Diary 釣行記録抜粋版 2005年

Diary 釣行記録抜粋版 2005年

網走湖(2005.2.12) 女満別湖畔

三連休の利用して網走湖でワカサギ釣りを楽しんだ。釣果は解禁日のような反則的な数は出なかったけど、それなりに楽しめた釣りとなった。但し、トゲ魚が猛烈にアタックしてくるのは閉口もので下手するとダブル・トリプルで針がかりしてくるのは参った。トゲ魚の名の通り、体にトゲがあり針を外す際に指に突き刺さる。命あるものだから、たとえ外道でも丁寧にリリースとは思っているけど、これだけ自分の指を痛めつけると全部殺してやろうかという気持ちは正直芽生えてしまうな。このトゲ魚も本州方面では、かなり枯渇しているようで殺すなど書き込むとお叱りを受けそうだけどな(^^;

開幕戦(2005.4.14) 道東河口域

事実上の開幕戦となった道東遠征だが釣果は芳しくなく僅か三匹のみの初日となった。水面は開いているのだが水面に浮いている氷も少なからずある。風向きで対岸が氷に覆われたり、手前岸が覆われたりという状況で好ポイントが開くかどうかは運次第だ。昨年暮れにアメマスの遡上は確認している釣り場なのだが、あまりに渋いと既に海に下ってしまったのではと勘ぐりたくなる。もっとも、水面が開いた直後は水温も低く活性が低いという事も関係しているのかもしれない。何れにしても明日から土曜日の朝までは探りを入れてみる予定だ。何らかの影響で活性が上がればそれなりに楽しめると思う。そう思わないと道東の釣りなどやっていられないと思う。

二日目も不調(2005.4.15) 道東河口域

今日の朝からアタック予定だった釣り場は何と朝の冷え込みで全面結氷していた。これは釣りにならんと車に戻るといつの間にか寝てしまった。目が覚めたのは10時近くの事。起きあがると水面に人影が見えるが釣れている様子はない。竿を振りながら人影に近づくと、何とH氏であった。挨拶もそこそこに即釣りの話になるのは釣り好きの人間同士特有の習性かもしれないが「君は釣りの事しか頭にないのかね?」と第三者から見ると特異な人間に見られるかもしれない。

暫く並んで竿を振るもののアタリすらなく、氏の提案で他の河口域を狙う事にする。国道沿いでトラックが往来するような場所なのだが魚は居た。型は小さいものの、飽きない程度にアタリがある。数的には30くらいだろう。型は大きいもので35cm。アベレージ30というレベルで本命場所でこけた時の遊び場という感じか。それでも、湿原特有の中で誘いやトレースラインが決まった時にゴン!と来るのは楽しいの一言につきる。遅い昼食を挟んで、再度本命場所へ向かうと丹頂のつがいが駐車場所近くに居た。道路近くに降り立つくらいだから人慣れしているのだろう。

それでも一定の間隔は保っている様でその線を越えると盛んに鳴き声をあげ威嚇してくる。特に鳥好きではないのだが、湿原の様なモノトーンの世界では丹頂は綺麗だと感じるな。さて、釣りの方は相変わらず渋い。一投毎にフッキングしてくるのは塵ばかりだ。塵と言っても枯れ草などだが釣れない時の塵はかなり厄介ではある。スプーンにしろミノーにしろ僅かな塵が引っかかっただけで泳ぎを大きく変えてしまうからね。変えるどころか泳がなくなるという書き方が正解かもしれん。日が対岸に沈み昨日ライズのあった場所で待ちかまえていると僅かに残っている氷の際で数個のライズを見かけた。

