10月中旬から初冬までの間、越冬を行う為に河川にとどまるアメマスを狙うシーズンなのだが、今年はかなりの流域を歩いてみたにも関わらず、アメマスの姿は皆無であった。タイミングが難しい釣りの一つなのだが、降雨などの増水もトリガーになるかもしれない。
東北を旅した時、朝市などで売られていたキノコの一つがブナハリタケだ。他にはナラタケとマイタケなのだが、個人的には独特の癖が苦手で採取することはない。それでも渓流を歩いていると、真っ白で群生していることが多いので目立つキノコである。漢字で「橅針茸」と書くように裏面がヒダではなく、針状になっているのが特徴だ。
栽培物は幼菌の状態で出荷されていることが殆どだけど、天然のナメコは多少は傘が開いた方が美味しいと思う。また、食べ応えもあるので群生していると嬉しいキノコだ。
ナメコと共にスーパーなどで栽培物が売られている種であるけど、天然ものは決して数が多いとはいえない。かなり大型になるキノコのようで、写真のブナシメジは厚みもあり、バター炒めなどで食べると美味しいそうだ。
上下の写真は、少し角度を変えて撮影した同じナラタケの群生である。今回の遠征で一番状態の良かったナラタケで、開いたばかりで裏面は真っ白の最上のものだ。
ナラタケというのは現在では細分されていて、僕自身は細分された同定はできない。もっとも、細分された特徴を覚えたところで、個体差や地域差などもあるだろうから、ナラタケであれば良いのかなと思っている。