2012 十勝川を後にして

明け方は霜が降り、太陽は平野を赤く染める。

まだ河畔林の緑も豊富であり、アメマスが下り出すのも少し先になりそうだ。

ここ数年、十勝川の開幕は10月末と決めているけど、昨年そして今回の釣果は、来年からの予定を考えさせられてしまうものであった。アメマスの姿は皆無ではないけれど、産卵を終えて下ってくる筈の個体群が極めて少ないのだ。いつもの釣り場より上流に釣り場を求めれば、結果は違ってくるのかもしれないけど、そんな事もせず、早々に十勝川を後にしてしまった。結果的に十勝川では、数回のバイトは確認出来たけど乗るという事がないのはスプーンを咥えきれていないという事であろう。小型のアメマスかウグイと思うのが正解のようだ。

茶路川にて。既に道東は秋色に染まっていた。

人の居ない場所へ入ってみたが、魚影も少ない区間であった。

十勝川を後に、茶路川へ立ち寄ってみた。この時期にこの川を訪れる事は殆ど無くなったのだが、今回は保険のつもりで考えていた。但し、土日のこの川はとにかく釣り人の数が凄い。市街地を抜けた辺りから、二股付近までは入渓しやすい場所は全て車がデポされていた。それだけ人気がある全国区の河川なのだが、個人的には出来る事ならば遠慮したいと思う。大型がそろい、数も狙えるという事が人気が高いのは理解しているけどもね。あまりの過熱ぶりに、ただただ驚くやら呆れるやらの心境だ。

帯広市南にある岩内仙境。既に紅葉のピークは過ぎていた感がある。