予想外の場所だったのだが、そこにキャストしても反応はない。昔、この釣り場で抜群に聞いたシャローミノーに変えてみるとこれまた予想外の連続ヒット。但し、型は相変わらず小さい。それでも型を見られたという事は安心感が芽生えるね。これで坊主を食らったら明日の釣りも「どうせ釣れないだろう」という投げやりな釣りになりそうだから釣れて良かったよ。明日は明け方もプラスとなるようだ。今朝の様な結氷もないと思う。渋い三日目となりそうな気もするが、明日の朝もう一度アタックしてみる予定だ。それで駄目だったら釧路で美味しい物を食べてやけ酒かもしれん。

最終釣行日不発(2005.4.16) 道東河口域

朝マズメ狙いで三時半に宿を出発した。釣り場に着くと予想外に数台の車が駐車してあり水面には人影が見える。広い釣り場なので先に入られようがあまり関係ないのだが気は焦ってしまう。結果的に昼食と少しの浮気をした他は日が暮れるまで竿を振り続けていたのだが三日目の今日も「やや改善されたか」というレベルで不調であることには変わりなかった。僕は例によってチビばかりを7匹のみ。今日の朝に合流したm氏は散発ながらも僕を軽く上回る釣果。と言っても爆発したというにはほど遠く釣り方の差と集中力の差だと思う。

数日後に他の仲間もアタックする釣り場なのだが、この数日の間に状況がどうなるか興味深いところだ。昨日もどこかで書いた様な気がするのだが絶好調になるか絶不調のどちらかであろう。釣友の為には上向いて欲しいと思うのだが「俺が釣れないのに爆は許せんという気持ちも僅かあるのは事実だな^^;。(本気にしないように!)今日はこれから反省会という名目の飲み会だ。もっとも反省会などとは名ばかりで全く反省などしないと思うけどね。

生まれてからこれまで何度も反省会なんて会に出てきたけど、一度も反省などしたことがないもの。ましてや釣りの反省などしても仕方ない。きちんと反省というか理詰めでこう釣れば良かったのか?と思う人は上手になるのだろうけど、僕のスタンスは自分の釣り方で釣れる時があればそれでいい。頑固な自分の釣りのこだわりなのかもしれない。さて、次の遠征はGW直前か。ここの書き込みもその直後になると思うので半月後だと思う。それまで更新はないと思うので、無駄なアクセスはしないように。

十勝川の釣り(2005.4.29) 十勝川

28、29日と十勝川河口にてアメマス釣りをした。事前の情報で河口の湾よりも少し上流が良いと聞いていたので二日共に同じ場所で竿を出したのだがルアーの場合は満潮を挟んだ前後がベストという感じだったな。十勝川の様な広い川幅を持つ釣り場の場合、どちらかと言えば干潮となった時の方が好漁することが多いのだけど、今年の春はポイントが変わってしまったのが原因なのか干潮時は今ひとつの様な気がする。初日も二日目も釣果はすべてミノーだ。水位が高い時は5cmのディープダイバーも使ったりしたけど、反応がよかったのは7~9cmくらいのフローティングだね。

スプーンも時々使ってみたりしたけど、釣れる気がせんよ。というかミノーで釣れている時はスプーンを真剣に使っていないということもあるのかもしれん。実際にスプーンで釣っている人もいるのだから、どちらが良いかなんて話は人それぞれだとは思う。わざわざ書く必要も無いとは思うけど、断りをいれておかないと世の中おかしな人間が溢れているんでね(笑)。釣果の方は初日が6時から午後2時くらいまでやって14本。今日は7時くらいから10時まで釣って4本と言ったところだ。やはり初日は平日ということもあり、のんびり釣れたし、群れの位置もちょうど良かったんだとは思う。

二日目の今日はねえ・・昨日の酒と睡眠不足で大幅な寝坊が痛かったね。まあ、それでも比較的まとまった時間に4本でたから僕的には十分OKだ。この十勝川河口域はGW中くらいは楽しめると思うけど、ちょっと気になっているのが濁りが強いということだ。例年、この時期の濁りは利別川の物が殆どなんだけど、今回の濁りは利別だけのものではないね。帰りがけにみた札内川も濁っていたし十勝本流もかなりの濁りが入っている。

