2008 道東の大河 5

深夜の十勝川 奥の明かりは豊頃町の物だが、肉眼より何倍も明かりは強調されている。長時間露光故の写真。

賛否はあろうスプーンのダブルフック(ちらし針)

産卵後の雌。下りながら、コンディションは上々で久しぶりに寄せで手強いと感じた。

越冬遡上と思われるアメマス 中型が殆どだが、スピード感溢れるファイトはなかなかのものだ。

広大な十勝川の何処に魚群がいるのだろうか。

 

通い続けて、5週目となる十勝川。極東遠征の帰りも含めると、今年の晩秋から冬まで6回も竿を出した事になる。訪れるたびに、魚の釣れたポイントも異なるけれど、アメマスも移動を繰り返している為、如何に魚群を探せるかで結果が決まってしまう。今週良かったから来週も釣れる保証な何もない。但し、魚の溜まりやすいポイントというのは、何処の川でもあるものでそうした場所でアプローチしやすい場所が有名ポイントとなるのだろう。

渓流と違い、河川規模の大きな十勝川はそうした場所に複数の釣り人が訪れても受け入れてくれるキャパシティもある。この為、この川を初めて訪れるのであれば、釣り人が多いポイントを選ぶのも悪い判断ではない。

十勝川を釣り歩いていると、明らかに浅そうだと判断出来る場所は砂州や岸が広い砂浜の様になっている場所だけど、実際は一見変哲もないような直線でも流心は右岸左岸のどちらかへ寄っており、太い川の中にそれより小さい川が蛇行していると思った方が良い。だから、暫く岸からどん深が続いたかと思うと、沖合まで遠浅の場所に変わる事もある。

大水が出たりすると、この川の中の川筋も全く変わってしまう事があるから、結局は通って川を知るしか方法はないだろう。十勝川の場合、ポイントはある 程度の深みがある場所に集中する。浅い場所でも全く駄目と断言は出来ないけれど、そうした場所で大釣りをした経験は僕にはない。