2010 秋近し道南にて

久しぶりの山岳渓流だ。このような函は、訪れるのも久しぶりだ。
遡行するに従って、落差のある流れとなった。
今年の秋は遅い。イワナもまだまだコンディションは良好であった。
ススキの穂もようやくと言った感がある今年の秋。
こんな青空は、雪が降る頃殆ど見ることが出来なくなる。
羊蹄山麓も、まだまだ緑のままである。

タイトルは秋近しであるけれど、気温の高さや山々の木々の緑を見る限り、まだ晩夏ではないのかと錯覚を覚えてしまう。昨年の同時期、道南の沢沿いでキノコを採った記憶があるけれど、今年は殆どその姿を見かけない。半月ほどシーズンが遅れていると言った感じである。

キノコがメインの遠征だったけど、結局はBOB氏の案内で道南の某日本海側河川へ向かった。20年以上も前、ヤマメ狙いで入渓したことのある川だけど、今回の狙いは最上流域のイワナだ。また、道南でもヒグマの密度が高い場所でもある。

入渓して暫くは、落差もさほどではなく遡行は容易だ。釣り上るにつれ徐々に落差が増し、最後の二股を超えた辺りから一気に険しくなるという感じだ。僕はイワナしか釣れなかったけど、Shinya氏は、ヤマメとアメマスを上げていたから増水後のタイミング次第では、面白い釣りが出来そうだ。

前日の渓流もそうだったけど、今回の渓もキノコは殆ど見つけることが出来なかった。BOB氏は、食用のキノコを採取していたようだけど、絶対確実なのはラクヨウくらいしか見分けが付かない僕には、例えキノコを見つけても、恐ろしくて採取など出来はしないが。