2018 初夏の道東周遊

【阿寒湖】

遠征初日のアタックである阿寒湖は、荒天かつ気温が低く、厳しい中での釣りとなった。

この釣りもそれなりに長く楽しんでいるけど、今回のアタックが1番の荒天であったと思う。気温の低下を仲間は多く指摘していたけど、寒いと言っても15度近くの気温はあるわけで、個人的には強風が1番厄介だった。キャストすれば、糸フケが凄く(PE系の宿命だが)、それではと垂直にルアーを落としても、軽めのルアーは着底が判らない。結局、殆どをジグで通した阿寒湖であったけど、釣果の方は極端に悪いわけではない。ただ、群の形成が全盛期よりも甘く、数はともかく、型が伸びない。一時期は60クラスもかなり多かったのだが、ここ近年は50クラスが主流になってしまった感がある。

阿寒湖のアメマス ワカサギの群が薄い様で、痩せた個体が多かったと思う。

【知床の渓流】

翌日訪れた知床の渓は、朝食を食べ、ゆっくりとした出発であり、ピクニック的な釣りと言える。狙いは知床の渓流に住むオショロコマやヤマメなのだが、魚影はそれなりに濃く、初心者でも楽しめる釣りだと思う(ヤマメは微妙であることが多いが)。例年は根室側(半島羅臼側)の渓流を訪れる事が多いけど、今年は斜里側(半島ウトロ側)の渓流を仲間に案内して貰った。

訪れた渓流は過去に下流域に入ったことがある川で、かなり規模は大きい川である。支流の数も多く、一部の支流は禁漁区となっており、ある支流は観光名所にもなっている川と言えば、察しの良い人は何処の川かは判断出来ることと思う。

知床の渓 久しぶりにウトロ川の河川へアタックしたが、やはり雰囲気が明るい。

流域によるのだろうが、オショロコマよりもヤマメの魚影が濃かった感がある

新子ヤマメの数は非常に多いが、粘れば越年も釣れてくる

知床基幹部では有名なサクラの滝

初日の荒天から回復し、道東らしい青空が広がった

【能取湖沖オフショア】

昨年はアタリすらなく、今年はリベンジアタックという釣行なのだが、今年もタイミング的にはこれから本格化するという状況で、僕の竿が絞り込まれる事はなかった。浅いジギングとはいえ、それなりに体力は消費する釣りで、釣行後は腕と腰の痛みを感じるほどだが、二年連続の坊主を喰らっており、来年以降はどうしたものかというところだろう。

積丹などにも積極的に出かけるなど、釣行回数を増やせば、釣れる確率も上がるとは思う。また、実際に釣っていないので、バイトする感触や魚の引きは未経験である。そして、それは魅力的な物だと想像しているけれど、次回があるかどうかは微妙だろうと思っている。結局、バーチカルの釣りは、それほど好きではないという事もあるのかもしれない。また、それは阿寒湖の深場の釣りも同様なのだ。

能取湖沖のオフショア・ジギング ブリは少し先が良さそうだ。

エゾキスゲ エゾカンゾウと共に、初夏のオホーツクを代表する花だ