Diary 釣行記録抜粋版 2000年

Diary 釣行記録抜粋版 2000年

初釣り(2000.3.11)釧路川

今日の朝、釣友のN氏と釧路方面へ出発。途中の川を覗いてみたけど氷でちょっと釣りにならない状況で釧路川へ向かう。目的地をカーナビに設定して到着すると車の数の何と多いことか。この寒いのに良く来るわ・・・と思うけど、それはお互い様(笑)。ワンボックスで来ているフライマンのグループはストーブを持ち出して宴会しているしねえ(^_^;)

地元のフライマンと少し話したけど、なんでも水温は二度くらいとか。冷水系の魚とはいえ、ちょっと冷たいかなあ。これが秋の場合は越冬前の荒喰いを見せるのと、何と言っても遡上したばかりだから水温が低くても意外と活性があるんだけどね。 周りは全く釣れていない様で、尚かつ重い流れと高い足場には入渓した直後は少し戸惑ってしまった。別寒辺牛川も同様だけど、この手の流れは長い竿じゃないと、ちょっと辛いね。今回は新調したSST77なので何とかなったけど足場が高いところでは重いスプーンや7cmクラスのディープダイバーじゃないと底をとれないと思う。

釣果は一匹。それでも初釣りの一匹は満足出来る釣りとなった(^^)。帰路、音別や茶路を覗いてみたけど音別は朝は完全結氷、夕方は河口は開いていた。茶路はまだ少し早いかなという感じだ。但し、河口が開いていても水量が少なく、下りアメマスのシーズンインまでは少し時間がかかるだろう。雪代さえ入ってくれば、それによって水量も増えるしアメマスも下ってくるだろうしね。10日から二週間後が今から楽しみだなあ(^^)。

事実上の開幕(2000.3.18)茶路川

今日からの三連休は道東地方の事実上の開幕となる。先週から釣りに行っている僕だけど、河口は既に開いていると思うし朝の気温もかなり暖かく(この暖かいという表現は妥当?氷点下なのにね)なってきた。 ただ、季節柄、この時期は渇水している事が多く、雪代水か降雨で少し水量が増えてくれないと釣りにならない場所もあるかもしれない。先週の帰り道に寄ってみた某河川など水面は出ていたけど魚の影はなくアメマスは上流でじっとしているのかなと思ってしまう。それでも日増しに降りてくるのは間違いないところで、水温も少しだけ上がってきただろうか?勿論、僕は今日も出撃予定だ。

朝、釧路の師匠から電話が入り10時半過ぎに合流する予定。今日は釣り場を移動しながら軽く試し釣り。今日は釧路へ泊まって明日は事実上の開幕戦。ただ周囲の状況を聞くと、イマイチかなというのが現在の状況の様だ。但し、動きを演出出来るルアーなので条件が悪いと川に関してはルアーが逆に有利かもしれないなと思っている。 底、フォーリング、サスペンド・・・この三つがキーポイントかな?甘いか(笑)。ミノーに反応があれば面白いけど難しいかもしれない。例によってハスルアーを少し買っていこうかな。このルアー、とにかくアメマスには良く効く。使い方を覚えるまでは只のスプーンだと思っていたけどフォーリングの時のクルクルクルと回転しながら沈んでいく動きにアメマスが弱いみたいだ。さてさて、結果はどうなることやら(^_^;)

一日釣って(2000.3.19)茶路川

昨日は釧路のホテルへ泊まり、今日もアメマス釣りへ。ところが渋い!渋すぎる!昨日の釣れ方は何だったんだろうと思うくらい、とにかく喰わない一日だった。10時半くらいから4時過ぎまで竿を振って、結局二匹だけ。一匹はラパラを喰ったけど、もう一つはハスルアーで底を叩いてようやく釣れた一匹。この一匹は妙に細長くて体色は黒っぽい魚体で腹の部分は岩魚の様に黄ばんでいる様に見えるんだよね。アメマスには違いないけど、どうも釣りたい魚と違うなあ。

昔、数年前、別寒辺牛の支流で釣った居着のアメマスと思われる個体とそっくりだ。師匠曰く、泥の中で越冬していたんじゃないか?との言葉も信憑性がある意見だよなあ。 昨日の夜、釧路は雪で道路も真っ白。今日の日中は曇りの天気だったけど夕方から、また雪。ガイドも凍り付くし、寒い日はアメマスとはいえ活性が低いんだろうなあ。来週は天気が回復して、少しの雪代が入れば、また状況は変わってくるとは思うけどね。水も澄んでいたので日中の釣りは辛かった志ね。まあ、昨日今日はシーズンの開幕戦。五月の連休までの間に何としてもビッグワンを釣りたいものだ。

春の嵐(2000.3.26)茶路川

土曜日の早朝から釧路管内にある川の河口を中心に釣り歩いた。結果は見事に坊主。腕もあるんだろうが、とにかく風が強いんだよね。岸辺に立っていると風で体が押されて、思わず落ちそうになるくらいだもの。こりゃ駄目だわと釣り場に着いたときに思ったけどね。それが、またフォローの風なのでルアーが飛ぶ飛ぶ。ラパラの様なタイプは駄目だけどスプーンや最新の重心移動システムが内蔵されている様なミノーは文字通り、矢のように飛んでいくものな。但し、遠投が効いたとしても、それは釣果にダイレクトに結びつくかは全く別問題だけどね。実際に、アメマスというのは思ったよりも岸の深みについている事が多いようで足下近くまで引いてヒットすることが多いしね。但し釣れないと、ついついフルスイングしちゃうんだよな(笑)。

釧路に一泊して夜は釣友と、おきまりの宴会。これはこれで楽しかったけどトロフィが釣れていたら更に良い酒になったと思うけどね。まあ、これは贅沢かもしれない。今日の日曜日は先日のリベンジを果たすべく昨日の最初のポイントへ。流石に日曜日はかなりの人が釣り場を訪れていて水面の開いているポイントへ釣り座を構えることに。土曜日よりは風は収まっており何とか釣りになる条件(^^)。但し、何度も何度もキャスティングしても駄目。そんな時、遠くで人が集まっている。大物が釣れたようで見に行った釣り人へ聞くと63cm、4kgのアメマスが上がったそうだ。大きさもさることながらアメマスで4kというのは凄い。春先は痩せている個体が多いけど多分、丸々太っているんだろうな。 自分に掛からず他人にビッグワンが出たのは悔しいけど、とにかく魚は居るという事が判ったので少しは気が楽になる(^_^;)。

それから暫くして、ようやくヒット。でも小さい・・・・尺を少し越えるくらい。まあ悪条件で顔を見れたら良しとしないといけないね。日が上がって、釣っていた上流側の氷が岸を離れ目の前を流れていくのをみて開いた場所へシュガーディープをキャストすること数回。ぶるぶるぶる・・・・グン!という、いかにも活性が低いなあと思うようなアタリ。今度は型はまあまあの40cmを少し越えるくらい。これが今日の最後の釣果で昼を越えたので釧路の市内へ戻り回転寿司を食べ、釣友を飛行場へ送り届け帰路についた一日だった。

増水と濁り(2000.4.2)茶路川

土曜、日曜と性懲りもなく釧路方面へ。土曜日はとにかく濁りが強すぎて全くダメ。水量は多くて良いのだけど風も強いとなると少し辛いね。この日はわざわざ釧路へ行って夕食を食べ帰宅した。今日、日曜日は釣りに行くには大遅刻であろう10時少し前に出発。現地到着は昼少し前だったけど川の濁りは大分、落ち着いてきている。それでも雪代の影響か水温はかなり低そうだ。 アメマスの状態は良いとは言えないが何とかラパラの黒金で一匹をゲット。まあ、一匹でも顔を見られればOKでしょう(^_^;)。その後、ディープダイバーミノーで一匹掛けたんだけど、何という事かばれてしまった。掛かりが浅かったんだろうなあ・・。重い引きをしていたので良型だったと思うけど釣り上げないと何も言えないわな(笑)。

今年は雪が多い道東地方だけど、一週間で半分近くまで解けてきているから一週間か10日後には、殆ど収まってくるのではないかなと思っている。この辺りが春のアメマスシーズンの二番目の山かな。後は段々と海へ降りていってしまうだろうから何れにしてもシーズンは後半月くらいの短い期間だろうな。まあ、それ以降でも釣れない事はないだろうけど、僕の場合は4月半ばから釣り場自体が他の場所へ移ってしまう。実はこの場所が春の本命。ビッグワンが出るかどうかだなあ。 長さだけだったら十勝川に負けると思うけど、春から丸々太ったアメマスの大物が釣りたいんだよね。蛇の様なアメマスはどうもねえ。昨年の春に、こんなアメマスの良型を釣ったけど、あまり嬉しくなかった。釣りなら元気一杯のネイティブに限る。と言っても、これって凄い贅沢な話だよなあ。釣れれば上等という場所しか釣りに行けない人だっているかもしれないのにね。