澄んでいるのは音更や然別と言った北側から流入する河川のみ。芽室近くの美生川も濁っていたからGW中に河口が澄んでくるとは思えない。地元に住んでいるならともかく、連休中にどこか遠征と考えているのであれば濁りのリスクは頭に置いておいて欲しい。5月になれば阿寒湖も解禁となるので同じ距離を走るなら阿寒というのも有りかもしれないよ。もっとも、氷が浮いている状態での釣りとなるので3月の道東小河川の河口開幕くらいの寒さは覚悟しておいた方がいい。

ショアのサクラマス(2005.5.4) 熊石海岸

3日、4日と二日に渡って陸っぱりからサクラマス狙いの道南遠征をした。交通事故で川で針にかかると後ろめたい気持ちになるサクラマスだがショアからの釣りは河口規制さえ守れば全く問題はない。S氏の案内でほぼ一日半に渡りルアーロッドを振り続けた結果、二本の釣果を得た。カラフトマス以外は海で竿を振る事はない自分にしては上出来の結果だ。その代償が右腕の筋肉痛だろうか。淡水域ではそうそう使う事のない20g近い大型のミノーをキャストし続けるのは、想像以上に腕に負荷がかかる。今回の釣りを終えて感じた事はサクラマス釣りは粘りが何よりも大切な事だと思う。

勿論、運が良ければ釣り初めて数投でヒットすることもあるだろう。しかし、カラフトマスと違って釣れる時間帯が明確に決まっていないという事と群の規模が全く違うのがサクラマスではなかろうか。岸寄りするであろうと思われる場所で数時間アタリがなくても、黙々とキャストとリトリーブを繰り返している忍耐力が釣果の近道なのは間違いないと思う。もっとも、これは何を耐えるかの違いはあるけど釣りの要素の一つではあるかもしれないよね。ちょっとだけ竿を振ってみて釣れないと、この場所は釣れないと見切ったらそれでお終いだものな。あと、釣る前にS氏から釣り方についてのレクチャーを受けていたのだけど、ルアーで狙っている人々の超ファーストリトリーブにはビックリしてしまったね。

個人的な感想を言えば、ちょっとやりすぎじゃないのと思ってしまうのだけど、どんなものだろうね。ショアに限らず、ダムや山上湖の陸封サクラマスもファーストリトリーブが効果的と聞いた事はあるのだけど、今回みたのはファーストというよりも狂っているとしか思えない速さだったもんなあ。グリグリメソッドも凄いリトリーブだけど、あれはストップを入れているから理屈は判るんだけどね。まあ、何が正解かは判らないし、一度しか釣っていない僕が意見するのは筋違いだと承知はしているけど、個人的にはあれは真似出来んわ。右腕どころか左腕も筋肉痛などゴメンだよ(笑)。

あと、周りの人よりも遅い速度でリトリーブしているからなにかもしれないけど、アタリがあっても乗らないって事が結構あった。これは恐らく、ルアーを追い食いしているからなのかもしれない。通常、ミノーというのはベリー(腹)のフックにフッキングするのが普通だ。捕食する時に横ぐわえするからなのだが、ショアのサクラマスはそうではなくルアーの真後ろから持ち前の速い泳ぎで追いかけ食らいついているみたいだね。となると、あの狂った様な超ファーストリトリーブもアワセを考慮にいれているからなのだろうか?。ちょっとした疑問だな。今回は釣れたら魚を殺して食べると最初から決めていたので、ミノーも市販のままのトリプルフックのまま使用していたんだけど、追い食いしかしないと仮定するとテールのフックはトリプルではなく大きなシングルを二本ほど付ける俗にいうチラシ針などの方が乗りやすいのかもしれないね。あと、ベリーのフックはルアーケースの中で絡まるし、塵が引っかかったりするので取り除いても良いのかもしれんな。その仮定を実証するには数を釣らないと駄目なんだけど、残念な事に簡単に釣れないんだよねえ(笑)

