2008 アメマスの上る川

9月中旬にも関わらず、雲は真夏の様相をしていた
SFCは視認性に優れるカラーだが、アメマスの反応も上々だ
背中から腹へかけてのグラデーションとホワイトスポットが綺麗だった
小砂利よりも礫の多い場所に魚はついていた この時期のポイント共通点
釣り場近くにて

十勝から根室に至る東太平洋岸の河川は、盆の頃から河川への 遡上が本格化する。降雨などの増水が重なれば、その頻度は加速して多くのアメマスが溢れる川となる。ルアーでこの遡上個体を狙うには、タイミングとポイント選びが重要だ。もっとも、釣行出来る日もこれまた限られており、結局はここぞと思う場所で竿を出してみるしかない。実際、アメマスは下流から上流に至るまで遡上途中を含めてポイントには入っているけれど、ルアーに反応を示すアメマスはついている場所の共通点がある。

この時期のアメマスを狙うには、ルアーでは瀬が定番だ。アップへのキャストを躊躇う様な早い瀬がポイントになる。但し、流速は十分でも川底が小砂利の様な場所には定位することは少ない様で、複雑なスリットを持つ岩盤底や大石が点在しているような瀬が一級のポイントになるのだ。あとは時間帯だろうか。日中は喰いが落ちるのは、他の釣り と同じだけれども山裾の陰などでは日中でも反応が良い。それでも、早朝と夕マズメは外せない。