アワビ樣々(2000.4.8)某所

今日は公開出来ない場所へアメマス釣りに行ったんだけど、その釣り場で先日言っていたアワビミノーが効いた効いた。但し、着色していないノーマルの物だけどね。今日は、このミノーとラパラCD5のRT、オイカワの三種類のミノーをローテーションしているのが一番良かったようだ。但し、ラパラとアワビミノーは動きが違うので、これだけ気を付けないと駄目なんだけどね。 アワビはある程度の速度でひくと十二分な泳ぎなんだけど、スローがちょっと緩慢。そこでトゥイッチングという事になるんだけど、これは細かく、素早くというのが一番だった。この動作をした後に、数秒のサスペンドを設けると、その瞬間にガツン!とくる。

ラパラも近いんだけどシンキングなので少し違うんだよね。まあ、これって人によって違うと思うので、これが正解というわけではないけど少なくとも今日の段階では一番だったなあ。釣果はビッグワンには恵まれなかったけど46cmを筆頭に35~40cmがアベレージといったところ。数はランディングしたのが20、ばらしたのが3。3時間少しの釣りなら、まあまあでしょ?ただ実際には釣れる時は集中して釣れるので感覚的にが爆釣だなあ(^^)。さて、明日は数は半分で良いのでビッグワンが欲しいなあ(^_^;)

ニンフの世界(2000.4.9)某所

ホテルで目を覚ますと昨日の疲れが残っている。どうも体がだるいし、おまけに喉が乾いて仕方がない。ただ、寝過ぎているくらいの睡眠時間をとったので空腹感もあり、早々にホテルをチェックアウトしてコンビニで朝食を買い込む。オニギリに2個、サンドウィッチ2切れを食べミネラルウォーターで喉を潤すと、ようやく気力がみなぎってきた。釣り場へ向かう林道の駐車場所で昨日も来ていたフライマンをしばし話し込む。彼は昨日も爆釣状態で今日も釣りをするようだ。飽きないかなと思うのだが、自分を考えると仲間だわな。廃人のね(笑)。

釣り場へ降りていくと、昨日とは違って水位が上がっている。辛うじて圏内のiモードで満潮の時間を調べると到着した二時間前だ。徐々に水位も下がってくる筈で時間的には一番喰いの良い筈なのだが、とにかくこない。辛うじてハスルアーで40クラスを上げたけど、その後は全くダメ。アタリは勿論、魚の追いもない。その反面、対岸で釣っているフライマンは殆ど入れ食い状態だもん、まいった。 様子を見ているとインジケータが付いているもんな。完全にニンフの世界だね。朝は薄氷が張っていた河口なので、まだまだ活性が上がっていないんだろうな。

こりゃ、朝は勝負にならんぞ~と思いつつも、黙々と竿を振り続けて、ようやくアタリだしたのが昼近くだった。考えてみれば昨日も昼近くだもんな。そのかわり水位は最低。朝の岸から40cmは水位が下がっているね。そのかわり水温はかなり上昇したようで水に手を入れても厳寒期のそれではない。 ただ、この状況になってもニンフの優位は変わらず圧倒的な釣果の差があるね。僕が下手だからということもあるのかもしれないけど数名居たルアーマンもドングリの背比べ状態だもの。それでも、最後の一時間はかなりミノーも追うようになり連続ヒットも数回あった。但し、ローテーションをこまめにしないと直ぐに見切られてしまっているようだ。釣れても釣れなくても三投したら別のタイプに変える。これに尽きるようだ。

色を変えても殆ど変わらず。ところがバスじゃないから、タイプなんて知れているんだよね。タックルボックスの中は・・・。シンキングのラパラ、シュガーミノー、アイル。ディープダイバーの各種類。あとメタル関係だけど、これはとにかく喰わないから外しておいて残りはフローティングのラパラかな。ところが最後の手段として残しておいたラパラのフローティングが効いたんだよねぇ、とにかく。9cmのGFRなど、着水してプカプカ浮かんでいる状態からリーリングを開始した瞬間にドン!だもん。これで3連続のアタリがあり、一匹はバラシ(^_^;)。 あと、持ってはいたけど釣れたためしのないフローティングのジョイントラパラね。色はパーチという緑かな。これも効いたなあ(^^)。但し、風がアゲインストだったので、とにかく飛ばない!風の合間にライナーとなるように投げないと戻って来ちゃうんだよなあ。これだけは、ラパラの唯一の欠点かもしれないね。まあ、元々がトローリング目的のフローティングだから仕方ないかな。

しかし、色々試した今日の釣りだったけど最後には、やはりラパラがしっかり仕事をしてくれた。今はプラスチックミノー全盛でラパラは伝統で売られているという面もあるようだけど、やっぱり名品と言われているものは違うね。 同じフローティングミノーでもバルサを使っているラパラは圧倒的な浮力を持っている。これがまた、泳ぐんだよね。しかも、潜っても深さはしれているこのミノーだからアメマスが食らいつくところも、しっかり見えるしね。これぞミノーイング!と言いたくなるような今日の釣りだった(^^)。数は昨日の方が出たけど、苦労して二桁の釣果を出したので今日の釣りは満足度が大きいね。良い釣りだった(^^)

狂気の釣行(2000.4.15)某所

昨日の晩に帯広を出発したんだけど、途中から雨が雪に変わった。これだけなら大したことでは無いんだけど、それが吹雪へ変わり路面も真っ白になってきた。文字通り真っ白で轍の跡もない。僕の前には道がない状態ね(笑)。これがまた厄介な積もり方で大雨の後の水溜まりの上にシャーベット状に積もっているのでタイヤが通過するとフロントオーバーハングの短い4WD車だとフロントガラスに雪が巻上がるんだよね。ブレーキをかけたらABSがばんばん作動しているし本当に真冬の方が何倍楽なことか!

現地に着いた頃は既に疲れ果て、速攻で寝てしまった。 目覚ましをセットしたわけじゃないんだけど外が明るくなること自然に目が覚める。完全に腹時計は釣りモードだわな(笑)。でも、外は相変わらずの吹雪。車を降りるのに正直言うとかなり勇気が必要だった。案の定、顔で吹雪きを受け止めると痛いくらいだからまいったね。竿を振っても真っ直ぐ飛ばない程の吹雪だし、一時は坊主を覚悟したけどバッハスペシャルで待望の一匹目。それから間隔をおいてポツリポツリと釣れて1時くらいまで何とか14匹。坊主覚悟だったのでツ抜け出来れば御の字だろうか。

雨と風、そして晴れ(2000.4.23)某所

土曜日の釣行は文字通り、嵐の中の釣行となった。風は強いし雨が混じっているのでキャストも大変だった。これで魚が出れば何も問題はないのだけど、流石に辛い。午前中は良かったという話なのだが午後になって濁りが入ってから渋くなってきたとか。多少の濁りは魚の警戒心を薄くすると思うけど、それも濁り方次第の様だね。濁りが取れていく時は良い条件になることが多いけど濁り始めは駄目なのかな。よく判らないけどね。

一転して、今日の日曜日は朝から天気が良く、風も殆どない穏やかな天気だった。ところが魚の出も穏やかなんだよね。魚だけは嵐に様に釣れても良いんだけど(^_^;)。 一番悔しかったのが本当の河口、それも橋の真下でフッキングしたアメマスだろうな。かなり遠投をしてフッキング後にかなり寄せたんだけどバレてしまった。ドラグを鳴らしていたので結構な型だったと思う。ま、50はないけど40後半くらいかな。

それほど悔しがる大きさじゃないと思うけど今日は釣れるのがせいぜい40cm程度、小さいものは20cmクラスのチビアメしか駄目だったので一本は、これぞアメマスというのが欲しかった。でも逃がした魚は大きいというけど逃がしたというよりもねえ・・。ま、遠征してきたS氏も数はかなり上がって喜んでくれたので、良しとしようか。明日、明後日も休暇なので明日はリベンジに行って来よう。天気次第だけどね(^_^;)。

