2008年6月28日(土)~30日(月)。富山空港~金沢~和倉温泉(泊)~白川郷~飛騨古川(泊)~飛騨高山~富山空港というルートを走り抜けてきました。梅雨時期という事もあり、中日である29日は終日雨模様の天気でしたが、白川郷から飛騨古川までの間は旅を楽しめる程度の小雨となり、予定していた場所も十分見物出来た旅になった気がします。宿や場所など判る範囲で文章内にリンクを張っていますので、興味のある方は飛んでみてくださいませ。リンクは宿や店でサイトがある場合はそちらを。地域は観光協会を基本にリンクしています。
金沢・兼六園にて。何の木なのか、僕には判らない。実の形はビワに似ているけど、調べてみても、ビワとは葉の形と大きさが違う気がする。いずれにしても、北海道には無い木だ(と思う)。
金沢・兼六園 徽軫灯籠(ことじとうろう)。代表的な撮影ポイントで記念写真屋さんが待機しておりました。脚立を改造した巨大三脚が鎮座していたのだけど、その雲台がクイックセットのハスキーをエレベーターポールごと固定しておりました。力業ですわ。
金沢・兼六園 この庭園の魅力の一つに、庭園全体が苔で覆われている事もあると思う。庭園全体が緑に覆われているのだ。かなり陽が当たっている場所もあるのだけれど、これはちょっと不思議な感じがした。
松倉温泉・多田屋の夕食に出たズワイガニ。北陸産だと越前ガニという事になるのだろう。最近は、名称使用が厳しくなっているので品書きにも正確にズワイガニと書かれていた。ズワイガニは何度も食べたことはあるけど、この日食べたズワイガニはこれまで食べた同種のカニでは一番美味しかった。産地は不明だけど、このレベルの味であれば、個人的には何処産でもOKだ。
世界遺産・白川郷 合掌造りの建物が並ぶ景色は、やはり壮観だ。北陸方面からは、白川郷まで高速道が延びていて今回はアクセスは楽だったが、名古屋方面からは訪れた時は未開通。一週間後に高速道が全面開通する予定。
白川郷から飛騨方面へ抜ける国道360号線。旅の前にルートを色々調べていたのだが、国道の名前を冠しているものの、実態は舗装された林道だ。当然ながら冬期間は全面通行止。山道を走ったことのない人には、全くお勧め出来ない。距離的には、このルートが最短だ。但し、通行止めとなっている場合も多いようだ。コーナー毎に対向車が来ているかを確認しないと、谷に車を落とすという事になりそうだ。実際、飛騨の町で「年に一台くらいは落ちてますよ」との話は大げさではない様な気がする。大型車は通行禁止ではなく、通行不可と書いてあった。
飛騨古川の旅館、八ツ三館の部屋にて(部屋は池月)。日曜日という事もあり、露天風呂付の部屋が格安で提供されていたので、それをチョイス。和洋室であり、不思議な空間でもある。この宿、創業160年を超えるらしく、箱根の富士屋ホテルや日光の金谷ホテルの様に和洋折衷的な色合いが強いと思う。
八ツ三館の部屋付き露天風呂。露天風呂と言っても、ガラスの屋根は付いている。これを露天と呼ぶかどうかは、判断に迷うけど、青天井の露天風呂の場合、降雨時はちょっと利用しにくいから、これはこれで正解ではないのかなとは思う。風呂は濡れて当然という人も居そうだけど、強い雨の中で風呂など入っていられんというのが正直なところだ。
でも、例えそうだとしても料亭旅館を名乗っているわけで、目を楽しめるという意味で悪い事だとは決して思わない。山の宿では、渓流魚が出される事が多いけれど、川魚というのは焼き方が難しく、焼き方一つで旨い不味いがハッキリしてしまう食材だと思っている。この日食べたアマゴは、美味しかった。流石に土地柄なのか焼き方を心得ている気がする。
八ツ三館の朝食。写真には写っていないけど、朴葉味噌が美味しかった。飛騨地方では、何処の土産物屋でもそれを売っているけれど、あれって焼かないと駄目なんだよね。自宅がガス調理なら問題はないのだけど、電化されていると焼くにもちょっと苦労すると思い、購入を見送った。でも、釜で炊いた御飯と朴葉味噌の相性は抜群だったなあ。
僕にはこれは不要だけど、伝統的な和蝋燭など普段は殆ど目にしないから、興味が沸く品ではある。その昔、蝋燭というのは大変貴重な品物だったらしい。現在は量産されているから、極端な話コンビニでも安く買えるけどね。でも、和蝋燭はやはり高い。でも、高い分何というか味わい深い気がするのだけど。
飛騨古川の白壁土蔵と瀬戸川。川の名前がつけられているけど、実際は写真の通り用水路。但し、歴史は古く、安土桃山時代に構築されたとの頃だ。
飛騨古川でみかけた郵便ポスト。今ではかなり数が少なくなっているね。僕も久しぶりに見かけました。アンティークではなく、現役で使われているのも、また良しです。
飛騨高山の櫻山八幡宮。ここで行われる祭りは、重要無形民俗文化財に指定されているとの事だ。境内脇に祭りで使われる屋台を展示している高山際屋台会館があり、祭り時期ではなくとも一部を見学出来る。そういえば、神社なので厄払いの看板が出ていたなあ。この神社を訪れた日が僕の誕生日。その看板を見ると、僕は後厄だそうだ。もっとも、前厄や本厄の時もお祓いなど、意義を感じなかったから、単に自分の歳を感じただけの話なのだが・・・。
高山際屋台会館に展示している大御輿。重量が2トンほどあり、現在では使われていないということだ。この御輿を担ぐには40名と控え40名の合計80名が必要らしく、今現在では背の高さが同じ人間をそれだけ集める事が困難というのが理由。
飛騨高山・櫻山八幡宮近くの古い町並み。古川もそうだったけど、ここまで歴史のある町は北海道には当然ながら無く、町を歩くだけで新鮮な気持ちになる。郡上八幡を訪れた時も同じ事を感じた。もっとも、同じ岐阜県で地域も近いので当然と言えば当然かもしれない。
飛騨高山で食べた天然鮎の塩焼き。水槽で泳いでいたから、場合によっては身が痩せている可能性あり(笑)。でも、食べてみると旨かったね。値段は、観光地という事を考えると安い部類では無かろうか。1200円也。
今回の旅で一番気に入った食べ物。八ツ三館で出された「白カビソーセージとインゲンの胡麻和え」で味を知った。食材の出所を聞き、隣町へ買い付けに走った。その出所は飛騨高山のキュルノンチュエというお店だ。帰宅して調べてみると、この白カビソーセージは、かなり有名かつ絶賛されている物だと知った。人の評価はどうでも良いのだけど、この味には参りました。口に含むと、熟成された複雑な旨味が口に広がる。分類的にはドライ・ソーセージだけど、これまでこんなに旨いソーセージを食べたことはない。