2015 夏イカの釣り

船長&ガイドのK氏 的確なガイドをして頂ける名船頭である

船長&ガイドのK氏 的確なガイドをして頂ける名船頭である

室蘭港から出港するイカ釣りは、遊漁船であれ、プレジャーボードであれ地球岬をかわして、外洋を東に進む。イカだけは魚探でなかなか捕らえる事が出来ないらしく、過去の経験と実績でポイントを選ぶようだ。勿論、仲間内の情報も重要である。僕自身はポイントの情報はあまり欲しない人間なんだけど、オフショアのこうした釣りについては、漁に近い釣りなので情報はウェルカムである。

この海域は順調に航行して、大体1時間くらい掛かる。ところが本日は東からのウネリが入り、行きは3時間近くかけて、この水域にアタックした。

タナはバラバラ。底を取り125mが本日の最深。それでも70mくらいが一番群れていたようだ。

タナはバラバラ。底を取り125mが本日の最深。それでも70mくらいが一番群れていたようだ。

魚探に現れないといっても、ポツポツとした反応は出るらしく、最初のポイントでは80m前後を探ってみた。ところが潮が速く、ラインがとても流されてしまう。また、かなりのサバが回遊しているらしく、途中で仕掛けがタナまで落ちないという状況が多発した。

おまけに霧雨状の雨が出港してから暫く降り続いており、全身びしょ濡れである。暖かい時期なので、寒いとは感じなかったけど、水辺の釣りは、レインウェアはやはり必須だと改めて感じた次第。もっとも、今日の室蘭地方は昨日の段階では降雨予報は無かったんだけども。

殆どは麦イカであったが、底では良型が上がる。

殆どは麦イカであったが、底では良型が上がる。

反応はあるものの、巻き上げ最中にバレが連発したのも、今日の釣りの特徴だろう。潮が速いことと、ウネリが入っているのでその上下動で余計なテンションが掛かってしまうからだと思う。それでも、出港した船の中では、これでも良かった状況の様だ。サメが群雄しているらしく、仕掛けを切られるトラブルが多発しているとのことであった。

自作しても市販の仕掛けを使っても、イカズノ仕掛けは結構な値段がする。そんな仕掛けを複数個持って行かれるのは、やはり厳しいものがある。ちなみに最大で1人で3組の仕掛けを、持って行かれた釣り人もいるようだ。錘を含めると、これだけで1万円くらいの損害である。

船上でさばいて頂いた活イカ。身の食感はあるものの、甘みは少し置いた方が出るけれど、ゴロだけは鮮度が命だと思う。

船上でさばいて頂いた活イカ。身の食感はあるものの、甘みは少し置いた方が出るけれど、ゴロだけは鮮度が命だと思う。

また、今回はサバのアタックにも悩まされた。外道も外道なのだが、問題はイカズノを喰われるとリリースは事実上不可である。ましてや、呑まれてしまえば万事休す。もっとも、そこそこ型が良かったのは(北海道のこの時期にしては)せめてもの救いである。

本日の海域はこんな感じである

本日の海域はこんな感じである