シーズン終焉か(2000.4.24)某所

今日も朝から河口域の釣りを楽しんだ。仕事もしないでと言われると辛いけど年に数回の有給休暇なんだよね。 朝と言っても釣り場に着いたのは9時位なんだけど、丁度河口は満水状態。天気は晴れだけど霧が出ていたなあ。それで、釣りを始めてから一時間くらいは好調だった。ただ今日はバラシが異常に多くて釣りをしていて情けなくなった。腕と言えば簡単なんだろうけど今日はウエダのSSTではなくTSSを使ったのが原因の様だ。

TSSが悪いという事ではなく昨日、一昨日とSSTを二日間も振っているので腕の感覚がSSTの硬さに慣れてしまった様だ。アタリがあってアワセの時にSSTだと張りがあるので手首をぐっと返せば、しっかりフッキングするんだけどTSSだとかなり大アワセをしないと駄目なんだよね。この感覚が狂ってしまった様だ。しかもアメマスも大きくなればなるほど口の中が硬いから、しっかりアワセないと駄目だと思うんだけど、これがまた朝のうちはバラシを連発(:_;)。悲しい限りだ。 結局、朝の一時間ちょっとで11匹、35~41cmのアメマスを釣ったけど同数近くは前半にばらしているね。ただ救いは後半はようやくエンジン始動で5回連続ヒットというのがあった。これは気分良かったなあ。

それもミノー、スプーン、ハスをルアーをこまめに換えての話なので我ながら満足出来る釣りだった。ただ、この一時間少しの間に完全な快晴と潮の干満の影響で水位が極端な程下がってしまったんだよね。水はクリア、晴天、水位低下。。最盛期なら何とか釣れるかもしれないけど、どうみても釣れそうな雰囲気では無くなってしまった。案の定、何を投げても無反応。一度だけ小型スプーンで一瞬の追いはあったけど、それを除いて全くダメ。

こういう時に釣る人が名人とか上手と言われる人なんだろうけど僕の場合はそれ以前に釣れないだろうなと思ってしまうんだよね。これは釣れるわけないよな(^_^;)ただ、全般的に魚はかなりスレているのは確かだと思う。今年は開幕が遅かったせいか、もうシーズンが終わるのかと嘆いてしまうけど来週からはGWだもの、例年通りなんだよね。きっと釣りにならない氷の張った状態でも魚は海へ下っていた事だろうし、これは仕方ない事だよね。河口域のアメマスは晩秋までのお別れ。来月からは、いよいよ渓流シーズンが開幕かな。

初ヤマメそして禁漁(2000.4.30)日高幌別川支流

土曜日は道央の支笏湖でNIFTYのOFFが開催された。釣果はゼロ・・・というよりも、釣れる気がしなく20投位したかなあ。早々に諦めて宴会モードに突入だったね(笑)。話を聞くと、OFFのあったポロピナイで同じ日に大型のニジマスが上がったようだ。まあ、魚は居ることは居るんだね(^_^;)。でも、完全に体が道東モードになっているので半日釣って一匹とかだったら、とてもじゃないけど集中力がつづかない。

毎週の様に支笏湖へ通って見事、魚を釣っている釣り人を尊敬してしまうな。これ本当ね。車から降りて竿を振って、それなりの釣果がないと我慢できない僕には、真似が出来そうもないもんな。まあ、道央の釣り人も遠征すれば釣れるのは判っていると思うけど、休日や家庭の事情で思うようにいかないのが現実かな。それも今回の様な大型連休に何処かへ行ったついでに竿を振るというのが多いみたい。でもGWというのは正直言って釣れる時期じゃないね。そりゃ魚を選んで、それなりの場所へ入れば釣れるんだろうけどルアーと釣り方を限定してしまうと狙う魚も場所も本当に限られてしまうと思う。昨日の朝は路面が凍結していた為、往復を天馬街道経由で支笏湖まで向かったんだけど、今日は仲間2日と幌別川の支流へ入渓した。小さな沢で釣り人も多いけど、何とか山女魚の顔を見れたのが嬉しかったね(^^)。

14cm位の越年物だけど、久しぶりに見るパーマークがまぶしかった。 この山女魚は明日から道東は禁漁に入る。そして解禁する二ヶ月後はNIFTYの北海道OFF開催日かな。このOFFは全国規模の物で遠くは富山や名古屋方面からの参加者がいるNIFTYの釣りフォーラムでも、あまり例のないOFFなんだよね。後は5月6月の天候次第かなあ。平年並みに経過してくれると7月の山女魚解禁と同じ北海道OFFも良い釣りが出来るのにね。土日、支笏湖までの往復は660km。半年経っていないのに12000kmを越えました(^_^;)。どうするんだろうね・・。

ニジマス釣り(2000.5.4)十勝湧水の川

昨日、十勝のある川でニジマスを釣った。ここは十勝平野の畑作地帯を流れている川なんだけど湧水の川の為か水温はかなり安定している様で水に手を入れても冷たいとは感じない。但し、周辺が畑なので雨が降ると増水はともかく濁りが入るみたいだ。その昔は知らないけど溝の様な河川形態で道東釧路地方の湿原流的な流れの場所もあり、水中には水草が密生していて釣りをするには結構シビアな場所でもあるように思えた。 魚影は濃く、大場所からは必ず反応はあるのだが釣り人も多い様で魚はかなりスレているようだったけどね。何度もキャストするのは決して許されない。文字通り一投目が勝負でこれを逃すと駄目。この反応というのが底からミノーを追って浮いてくるけど喰わないという感じね。

またフッキングした何回かを考えてみると対岸上流へキャストして単にドリフトさせている時に喰っている事が多いようだ。こうなるとなかなか難しいよなあ。どんな流し方、引き方が出来るという釣り場ではないからね。倒木や高い足場、対岸の張り出した木々など障害物だらけの場所も多いからね。 それでも、このような場所は面白いなあ。誰でも竿が振れて釣れるというのは初心者や子供には良いけど上達しないよね。少なくともキャストの腕と釣りの組み立ては上手くなると思う場所だ。結局、昨日の釣果は4匹。まあ貧果といえば貧果かもしれないけど場所と釣り場の状態、自分の腕を考えると上等かな。ただ一匹だけは悔しい思いをした。フッキングした直後に水面で身をひるがえしたニジマスは体高は軽く10cmを越えていた。太っている個体だとすると45cm細長い個体だとすると50cmはあるだろう。フックが外れた時はただただ呆然・・・。

性懲りもなく(2002.5.5)十勝湧水の川

前日に逃がしたビッグレインボウを狙いに性懲りもなく、二日連続して同じ川へ入渓した。結果は惨敗・・・。と言っても坊主を食らったわけじゃないけどね。でも前日にかけた大きな物は顔を出してくれなかった。同じポイントの上流下流を舐めるように攻めてみたんだけど追いも認められずかな。この二日の違いは水量と濁り、それと天気だ。前日は少し雨が降っていたし水量も多く、結構な濁りが入っていた。やはりこんな時は大物が姿を現すね。勿論、普通の日でも釣れる可能性がないわけじゃないけど何人もの釣り人をしっている老獪なニジマスは簡単にはルアーには興味を示さないのだろう。

結局、昨日はアタリが4、キャッチ出来たのは2で打率5割か。野球なら凄いけど釣りの世界では誉められたもんじゃない。でも、スレている魚相手なら、まあこんなもんかなあ。大きさは30cmくらいだからお手頃サイズか。ただ、急流の中に潜んでいたので寄せるまでは結構、手こずったわ。同じ場所ででかいのが出たらちょっと辛かったかもしれない。

鰭は綺麗に伸びているからファイトは良いからね(^^)。よく釣りのTVや雑誌でスーパーレインボウと紹介されている大型ニジマスがあるけど湖が殆どで、しかも尾鰭が殆ど無い。 大きいから引きはそれなりだと思うけど僕はやっぱり野生化したレインボウしか釣りたいとは思わないなあ。しかも川でね。 ドラグを緩めて走らせて弱らせてから寄せるという事に制約を受ける場所がいいな。これこそ本当の勝負だと思うもの。とはいえ、これって北海道の一部なのかもしれない。何を贅沢言っているんだと言われるかもしれないね。

春の渓流(2000.5.6)日高管内の小渓流

半年ぶりに日高の渓流を歩いた。但し、山女魚が禁漁なので岩魚域を狙うしかなく林道を上り最上流域に近い場所へ入渓する。数は望んでいないので岩魚を顔を見られれば目的は達せられるけど、実際に釣りを始めるとそんな気持ちも薄らぎ魚サカナの世界だわね(笑)。当初、渓流域ということもありスピナーを使っていたけど途中でラパラにかえてみてもアタックしてくるんだよね、これが。岩魚のサイズは小さく20cmあるかないかだもの、驚いちゃうね。

