早くに出航するのがベターだろうけれど、急なイカ釣りアタックで用意などもあるだろうから、早い時間は厳しいという配慮を頂いた結果だ。

名船頭KON-chan

名船頭KON-chan

生きているイカは美しい

生きているイカは美しい

出航後、イカ釣りへ向かっている他の船に状況をきいたところ、朝一番で海上で竜巻が発生したようで、安全な海域で待機している旨の無線連絡があった。先日、数十年に一度というレベルの大雨同様にまだまだ大気の状態が不安定だということなのだろうね。同じ雲かは判らないけれど、噴火湾の沖に積雲(積乱雲と言っても良いかもしれない)が見えたけど、その下は霞んで雨が落ちているのが判る。その周辺は快晴に近いのだが、竜巻などという話を聞くと、やはり気持ちが悪いものだ。

釣り場につくと、KON-chan船長よりナイフは直ぐ使えるようにしておけと指示を受ける。近くで竜巻が発生したら一刻を争うので、海中に投入しているシーアンカーのロープを切断せよという事らしい。そんな朝の釣りは決して穏やかとはいえない雰囲気であった。

150m以上の深場を狙う為、電動リールは必須である。

150m以上の深場を狙う為、電動リールは必須である。

季節は秋だが、渡島半島方面には夏のような雲が浮かんでいた。

季節は秋だが、渡島半島方面には夏のような雲が浮かんでいた。

朝一番で入った海域では、底で単発で乗るという感じであった。深さは140mを少し越えるくらいである。この深さになると、とても手巻きリールでは勝負にならない。もっとも、電動リールを使っていても、巻き上げる時間は結構なものがある。速巻きは可能だけど、無理な巻き上げでイカが落ちては何もならないから、おのずと限度というものがあるのだ。

単発で何杯か来たけれど、そのうちアタリもなくなり、場所を移動する。今度は160mを越えて170m近い。この海域は比較的調子がよく、ダブルトリプルで上がってくる。ただ、こちらの海域でもポイントはべた底である。浮いていれば手返しも良くなると思うけど、こればかりは仕方がない。

複数のイカがのりだすと水揚げも一気に増えていく。そうした面は氷上のワカサギ釣りに通じるものがある。また、手返しの良さも然り。こればかりは経験を積まないと、なかなか習得出来るわけではないものだ。

数は数えていないけど、50~60杯くらいじゃないだろうか。素人、しかも絡んだ仕掛けをカットするという暴挙の4本バリ仕掛けの結果だから、上々の釣果であろう。もっとも、この数であっても、とても自家消費など出来はしない。凍らせればいいんだろうけど、せっかくの鮮度良いイカは美味しく食べて貰える方に進呈するのが一番だろうか。

出船したイカ釣りボートはサメに悩まされた様だ。

出船したイカ釣りボートはサメに悩まされた様だ。

大きさは1mくらいだが、ボートの周りをサメが何匹も泳いでいた。KON-chan船長はサメに仕掛けをとられたようだ。マリーナで他船もサメに悩まされた様だ。また、これが出没するとイカは釣りにならないらしい。サメの出没で沖上がりとなった。

帰りに何カ所かの根を探ってみたけど、唯一の反応が底でサバ。大きければ勿論キープするところだけど、30cmにも満たないコサバでは話にならない。でも、根魚だけは魚が居なければ釣れる筈が無い。粘っていても釣れないものは釣れないのだ。それよりも、何カ所もの根を回って頂いたことに感謝あるのみである。

良い1日でした。KON-chan船長ありがとうございました。

地球岬 海からみると、その崖は険しい。

地球岬 海からみると、その崖は険しい。

地球岬をかわし、室蘭港へ向かう。

地球岬をかわし、室蘭港へ向かう。

本日のクルージングはこんな場所

本日のクルージングはこんな場所