阿寒湖の釣り(2005.5.15) 阿寒湖

帯広時代に何度か竿を出したことのある阿寒湖だけど、これまでマトモに釣ったことがない。何匹か魚が釣れた事もあるのだがイメージ的に自分にとっては釣れない場所のひとつであった。比較的ポイントはわかり易い川と違って、湖のそれは季節や風向き、水位その他の影響で刻々と変化する。今回は阿寒湖のエキスパートと言える某氏に案内して頂くという幸運に恵まれ、釣果の方も同行した全員が二桁いくなど上々の結果となった。最初、渡船にて島へ渡った。朝方は早々に仲間が良型アメマスを釣り上げた。僕も小さいながらも初物を釣り上げ、二匹目はマアマアの中型サイズ。最後のおまけは熊石を未だに引きずっているのか丸々太ったサクラマスまでヒットしたのだが、食べようかリリースしようか迷っている間に魚が暴れてラインブレイク・・・。

迷う前に陸に上げてしまえば良かったのだが、足元で泳がしていたのがミスだな。まあ、魚が逃げた事は構わないのだが口に咥えたミノーは置いていって欲しかったよ、本当に。その後、アタリが遠のき、場所移動。移動後の場所は一投目から反応があり、魚が居ることは確認できたのだが、風向きはアゲインスト。しかも、風の波が押し寄せてくる中の釣りはかなり辛い状況であった。海岸の釣りのように100%ミノーは無理というわけではないけれど、距離が全くでないのでは辛いな。スプーン主体で釣っていたのだけど、何を思ったのか14Gのジグを目一杯遠投したところ、着水同時に魚の気配。それからジグで7本ほど断続的に釣り上げたのが僕のハイライトだったかもしれない。釣果の方は型は小さいものは35cm、大きいものは57cmだった。50UPはそれを含め2本。数は13本。爆といえる釣りではないけれど、午後の短時間に数を稼いだ今回の阿寒湖は文句なしに充実していたよ。初めて阿寒湖の実力を見たという気がするな、今回の釣行は。

再び阿寒へ(2005.5.21) 阿寒湖

先週に引き続き、今日も阿寒湖で竿を振った。二週連続の遠征など全く考えていなかったけど、週末の気温が上がりそうだという週間予報をみて、もう一度アタックしてみるかと思った次第。ただ、今日の阿寒湖。確かに気温は上がっていて天気も良いのだけど、朝はほぼベタ凪状態である。止水域や河口での凪は釣るという行動は楽だけれども、魚の口を使わせるのが非常に厄介な事が多い。早い話が釣れない条件の一つだと思った方がいい。案の定、朝一から渡船にてポイントを歩くものの、アタリは極めて希である。希であるが故に一匹は貴重なのだが、ロボットではないので確率で魚が釣れるわけじゃない。微妙な書き方だけど、釣れない時というのはアタリがあっても合わないものなのだ。ただ、今日の阿寒湖。

早朝は穏やかな晴れ間が広がっていたけど、9時くらいから夕方にかけて晴れと雨が交互にという感じの天気で曇ってくると風も強く、水面も波立っている。いっときなど、ゴロゴロと甘える猫とは違う音が空から聞こえてくるしな。でも、こういう条件の方が魚は出るんだよな。アゲインストの風に向かってメタル系のルアーを中心に何とか7本を釣り上げた。この時点で残り3時間だから釣果など貧弱そのものである。でも、今日のコンディションでは上々の部類かもしれないけどな。で、夕方までの最後に大凡アメマスなどは居着かないであろうと思われる砂底の場所へ移動した。遠浅で沖まで砂とお世辞にも雰囲気は何も居ないという感じの場所なんだけど、予想に反して帰還するまで6本追加となった。合計13本。表面上は先週と同じくらいだ。心情的にはかなり厳しいんだけどね。でも、坊主の可能性もある今日の阿寒湖だから、それは贅沢なのかもしれないな。