確かにルアーの場合は対象魚の3分の1までは食ってくるといわれているみたいだけど、それってそれなりの大きさにならないと通用しないと思っていた。でも、小さな岩魚でも襲っちゃうんだよな、これが。 山女魚の場合はどうだろう。20cmを越えるとミノーも追うと聞いたけどね。スピナーや小型スプーンは何となく判るけどミノーって色はともかく小魚だもの、実際どうなんだろう。それはともかく、岩魚は悪食と言われるけど、その一面を垣間見た様な気がするね。ヘビやネズミだって食べる、あれじゃ…..。

流石に辛い(2000.6.10)西別川

今日は早朝から西別川で釣りをした。前日、金曜日の夜に出発して車で仮眠をとり早朝から釣りという事で昼で上がって食事をしてから帰ろうと予定していたのだが昼を食べていると午後は虹別辺りの様子をと思っていたら僕の師匠のM氏から電話が掛かってきて一緒に釣ることになった。午後は午前中に入った場所の少し上流域。魚影は濃いとは言えないが魚のいる区間と居ない区間がはっきりしている。これは今年に限った事じゃないのだけど本当に不思議だ。この場所の夕マズメ、大きな倒木の下を師匠のラパラが舞った時、「よっしゃ~」の声が・・。竿が弓なりとなり下流の倒木群の中に魚が潜っていく。

ポンピングもろくに出来ない状況の様で僕が下流に移動して追い出し作戦、竿で水面をバシャバシャ叩いたからか、人の存在に気がついたのか、それともたまたまなのか判らないがとにかく魚は倒木群から出てきた。魚影が見え大きな白い斑点が見える。何度かの駆け引きの後、ランディングを頼まれアメマスを岸に放り投げ計測すると53cmの大物。体高があるニジマスの様な個体だ。53cmなんて大したことないじゃんという釣り人も居るかもしれないけど、この体高のあるアメマスのパワーと西別川という場所を考えるとこれは、ガッツポーズの世界だと思う。

ここでは食わせてもランディングは極めて難しいのだ。河口や大河川の本流域などは遊ばせていれば最後は弱って寄せることも出来るだろうけど西別川を知る釣り人は、それが如何に不可能なことなのかが判るだろうけど、知らない人は言っても判らないだろうな。 しかし午前、午後をフルに釣っていると流石に辛いね。釣り終えた時はそうでもなかったけど帰り道では疲れが一挙に出たようで眠たいし肩と腰は痛くなるし。そりゃ12時間もウェーディングしていりゃ、そうなるか(笑)

西別川遠征(2000.6.17)西別川

予定通り、西別川へ遠征した。入渓場所も予定通り7時間コース(^_^;)。朝のうちは霧が掛かっていたけど、やがて青空が見えるようになり気温も上がった一日だった。途中で暑さに我慢出来ずジャンバーを脱いで腕まくりして釣っていたくらいだ。蚊の猛襲を受けたけど、暑いのは我慢出来ないもんな。この西別川だけど、魚のいる場所といない場所がいつもの事ながらハッキリと分かれている。だから釣れだすと連続ヒットもあるけど釣れなくなると全くダメ・・・。下流の橋まで下って結局17~18匹(正確に覚えていない(^_^;)、いつもの事だ・・)だから、まあまあと言ったところだろうか。 数を釣るなら上流域の方が良いと思うけど、中流域は一発大物狙い的な部分もあるので二桁釣れれば上等だと思っている。

肝心の大物だけど35cmを少し越えるくらいのアメマスに終わった。大物じゃないね、35cmなど(笑)。但し、体高のあるアメマスだったからファイトは堪能出来た(^^)。あと、またしても一匹ニジマスをバラしました。目測50cm前後、フッキングの後、一旦は下流に走ったんだけど18ポンドライン(!)を切れないと悟ったのか急に反転して上流に向かおうとしたときラインが体に絡まった為かフックが外れた(:_;)。

いつも思うけど、この流域を訪れる度に掛けるだけは掛けているんだよね。ところがジャンプされてバレたり、猛烈なスピードで走られてラインブレイクなんてのがいつものパターン。まあ、それにしても西別川のワイルドレインボウは凄まじい。ファイト抜群なのは当然として、あの障害物だらけの川だからランディングするのが本当に難しいと思う。遊ばせる事が出来ないからね。まあ、だからこそ遠くの西別川まで遠征するんだけどね。それと基本的にここのニジマスは養殖場から逃げた物を除けば自然産卵の個体ということが魅力だ。今月のノースアングラーズの表紙に阿寒川と思われるニジマスの写真が載っているけど鰭がないもの。やっぱりワイルドじゃないとレインボウとは呼びたくないね。

金山湖オフ(2000.6.25)十勝の渓流

土曜日から日曜日にかけて金山湖でキャンプをしながら釣りのOFF会という事だったけど結局、金山湖では一度も竿を振らなかった(^_^;)。着いた直後からビールを飲んで、ワイン~ウィスキーと続き、段々面倒になってしまったんだよね(笑)。今日、日曜日は気温も低かったけど土曜日はかなり気温が高く、空も晴天。水温もかなり上がっているだろうし釣れそうもないという事が頭に浮かんでしまったのが原因か・・・。

今日は朝から峠を越えて十勝の渓流へ。ニジマスとオショロコマが対象魚だけどニジマスよりもオショロコマに付いていた日だった様な気がする。渓流域だからスピナーの方が良いのかもしれないけど、とにかくミノーで釣りたいと思っているのでラパラを中心に殆どがミノーばかり。結局、ニジマスが二匹とオショロコマが3匹。ばらした数も同じくらいあるのが悔しいけど、オショロコマの一匹は9寸ジャスト。今日入った川では最大級の個体だろうな。知床のオショロコマとは違い、体高のある綺麗な個体だった。

釣り狂い(2000.7.3)西別川

毎日欠かさず書いていたダイアリーも釣りのOFFの時は結局、何も書かなかった(^_^;)。一応、ノートPCは持っていったけど釣り終えて温泉に入ってビールを飲んだ後は、直ぐに夕食。お決まりの宴会に突入で、楽しい話では済まない大爆笑モード。釣りの疲れもあるけど笑い過ぎて、疲れてしまった(笑)。この釣りのOFF、今年で4回目になるけど、例年は知床の渓流と西別川を釣り歩いている。今年はというと僕は西別川のみを色々回った。 これはこれで、ともかくとして、今年の西別川はどうも変だ。6月頃に姿を見せる銀色をしたアメマスの姿が無いし、普通のアメマスもとにかく魚影が薄いと感じる。ニジマスは変わらないと思うけど小さな物ばかり。かわりにと言ったらおかしいけど、サクラマスが異様に多いと感じる。

それと、ちょっと気になるのは尺前後のアメマスの尾鰭が奇形というか下側が欠けている事が多い。おかしな病気や薬物の影響もあるのかもしれないね。 これが今後、どうなっていくのか。良くなれば、取りあえずは良いとしても悪くなった場合は原因突き止めないとまずいね。周辺は牧草地に囲まれている西別川なので、例えば農薬やら廃棄物の不法投棄なども考えられるし、まさかと思うけど毒を流した可能性だってあるしなあ。何れにしても、通っている川の異変を感じるのは、やはり学者ではなく釣り人だということを実感した。鰭の件に関しては、少し継続的に様子を見てみようと思っている。

OFF自体は、まあ成功と言っても良いと思うけどね。それでも、ニジマスやアメマスの大物が出なかったのが、ちょっと心残りだけどね。ランディングされた最高は39cm弱のアメマス。これは僕の師匠が釣り上げたアメマスだけど、とにかく、このレベルで終わってしまったのがちょっとね。 代わりにと言ったらおかしいけど釣りが禁止されているサクラマスが針に掛かってくる始末。勿論、狙って釣る事はしないし、掛かってもバレるケースが多いけどね。

大物は岸辺に(2000.7.5)十勝の渓流

今日は昼からニジマスを狙いに某川の上流域へ入渓した。帯広は曇りの天気だったけど、やはり山沿いは天気が違うようで濃霧と時々、雨。そのせいか、川にはかなりの濁りが入っているし水量も増えている。膝以上の深さがあると底が見えない状況で川通しの釣りも難儀するね。ただ、これ以上の濁りが入った場合は渓流釣りは極めて危険かもしれない。上流域とはいえ元々水量が多い川なので、転倒した場合は即事故に繋がるからね。

