2011 河口域のアメマス

この春、最初で最後の道東河口域の釣りは、まずは満足出来る結果となった。
ノッカマップ岬灯台と知床半島、そして国後島。
春国岱(しゅんくにたい)のサンセット。
比較的斑点の小さなタイプ。影でわかりにくいが、寸胴な太さがあった。
美幌峠より屈斜路湖と斜里岳を望む。
長節湖。十勝にも同字の湖があるが、根室のそれはCHOBOSHIと読むらしい。

十勝川より東へ向かった遠征は、遡上アメマスを狙った昨年の初秋の事だから半年ぶりとなる。当たれば、数が出る東の釣りもやはりタイミングが全てで、行けば良い釣りが約束されているわけではない。過去の釣果を考えると連休直前のタイミングは、下りアメマスの最終盤であると言っても間違いはないと思う。

それでも、今回の遠征は久しぶりに楽しかった。仲間と釣りを語り、思い出話を語る。そんな遠征であったからね。釣りだけを考えると、必ずしも満足出来る状況ではなかったけど、それも全てタイミングだ。遠征組にとって、それが合うのは余程の幸運が無い限り難しいことだと思う。でも、個人的にはこの春、最後のイベントでそこそこの釣りが出来たと思う。短時間であったけど、数も型もまずまずだったし、道東の景色も十二分に楽しめた。

その意味では、誤算もあったけど、まずまずは満足した遠征となった。今回、色々な場所の写真が混在しているのは、それだけ走り回ったという事だ。道東も東西南北様々な顔を見せるけど、僕はどこも好きだ。ただ、今回は久しぶりに東の荒涼とした風景を満喫出来た。日本ではないような風景を楽しむのは、この地と道北しかない。

何処も厳しい土地だけど、それだけにそれが心に染みるような気がする。さて、今回の遠征を終え、次回は春の阿寒湖。この文を書いている今日が解禁前日だ。明日はそれなりの釣り人が阿寒を訪れるのだろうね。ただ、明日の天候は今ひとつのようだ。寒さに負けず、阿寒湖の開幕を飾って欲しいものです。