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靄がかかると、春でも冬の佇まい
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渡島半島の日本海側では、カタクリが最盛期
広葉樹の多い道南地方は、この時期、林間にはカタクリやエゾエンゴサクなどのスプリング・エフェメラルが咲き乱れている。木々の葉が伸びる前に開花し、夏前に地上部は枯れ、次の春まで地下で過ごす種類の植物をスプリング・エフェメラルというらしい。
そんな蘊蓄はともかく、今時期の林間は明るく、春らしい季節である。そんな明るい林間に咲く花は、どれも可愛く美しい。
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エゾエンゴサクも混じって咲いていた
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道南の広葉樹林は、カタクリの群落で色づいている
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数匹、こうした感じのイワナが釣れた
まだ、左手は完治しているわけではないのだが、リールを巻くレベルであれば問題はない。心配なのは、渓で転んで治りかけの指を痛める事である。そんな心配をするのであれば、自宅で静養していればと思うけど、この季節はやはりフィールドに出かけて春を満喫したいと思う。
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山の斜面も湿り気があるのだろう。カエルが時折飛び跳ねている
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アズマイチゲ キクザキイチゲの群落
この時期にエンレイソウが咲いているとは思っていなかったが、オオバナノエンレイソウなどは見かける事はなかった。ニセコ辺りだと雪が解けると、林間には白い花を咲かせているのだが、植生が少し異なるのかもしれない。替わりにアズマイチゲが目を楽しませてくれた。
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既にエンレイソウが咲いていた
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新緑もあと少しであろう
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ギョウジャニンニクは少し遅かったが、斜面全体が畑である
ギョウジャニンニクはキノコと同じで、訪れるタイミングが難しい。標高や日当たりによって生育具合は違うと思うけど、それだけ色々な場所を知っているわけではない。それでもちょっとした斜面を探すと、まだ食べ頃のギョウジャニンニクを見つける事はたやすい。
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上々のギョウジャニンニク
今回、ギョウジャニンニクを採取した場所は昨年の連休頃、イワナ狙いで入った流域に群生しているのを見つけ、釣友と1年後に狙おうと予定していた場所だ。残念ながら少し訪れるタイミングが遅かったのだが、その群落は見事である。川を遡行していくと、かすかにニンニク臭がするのを感じるほど、斜面はギョウジャニンニク畑となっている。
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霞んでいる為、狩場山山系が海に浮かんでいるようにみえる
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道央圏へ戻ると、山はまだ冬であった