流石に濁っているとルアーでは辛い様で辛うじて一匹のニジマスを釣り上げ坊主を免れる状態(^_^;)。ただ、川を下って脱渓間際に岸辺に覆い被さっていた木々に近づいたとたん、白く泡立つ瀬を斜めに横切るように水が切り裂かれた。多分、岸に潜んでいた良型のニジマスだろう。浅瀬だったので背鰭を出して一直線に逃げていったんだろうね。確かに、その場所はポイントになっているけど川の濁りの関係でポイント側の岸を歩かないと川を下れずという状況だった。

もし、このポイントが対岸だったらなあ。 まあ、釣りに「もし、たら」を言っても始まらないけどね。結果を出さないと何もならない。渓を歩いただけでも半分は目的を達しているんだけど、後の半分は狙ったポイントから魚を釣り上げる事が出来るかどうか・・。数は要らないけど、その日に会心の一匹が出るかどうかで満足出来るかどうかが決まるような気がする。その意味では今日の釣りは惨敗か・・。

デジカメ昇天記(2000.7.7)西別川

NIFTYのOFFが終わって、自宅で一段落すれば良い物を、何故か、またしても西別川へ遠征した。結果的には、かなり渋い状況で山女魚解禁から連日、入渓者が多いらしい。それはそれで良いのだけど、魚のかなり抜かれているらしく好ポイントは既に魚の姿は無い。昨日は、通称「送電線ポイント」に入ったものの、これまた魚影は少なく、キャスティングも雑になる。脱渓が近づいた夕方、深くはないが水底に倒木が数本入っているポイントで滅多に使わないフローティングのラパラ7cmを倒木上で、踊らせると、大きな魚が浮かんできてラパラに食らいついた。

アワセ直後の魚影をみると大きなサクラマス・・。サクラマスは川では禁漁だけど、食らいついてしまっては、どうにもならない。下流に走り出すも、倒木が邪魔となってラインが切れそうになりロッドを寝かせて、やりすごす。数分後、足下に寄ってきたのは55cmの雌であった。フックを外して、流れに戻す。今日、金曜日。昨日とは変わって上流域の様子を伺う事にする。通称、自衛隊裏の橋と橋の間から入渓する。

入渓直後は魚も、まあまあだったのだが下るにつれて、サッパリという状況になる。 流れの規模からして餌釣りの範疇の為、解禁後に山女魚釣り師が山女魚以外にも岩魚やアメマス、ニジマスを全て抜いてしまったと思うくらい魚が出ない。こりゃ、駄目だと諦めかけていた頃、深い瀬があり、高巻するか流れを渡るかの選択を迫られた。いけるかな・・いけないかなと摺り足で流れを進んでいくと、流芯の強さは想像以上で、あっという間に体ごと流されてしまった。 足は全くつかない状態だが、何とか立ち泳ぎで急場をしのぐ。見ると右手にルアーケースが浮かんでいる。こりゃ、またんかい!の世界で泳ぎながらルアーケースに追いつき回収成功。 だって、中身は15k円分は入っているからね。無くしてしまったら泣くに泣けない。

まあ、命あっての物種だけど、流域からして、その場を過ごせば浅い流れになっているのは判っているから水没したという心配よりも道具の方が大事なのだ。ただ、この沈で胸ポケットに入れていたデジカメが多分、昇天状態だと思う。レンズの中にも水が入っていたからね(^_^;)。ただ、正直言って水に投げ込もうとは思わないけど、このデジカメは非常に使いにくい代物なので、悲しい気持ちにはならない。 本当は新しい物を買おうかどうかと思っていたところなので、逆に踏ん切りがついたというものだ。まあ、確かに勿体ないとは思うけど、起動は遅い、メモリの書き込みは遅いで正直言って、96でインターネットに接続して重たいHPを見ているようなレベルのイライラだったので、どうでもいいやと思っている。もしかしたら乾燥させた後は使えるようになるかもしれないけどね。この場合は釣り専用マシンかな(^_^;)。哀れなデジカメ昇天記だね、今日のダイアリーは(笑)

晴れ時々豪雨(2000.7.16)音更川

今日は滅茶苦茶、不安定な天気だった十勝地方の様で、音更では晴れていて士幌では、滝のような大雨。上士幌へ行くと、雨はやんで晴れ間ものぞいているという天気が一日中、続いた。この天気の中、朝一で然別川へ向かったのだが、途中の様子見で滅茶苦茶濁っている川をみて、こりゃ駄目だと断念。そのまま、音更川に入渓する。ところが渋い状態でこれまた困ったもの。 一匹を瀬でバラして、二匹目はウグイ・・・。三匹目は対岸のボサの中から引きずり出したと言ってもいいニジマス。成魚放流ものらしく尾鰭が丸いけど、大分伸びてきている様で、このまま育てば良いニジマスとなると思う。まあ、これが釣れたので、まあまあ満足(^^)。ギリギリの場所へピンキャストすること15回・・・。少しづつキャスト位置を変え、着水直後のロッドアクションで食ったニジマスだった。これって結構、会心の一匹で、これがあるかどうかで、その釣行の満足度が違うね。

大雪ダム(2000.7.23)大雪ダム~渚滑川

前にも書いたけど、大雪ダム湖で釣りのOFF会があった。土曜日は午前中は晴れ間も見える天気だったけど午後からは時々、雨が降ってきた。今日、日曜日は昼前に強烈な雨が降ってきて、石狩川も一気に濁流と化し、ダムの湖水も濁りが入って納竿。 釣果は両日とも何とか魚の顔が見れたという程度。辛うじてボーズを免れたと言ってもいいだろう。止水域の釣りは釣れない時はとにかくキャスティングもリトリーブも集中力が緩慢になってしまうので、突然のアタリもバラシ連発だもんなあ。

事前の調査では小型スプーンかスピナーが有効という事だったけど実際問題として、かなり魚もスレているようで、アメマス特有のガツンと喰ってくる感じじゃないのが辛いね。ルアーの周りをまとわりついている感じでコツコツと手応えが伝わってきて、それからブルブルという感じだもんな。何とかミノーで喰わないかなと思っていたけど土曜日の前半は全くダメ。午前中は3gの小型スプーンで何とか一匹。35cmくらいのアメマスか。昼食を食べた後、夕マズメ狙いで、これまた渋い。僕の後ろで釣っていたS氏がミノーで喰ったというので、場所を移動してCD3をキャスト。

間もなく、湖沼型のオショロコマが竿を曲げてくれた。 この後、おふざけの気持ち半分でフローティング7cm。ところが喰っちゃったんだよね。20cm位のオショロコマが(^_^;)。これは、何というか幸運だったけれども、意表をついたセレクトも時には効果的だということだろう。この後、スピナーで一匹追加。まあ、これは抜いた時にフックが外れてしまったけど、どうせリリースするから足下まで寄ればOKの精神で一匹カウントかな(^_^;)。今日の午前中は遅い出発で雨の中、ミノー、スピナー、小型スプーンことごとく駄目。頭にきてバッハスペシャルを使ったしゃくり釣法。これが当たって二匹連続のヒット。但し、これまでで後は何をしても駄目。そう思っているうちに強烈な雨になり、石狩川も濁流と化し、退散。

昼食を食べた後、午後はどうするという話になる十勝在住のN氏と渚滑川へ。まあ、この川のニジマスは鰭の丸い釣り堀と同じタイプの魚だけど、まあ遊べればいいやという気もあった。でも到着すると半分予想していた事だけど、水量が多いし濁りも少々。まあ、それでも濁りは何とかなる程度だったので橋の下の護岸している瀬で何投目かにニジマスの追いがあり、魚がいることは確認。でも、出方は泳ぎの下手なニジマスとスレている、それだった。 ラピッドDRで超スローリトリーブで35cmのニジマス。まあ、鰭のない放流したての個体ね(^_^;)。そこから、下流に少し下った場所で45cm位のニジマスがヒット。ところが例によって走らないわ重いだけ。ところが、走らないで体を横にするので増水している水流に流されている様な抵抗をみせ、困ってしまった。使っていたTSSが幾らボロンで武装しているとしても、水流に流される引きは問題外だよ、ホント。

