2016 道東の湖水にて

雄阿寒岳 阿寒の地ではシンボル的な存在である

雄阿寒岳 阿寒の地ではシンボル的な存在である

春の阿寒湖は、5月の二週目に訪れることが多い。連休の混雑を避ける為と、僅かでも気温・水温が上がった方が活性が高いと考えているからだ。実際には解禁直後でも良い釣りが出来る事もあるし、単に釣行時期は習慣みたいな形になっているだけなのかもしれない。それでも、連休が終わった平日の阿寒湖は観光客も釣り客も少なく、広い湖面をのびのび釣ることが出来る。

朝は風もなく、気温だけは低めであった

朝は風もなく、気温だけは低めであった

阿寒湖のアメマス

阿寒湖のアメマス

阿寒湖 大島はベタ凪で鏡の様な水面である

阿寒湖 大島はベタ凪で鏡の様な水面である

朝一番では、ここ数日釣り人が訪れていないという大島へ向かった。釣れているという情報がない場所に入るのは、ある意味博打に近い。しかし、湖の場合は、昨日の結果などあてにならない場合も多いし、僕もその手の情報で釣り場を決めるのは好まない。しかし、今回の阿寒湖は大島に限らず、何処のポイントも結果は思わしくなかったようだ。唯一、ヤイタイ島は釣れていると話を聞いたけれども、具体的な釣果はわかない。

何れにしても、湖の場合はポイントを変えてみるか、群が来るのを待つという選択肢に悩まされる事になる。川の場合は同じ場所で粘っても、特にルアーの場合は良い結果となる事は少ないけど、湖の場合はキャストレンジに魚が居なくても、群が入る可能性もあるから厄介である。

中型ばかりだが、夕方近くになり、ようやく群が来たようだ

中型ばかりだが、夕方近くになり、ようやく群が来たようだ

ヤイタイ島 昼前から風が吹き、湖水は大荒れとなった

ヤイタイ島 昼前から風が吹き、湖水は大荒れとなった

結局、この日は釣りになったのが午後3時過ぎの遅い時間のこと。昼前から湖水は波立ち、ウェーディングも苦痛を感じるほどで、風はアゲインスト。釣り人にとっては試練のような状況だけど、止水の場合はべた凪よりも荒れた方が良い釣りが出来る場合も多い。遅い時間も大きな群は入らなかったけど、最後の最後で楽しめた阿寒湖であった。

ヤイタイ崎にて 残酷に見えるが、自然界では極当たり前のことだ

ヤイタイ崎にて 残酷に見えるが、自然界では極当たり前のことだ