恒例の道南キノコ行脚の時期なのだが、最初に海が写っているのは中山峠を避けた為である。冬道が苦手というわけではないけれど、安全を考えると比較的標高の低い稲穂峠を経由して向かった方が間違いはない。現在は余市まで高速が延びており、距離的には僅かなアドバンテージだけど、将来的な倶知安へ高速が通じれば道南へのアプローチは小樽経由が主流になりそうだ。
厳しそうなタイミングではあったけれども、瀬に群れが入っていたようで、複数回のバイトに恵まれた。大型(と言っても、50cmくらいだろうけれど)の追いもあり、口も使ってくれたけどあえなく数秒でフックアウト。腕だろうけれど、瀬の釣りはなかなか難しいものだ。アメマスについては来月からが本格化すると思うけど、羆の形跡もかなりあるので判断が難しい。エノキタケの好場所でもあるので一度くらいは時間を作って訪れてみたい。
この滝のある渓は魚影はお世辞にも濃いとはいえないものの、河川敷の倒木が多く、キノコの好場所である。但し、羆の雰囲気も濃厚であり、昨今の出没を考えると単独でアタックする気にはなれない。今回は総勢4名でアタックしたのだが、ロッドを持ったメンバーは二人。その二人に当方は入らず、キノコをひたすら物色していた。
暑い夏の年はナラタケが良いという事を言われているけど、結局はタイミング次第である。今年に関してはタイミングが良かったようで、久しぶりに背中に重さを感じる収穫となった。若い菌も多く、遅い発生である為、丈夫なナラタケが多かった(早生などは袋の生でボロボロになる事が多いキノコなのだ)。