図体だけ大きいので、参ったなあと思って何回か引き抜きにかかったらフックが外れた。悔しくもないのが凄いよね(笑)。 この川でも野生化している個体もいると思うけど、放流したてのニジマスの場合、40cm、50cmと言っても何も自慢にならんわなあ。スレているので、放流して暫くすると針に掛けるのは難しくなってくると思うけどね。大きさだけは、偶然の産物だ。それに渓流で鯉を釣ってもねえ。渚滑川フアンの人が読むと怒るかもしれないけど野生化しているニジマスのファイトを知っていれば、今のC&Rの実態は違和感を感じるのではと僕は思うんだけどね。

貧果に泣く(2000.8.6)西別川

金曜日の夜から西別川へ遠征した。土曜、日曜と色々な場所へ入って竿を振ったけど、とにかく渋いとしか言いようがない。根本的に魚が居ないのか、活性が悪いのか、スレているのか判らないけれども、状況が悪いことには変わりがない。全国区のこの川は橋周辺は昔から魚は薄いけど今日などは入った事もない場所にナビと地図を使用して牧草地を横切って入ったけど、それでも駄目。まあ、確かに入渓直後は魚は出るけど、とにかく小さい。枯れた源流の岩魚みたいな型だからたまらない。

こんな状況だと希にゴツンとアタリがあって「よっしゃ」と思えばバレてしまうし、必殺ミノーをイメージ通り流して、ゴツンと来たのは、こりゃヤマメの大きさだぜと思う様な35cmのサクラマス。もとより御禁制の魚だけど、こちらとて釣りたくて釣れるわけじゃない。これにも参ったね、ホント。時期的に観光客も多いし、例年も条件が悪いこの時期だけど今年はちょっと頂けないね。大物釣りは秋のアメマスまで、お預けになる可能性が高くなってきた様な気がする。

初めてのカラフトマス(2000.8.26)知床カモイウンベ

予定通り、昨日の晩に帯広を発ち深夜の知床に到着すると、周りは既に釣り人の車だらけだった。雨はシトシトという感じでN氏と車の中で軽く宴会をした後に朝まで仮眠をとる。朝、セットした目覚ましタイマーの音で目を覚ますと、周りの釣り人は暗い中でゴソゴソと釣り仕度をしていた。既に港の漁船はエンジンがかかり出航する準備も整った様だ。 雨は、豪雨とは言わないけど、それなりの量が降っており、合羽を着込んだ完全装備で釣り場へ出発する。港から徒歩で15分位歩いた場所に小さな川が流れ込んでおり、知床のカラフトマスのポイントとしては有名な場所だ。

既にポイントには3名の釣り人が竿を振っており、静かに釣りたいと思って、この先にある、もう一つの河口へ向かうがちょっと釣りにならない感じの場所でやむなく、釣り人の居た場所へ戻ることに。 釣り人が一名、増えており一番の本命と思われる場所はちょっと入れない。まあ、後から来る釣り人は平気でそんな場所にも割り込んでくるので帰る頃は凄い事になっていたけどね。最初、僕は一番右手で竿を振るもののアタリも水面に魚の気配も無い(^_^;)。そのうち近くで釣っていた同行したN氏にアタリがあり、暫くするとその隣で釣っていた釣り人にもヒット。 坊主は食らいたくない・・・。やっぱり釣れている場所に近づくしかないなと辺りを見回すと河口正面に岩が水面から顔を出しており、腰まで水に浸かりながら岩を陣取る。

結局、この場所に入ることが出来たのが良かったのか4回のアタリで3匹のカラフトマスをゲット。8時近くなると群が遠ざかったのか食いが悪くなったのか判らないけど、周辺を見ても釣れるペースが明らかに落ちてきたところで雨も降っているから、戻ろうと納竿となった。同行したN氏も同数をゲット。二人とも初めてのカラフトマス釣りで型をみられたので満足満足。一人だと一本も釣れれば後は食べきれないもんなあ。一匹少なく見積もっても2kはあると思うけど10本もキャッチしたら20kgか・・・。商売じゃない限りは要らんなあ。別にリリースせよとは言わないけど、あんなに持って帰ってどうするんだろう。 これは嫌みじゃなくて何か良い方法があるのであれば知りたいと思うな。半年とか一年、自分で消費出来る美味しい保存法とかね。冷凍は駄目ね、解かすのが面倒だもん(笑)。

再びカラフトマス(2000.9.2)知床カモイウンベ

先週に引き続き、金曜日の夜からカラフトマスを釣りに遠征した。今回は前回の経験があるのでルアーの引き方等はかなりコツをつかんでいたので釣れるか釣れないかは魚と天気次第だろうか。釣り場の知床へ到着すると結構な雨。風が無いのが救いで何とか午前中は釣りになりそうだ。でも、途中で豪雨の様相となり河川は程度の差こそあれ、濁りが入って、その濁りが海に広がっていた。但し、笹濁りという感じで釣りにならないわけではない。ところが、こんな状況になってからが今日のハイライトで餌釣りやフライでは届かないような遠投を試みたところ、バンバンと反応がある。しかも着水と同時に喰ってくるマスもいる位でかなり面白い釣りが出来たと思う。

岸近くにも沢山のマスが群れているんだけど、これらは既に食い気を失ったのか反応がすこぶる悪い。早朝、薄暗い時間はフライの人に連続して当たっていた様だけど日が昇ると無反応になった様だ。明日も同じ状況なのかは何とも言えないけど、沖に群れているマスしか反応しないとなると、とにかく遠投遠投の繰り返し。それも着水してから5mくらいの範囲でしか反応が無いから、スローでゆっくりとルアーを泳がせて範囲外になると急いで巻き上げてしまって、また遠投とい釣り方が一番良かった。 前半は不調だったルアーも後半はその飛距離で他の釣りを圧倒しているので僕と同行した師匠の独擅場だった感もあるね。

毎回、乗った~とかバレた~とか言っているんだもんな(^_^;)。そんなに反応があるなら、入れ食いだろうと思うだろうけど、着水即、ストライクというパターンが多いので、なかなかアワセが難しい面はある。「たら」「れば」を釣りで言ってはいけない事だと僕も思っているけど7時頃に師匠のリールに巻いてあったラインにトラブルが発生して釣りの続行は不可能になった。でも、この頃既にこれだけ釣れば満足という感があったので、そのまま納竿とした。 その後、他の釣り師を見ていても、かなり上がっていた様なので釣り続けた場合はかなりの数が上がっていたと思う。雨の釣りは気持ちいい物じゃないけど、今日の釣りは楽しかったなあ(^^)。

秋のアメマス釣り(2000.9.30)別寒辺牛川

仲間内では今時期に毎年「アメマスOFF」と銘打って、二日間に渡り別寒辺牛川水系で遡上アメマスを狙うという行事が定例化してしまった。してしまったと書いたけど、楽しいイベントなので歓迎すべき定例化なんだけどアメマスの場合は魚群が何処にいるかによって釣果にムラがあるのが辛い。幸いにも毎年、好漁に終わっているので、これまでは大成功というところなんだけど今年はどうなるのかが少し心配だ。 そんな理由もあり、来週のOFFに備え、昨日の深夜から別寒辺牛川水系の某所を訪れてみた。日の出直後から入渓して結果的に10本。

目標は何とか達成という結果となった。ただ、かなりの数をバラシてしまったので、反応の有った数は17~8回かな。 本音を言えば、もう少し反応が良くても良い時期だよな~というものだけど、岸の葦はまだ青いし紅葉もようやくという今年なので、まあまあなのではないかと思っている。 実際、日増しに気温も下がっていくだろうし魚群もどんどん位置を変えていくだろうから来週は期待がもてるのではないかな。 ただ、今日はどちらかというと小さめの魚が多く大きくても37~8cmというところ。ただ、その中の二匹は幅広山女魚の様に体高のある砲弾の様な姿をしていた。海でたっぷり食事をしてから川に上ってきたんだろうね(^_^;)。これだけ太っていれば腹が減って仕方ないだろうな~と思ってしまうほどだもんね。 人間とは違うかな(笑)

水が無い(2000.10.9)別寒辺牛川

予定通り、別寒辺牛川水系へ仲間6名でアタックした。ところが橋から上流組、下流組ともに釣果は厳しい状況だった。坊主こそないものの歩いた距離を考えるとちょっとねえ。僕でわずか11匹、アメマス10匹とイトウ1匹。イトウと言っても所詮は外道だし30cm位の幼魚だからカウントには本来は入らないかもしれない。アメマスを釣りにきてイトウが釣れるという事自体がおかしい話で基本的にアメマスが入っていればイトウが釣れる事はない。

