2022 エノキタケとアメマス

早くに遡上した雄だろうか

数十年前は規模の小さな川であっても、サケマス増殖河川として鮭稚魚の放流が行われていた河川の存在があり、その名残なのか今でも多くの河川に鮭や鱒が遡上する。道南についてはあまり高低差がなく、砂防ダムなどの障害物が少ない河川では少なからず鮭の姿を目にすることが多い。

既に紅葉のピークは過ぎ、モノトーンの世界に移ろうとしている

道南とはいえ11月に入ると標高の低い場所でも紅葉は終盤であり、風が吹けば川の流れに落ち葉が流れてくる。こうしたタイミングで小砂利底の緩い瀬に鮭の姿を見かけるようになる。その後方にこぼれた卵を捕食しようとアメマスが溜まってくるのだ。

産卵に参加していない小型のアメマス

エノキタケ 栽培物と天然物の姿は一番違う種かもしれない

気温が一桁前半まで下がるようになると、本格的なエノキタケのシーズンを迎える。地域や標高などによりタイミングは違うと思うけど、11月に入ると本格化するのは間違いない。このエノキタケはユキノシタという別名を持ち、文字通り雪が積もる環境下でも発生する。

アメマス

10日ほど前に同じ流域を訪れており、明らかに鮭の遡上を目にするようになっていると同時に、アメマスの反応も今回は非常に良かったと感じている。但し、大型のそれは例年同様に非常に厳しいものがあった。もっとも、水量や濁り、釣り人の有無などに左右されるので、良い釣りがしたければ通うしかないのだろう。

タイミング次第だろうが、バイトするのは中小型のアメマスのみ 大型の姿もあったが、極めてシビアであった

エノキタケはようやくシーズンインという感じだろうか 来週くらいが最盛期だと思う

エノキタケの成菌 場合によっては直径10cm程度までは成長する個体もあるが、これは5cmくらいの平均的なもの

大水が出ると、こうした生木が根ごと流れてくる