今年は年明けに網走湖でワカサギ釣りを楽しんだのだが、2月後半に道南の大沼でもワカサギを釣る計画があった。ガイドしてくれた釣友によれば、東の聖地は網走湖で道南の聖地は大沼であるそうだ。聖地であるかはともかくとして、それだけ魚影が濃いということなのであろう。タイミングもあるだろうけれど、普通に釣って数百は堅く、4桁を記録することも少なからずあるらしい。
道南とはいえ、2月後半であればまだまだ厳寒期である。しかし、今回の釣行は気温が上がり、明け方は辛うじて氷点下まで下がったものの、陽が昇ると気温はプラスに転じた。プラスまで気温が上がれば、正直なところテントは不要である。しかし、この日は午後から降雨予想であった為、雨よけの意味もあり、大型のテントを設営した。購入してからかなりの期間が経過しており、既に廃番の製品だが、未だに釣り場では結構な数を見かける。所有しているのは、ノースガード7という一番大型のものだけど、流石に1人でアタックする時にこれは大袈裟かもしれない。ひとまわり小さな型が売られていれば(勿論、中古しかないけれど)欲しいと思うけど、このテントの価値は使っている人は承知しているだろうから、市場には殆ど流れないような気がする。
今回の釣行では、朝焼けは見えたものの日中は基本薄曇りの1日であった。それでも、駒ヶ岳を望むことが出来たのは良かったと思う。青空が広がれば、道南の名峰の下で露天で釣りを楽しむなんて事も出来たのだが、こればかりは仕方がない。来年以降に期待するとしましょう。
日本全国のワカサギ釣り場の中で、恐らく網走湖は超一級の釣り場だと思っている。それは魚影が非常に濃く、数も型も揃う釣り場だからだ。味は好みもあるだろうけど、鮮度の良い網走湖産のワカサギは一級品である。しかし、今回の大沼も魚影は濃く、数については網走湖に遜色はない釣り場だと感じた。型については、今年は当歳魚が多い様で小型が中心であったけど、これについては年によって変動が激しいそうだ。
また、ポイントによって違うと思われるが、網走湖の呼人は浅い湾であり、ポイントも比較的岸に近い場所が選ばれる。それ故、テバネで十分な釣り場だけど、大沼の場合は水深のあるポイントが主体の様でリールがあった方がやはり有利だと思えた。釣友は二本の竿を出していたけど、僕はそこまでの器用さはなく、出した竿は1本のみ。
それは自分の釣り方だから釣果が落ちたとしても、全く構わないのだけど、型が小さい為、針はこれまで使った事がない1号と小型のサシという組み合わせには苦労させられた。要するに近いところの焦点が最近怪しくなってきたということ・・・。他の釣りであればともかく、ワカサギ釣りの餌つけは釣果に影響を及ぼす事なので、これ以上、目が悪くなるようであれば厳しい釣りになりそうだ。