初日がこんな状況なので、明日はどうしようか頭を悩ますところだ。結局のところ、水量が少なすぎるという点に尽きると思う。魚は多分、それなりに居ると思うけど水量が少ないとポイントが非常にシビアだし何といっても活性が低い。追いはあってもガツンと食ってこないから始末に悪い。それにアメマスは食わなければ二度追いするという魚なんだけど一度でも姿を見せると二度とは追ってこなかった。雨が降ればと思うけど湿原の川だから台風並の雨がなければ暫くはこんな調子が続くかもしれない。

魚群遥かなり(2000.10.10)別寒辺牛川

釣果があまり期待出来ないと前日から予想していたけど今日は昨日よりも更に厳しい状況だった。それに明け方の気温も極端な表現をすると生暖かいくらいのものだ。とても10月とは思えないね。水温もかなり高いと思うし水量が少ないという事を考えると遡上魚であるアメマスを釣るという事はかなり難しいのかもしれない。全く遡上が無い訳じゃないけど前回の増水時に上った個体がその流域に潜んでいるみたいだ。

当然、何人もの釣り人が攻めているだろうから魚もスレているかもしれないし水量が無い事で食い気も薄れているのかもしれない。春のアメマスは一雨毎に下ると言われているけど秋の遡上物も雨毎に上るんだろうな。週間予報を見ているとまとまった雨は降りそうもないし何だかねえ。 今年の春はといえば氷が落ちてから大雨の連続でマトモに釣りが出来た日は非常に少なかった。秋は反対に雨が少なくて釣りにならないというのも皮肉だね。例年並みが一番良いんだけど、ここまで気温が高く、雨が少ないと結氷までの釣りがどうなるのか。 雨が降ったら、また遠征してみようと思っている。それまでは不貞寝かな(笑)

三度目の正直(2000.10.14)別寒辺牛川

金曜日の夜に出発して厚岸のパーキングで車中泊。早朝から別寒辺牛川へ向かった。これで三週連続して厚岸まで遠征していることになる。釣りバカというだけではなく病的・・。いや病気ならまだ良いかもしれない。完全に狂ってしまったようだ。結局のところ、今年は良い釣りが出来ていないという事が最大の原因なんだけど通えば良い結果が出るというものじゃない。遡上アメマスの場合は時期的な物もあるんだろうけど最終的には雨が降り多少なりとも河川が増水しないと、なかなか上ってこないものだ。

産卵を急ぐ鮭だって一番上るのは増水時だからね。 結果的に今日も非常に渋く釣果はちょうど1ダースとなった。ただ今回は45cmが出たので少しは満足出来るかな。45cmのアメマスなど何じゃい!と言われそうだけど10月前半のこの川はアベレージが37~8cmであって40cmを越えれば良型という川だから45あれば満足なのだ。もっと遅い時期になると50以上のビッグサイズが上ってくるらしいけど、数はそれなりなので一発大物狙いの場合は何もこの水系に来なくてもいいかなとは思うけどね。

考えようによっては二桁の釣果があれが、まあまあかなと考えられれば良いんだけど釣っている時間が時間だからねえ。出来れば20本以上。願わくば30本なんて考えていたけど、それは無理だろうな(^_^;)。ただ絶対的な数はともかくとして連続的に釣れるかどうかで結構満足度は違ってくるね。例え100mの区間だけしか釣れなくても連続で5本とか釣れると最高に楽しいからね。 最悪なのが忘れた頃にポンポンと出るパターンで今日の釣りもそれに近いもんな。一度だけ連続ヒットがあったけど、それ一回きり・・・。

まあ、こんなものか。帰りに厚岸のコンキリエへ寄って昼食を食べ、売店で釣友お勧めの牡蠣飯の素の缶詰を買い求めた。さっそく帰宅してから食べてみたけど味は駅弁のそれと同じで確かに美味しい。ただ、具の量が少し寂しいかなあ。牡蠣弁当は幾らだったか忘れたけど缶詰も1300円一寸の値段だから基本的には弁当と同じくらいだろうか。まあ、自分で作らなくてはいけないから、その分は安いということか。

河口の釣り(2000.10.21)某所

四週連続で別寒辺牛川に行こうと考えていたけど、雨も少なく前回に45cmが出たので取りあえずは一定の成果が出たと思い、今日は道東のある河口へ入った。河口の釣りは潮の干満に左右される事が多く、タイミングが難しい。また完全な淡水と違って、食性もかなり異なる様だ。釣り始め、ミノーを色々試してみたけどとにかく反応が薄い。一匹掛けたけど途中でバラシ・・・。それが最初で最後のミノーへの反応で必然的にスプーンを多用することになった。 ところがスプーンもサイズが大きいと全く駄目。リアクションバイトでは食ってくるかもしれないけど、それ以前に浅い場所が殆どの釣り場なので重たいスプーンなどは根掛かりの連続で釣りにならないもんな。

使ったのは3g程度の小型スプーンで色々試したけど、小さければ良いというレベルではなく色もシビアだったし、基本的に只引きでは、まず乗らない。ストップ&ゴーを入れた超スローリトリーブ。特にストップの時にラインを一瞬たるませる位の気持ちで引かないと駄目。結局はフォーリングの時にしか食わないという事でなかなかシビアな釣りだったと思う。 結局、朝から半日を釣って18匹。この数字が多いと感じるか少ないと感じるかは人それぞれだと思うけど僕自身は少ないと思っている。型自体は37~40cmくらいと今時期の別寒辺牛川のアベレージと一緒くらいかな。

ただ、小さくでも丸々と太った遡上したてのアメマスなのでファイトは凄いね。フッキングした瞬間の首振りも激しいし左右に走りなかなか寄ってこない。慣れないとどんな大物が掛かったんだろうと期待することになるかもしれない。 シビアな条件下で、まあそれなりの釣果を得たので釣り自体は満足なんだけど、僕は意地汚い釣り人なので30本位釣れないと嬉しくない(笑)。でも数は良いから一匹でも大物が欲しかったのも事実だなあ。一番良いのは数も釣れて型も最低45cm、ちょっと良ければ50cmというレベルで30匹も釣れれば最高なんだけど、それは少し甘いかもしれない(^_^;)。

40アップ(2000.10.25)某所

今日アメマス釣りへ遠征した。例によって河口域の釣りで釣り場に着いた時は干潮で水は減水していたものの朝マズメはやはり食いが良く、2時近くまで釣って42匹の釣果があった。爆釣とは言えないけど、それなりの数ではあるので正直嬉しい。ただ大きさの方は最高でも44cmと今一つだったけどシーズンは開幕したばかり。何とか年内にビッグワンを釣り上げたいと思っている。 釣りから帰宅して留守電を再生するとアップルから荷物が届いていたようだ。アップルからの荷物はMacOSXのCDしかありえない。荷物を引き取りにいき、さっそくインストール。LINUXのような複雑さはなくインストーラーをクリックすれば従来のMac OSの様にインストールが始まる。

いくつかの選択肢を選びOKをクリックして再起動。ネットワーク等の設定を終え再度、再起動をすると、そこはAQUAの世界だった。ただ巷で言われているように個人的にはあまり好きではないデザインなのでグラファイトカラー、早い話がグレーに変更したんだけどね。 このMacOSXはあくまでも公開ベータ版。まだまだ積んでいない機能も多いし使えるアプリも少ないから日常的に使えるOSではないと思うし実際に使えない。

インターネットエクスプローラがあるからWEBなどは問題なく巡回できるけどね。実際、このダイアリーの書き込みもMac OSX上で行っている。日本語も問題なく通るので使えるソフトではあるけど日本語IMである「ことえり」が相変わらずの馬鹿で非常に使いにくい。馬鹿というと問題があるかもしれないけど、会社のマシンのMSIME並みだよな~と思ってしまう。変換したときのヒット率はなんとでもなるけど一番厄介なのは変換のショートカットが違うということ。もっとも、これは「ことえり」が悪いわけではなく使う側の問題ではあるんだけどね。

徹夜遠征15匹(2000.11.5)某所

日曜日の朝から根釧原野へ出撃した。朝からと書いているけど実質は土曜日の夜から徹夜で走ったようなものだ。その証拠に帰りに例によって睡魔に襲われた後、仮眠を一時間ばかりとろうと車内で寝たところ目が覚めたら4時間が経過していた(^_^;)。これだけ苦労して遠征したのに一日の釣果は15匹のみ。型も決して満足出来るものではなく40cmというレベルだ。 道央圏なら満足出来る数かもしれないけど道東に住んでいると15匹という数は不満も不満。贅沢言うなという声が聞こえそうだけど、半分徹夜という苦労をした見返りを考えると、こんな時給じゃ働いてられんという話と一緒なのだ。

釣果だけを求めているわけではないけど、これくらいなら良いかなというレベルは釣らないとストレスが溜まる。僕自身も掲示板やHPの中で釣果にこだわらない釣りの楽しみ何て事を書いているけど、やはり釣れないより釣れた方が良いに決まっている。ただ下限もあれば上限もあるということだよね。 釣れるからといって釣りまくりというのも寂しいでしょ?ある程度の釣果が得られたら、釣り場の雰囲気を眺めて楽しむとか色々あると思うわけ。今じゃ無理だけど夏なら草木を見ているだけでも綺麗だしね。

今年最後のオフライン(2000.11.12)某所~別寒辺牛川

釣りの帰りに釣友と釧路の街で買い物をした。花咲蟹をお土産に持っていきたいとの言葉にたまには僕も食べたいなと思ったからなんだけどね。ただ、花咲蟹のシーズンは少し遅い事と和商市場が日曜日で休業ということもあり市内のスーパーへ寄ってみたけど、あるのは毛蟹と鱈場蟹のみ。結局、確実に花咲が置いてあるのはムーしかないと言うことなので久しぶりに入ってみたら確かに花咲蟹が置いてあった。

ただムー自体が観光客相手の店ということで、とにかく高い。まあ、これは観光地価格ということで多少は我慢できないわけじゃない。ただ、店のオバサンがとにかくしつこい。買うとも何も言っていないのに「うちのは冷凍じゃないから」とか「身がビッチリ入っている」とか「まけてあげるよ」と僕に言わせればススキノの悪名高い客引きと同じレベルでしつこいこと。 僕は聞きもしないのにあれこれ言われるのが大嫌いなので、相手にせずその場を離れる人間なんだけど、店と店の間を歩くだけでうるさくてうるさくて・・。その店は決まって蟹専門店という奴で元々売れない場所と思われるムーの中で蟹目当ての観光客を自分の店に引き込もうと必死になっているんだろうけども過剰な売り込みは逆効果だということを判っていないんだろうか?。気の弱い人間なら言葉巧みに話しに乗せられて試食までしようものなら買う羽目になってしまうような気がする。

まあ僕などは図太い面もあるので試食しようが買う買わないには影響しないけどもね。 ただ少なくとも自分で考えた営業努力?というか売り込みをしているわけだから買う立場の僕が直接あれこれと店に言うことはしないし、どうでもよい。でも一つだけ言えるのは僕は二度と近づくことすらしない。例え商品が良くても安くても、買う気にはなれない。今回の遠征は吹雪に見舞われる最悪のスタートから今日の牛川水系の坊主まで最後まで何か噛み合わないものを感じていたけど最後の最後で僕にとっては最悪の商売方針に見舞われる疲れた遠征だったね。 まあ、数少ない良かったことは夕マズメに釣れた二匹のアメマスといつもながらの楽しい釣友との釣りと酒だろうな。満足出来ない釣りではあったけどオフと考えれば楽しい二日間だった。

納竿だね(2000.11.23)某所

昨日の晩に出発する予定だった釣りだけど会社帰りに飲みに行くことになった。11時くらいには帰宅して朝3時に目覚まし時計の音で目が覚めると異様に具合が悪い。「吐きそうだ」が口癖の釣友がいるけど今日の朝の場合は吐きそうだではなく、ゲロゲロ吐いてしまった。とは言っても胃は空になっているので胃液を吐く始末で目の焦点もうまく定まらない。普通なら今日はやめた!とそのまま寝ているところだろうが馬鹿だから出発するんだよなあ(^_^;)。自宅を出て駐車場へ行くと一昨日に積もった雪の残りがルーフの傾斜を伝わってフロントガラスが完全に覆われていた。

新雪なら、どうってことないのが雪だけど元々が湿った雪で、なおかつ日中に解けたものが冷気で再凍結しているから始末に悪い。スノーブラシは車に積んでいたけど、ブラシなどではびくともしない硬さになっていた。仕方なく柄の手元でガリガリと雪を取り除いていたんだけど普通の人から言わせば夜中の3時に外でゴリゴリされたら煩かっただろうな(^_^;)。冷え切った車を発車して外気温を調べると氷点下11度・・・。こりゃ、凍っているなあと思ったけど釧路方面は帯広よりも暖かいから大丈夫だと自分に言い聞かせて出発した。

ところが車に乗っても喉から手が出そうな程の吐き気がして、付随して眠さとだるさ、おまけに涙が止まらなく白糠手前のパーキングで仮眠をした。一時間のち出発して現地に到着すると当たり前というか何というか水面の9割が結氷していた。風があって水が動いていれば日中は水面が開く可能性もあるけど、このような時に限って殆ど無風・・。1割開いている水面にルアーを投げ入れたけど、全くダメ。早々に退散して帰り道に他の釣り場によったけど、ここも結氷している。水面はかなり開いているけど良い場所は既に釣り人が入っていて後から来た人間にとっては辛い状況だ。

何とか釣り座を確保して竿を振るものの、ここも全くダメ・・。納竿日になると思うから最後に一発と思っていたけど、そんな甘い願望を氷で埋め尽くされてしまったようだ。3月から11月までの八ヶ月間。何回出撃したか既に判らなくなっているけど、最後はちょっと残念だったね。一匹でも釣れれば良かったけど、やはり水面が凍る様になっては厳しいかもしれないね。明日は仕事をして土日はと思わない事もないんだけど、キリがないから潔く今日を納竿日にしようと思っている。 一ヶ月のシーズンオフ?を経て来月からはワカサギ釣りかな。これは完全に数釣りの世界なのでアメマスや渓流釣りといった釣りに比べると趣が異なる。沢山釣れないとやってられんという釣りだからね。間違ってもキャッチ&リリースなどという発想にはならないし持ちかえっても魚が減るという事がないから気が楽な釣りでもあるしね。

網走湖へ(2000.12.23)呼人

今日の朝、網走湖へ向かった。23日がワカサギ釣りの解禁で大爆釣を期待していったのだが釣れないということはないけど大爆釣とは言えないなあ。結果的に7時間で2.5kg。ちょっと微妙な釣果だけど他から比べると圧倒的な釣果に片道3時間の遠征にも疲れは少ない。少しは疲れているけど、今日これから最後の忘年会なんだよね。それは良いけど手の魚の臭いが取れないのが困ったなあ。染みついているという感じでこれを打ったら、もう一度洗ってみようと思っている(^_^;)。 まあ行き先が寿司屋なんで、多少は良いとは思うけどね(笑)

大晦日の網走湖(2000.12.31)呼人

大晦日の今日は朝から網走湖へ向かった。途中、陸別を抜けて気温を見たけど、氷点下8度と先日の寒波が嘘のようだね。網走湖に着くと、やはり気温は高くテントの必要もないくらいだ。呼人にある旅館に車を停め、ボブスレーに道具を乗せ湖上を進んでいくと休日だというのに釣り人の姿は少ない。ま、大晦日から釣りをするというのも正直言うと壊れている人か、それに近いものがあるから当たり前か(^_^;。 で、釣果の方だけどこれが渋いこと渋いこと・・。宿の人や隣の釣り人の情報を仕入れても芳しくないという話ばかり。まあ、釣りを始めたのが11時位と食いが悪い時間ではあるけど、それにしてもねえ。

それでも2時を過ぎたことから、ポツポツと良くなっていき最終的には100近くのワカサギが釣れたけど、本来の網走湖じゃないのは確かだ。釧路の師匠 からの情報によると女満別川が護岸されて産卵群が上らなくなったという話を聞いたし、群が他に行っているのか、それとも根本的に魚影が少ないのか何とも言えないね。 まあ、釣れないといっても他の湖から比べれば釣れるんだろうけど過去の栄光というか昔は良かったという言葉を網走湖でも聞きたくないのは事実だ。今日は既に宿に入り、明日は朝からワカサギ三昧の予定。但し、天気予報では明日は暴風雪だとか。テントが吹っ飛ぶんじゃないのかと心配だけどテント無しでは、とてもじゃないけど釣りどころじゃないだろうなあ。ま、明日は明日の風が吹く・・・なんて馬鹿な事を言っていられるのも今だけかもしれないけどね(笑)