2024 秋の訪れ

晴れた噴火湾には漁火、空には星夜が広がっていた

距離的には遠征といえる場所なのだが、土曜日の夜に予定が入ってしまっている。それでも釣りをするとすれば金曜日に出発し、仮眠後に数時間竿を出すだけという弾丸アタックしかないのだが、数年前は平気だったこうしたアタックが厳しいと感じるようになってしまっている。

この日は明け方は一桁まで気温が下がり、脱渓するまでの数時間は吸血昆虫などは一度も見ていない

予想外だったのは明け方の気温が一桁まで下がったこと。仮眠中、寒くて目が覚めたのだが、吐く息も白く、飛んでいる昆虫類は皆無である。日中はそれなりに気温が上昇するものの、朝晩との寒暖差は場合によっては釣果に影響を与える為、産卵期前のシビアな時期とも重なり、釣り場や流域の選択が難しい。

魚影は濃かったが、殆どが小型のイワナであった

魚影は濃いものの大型のチョイスは一度だけと、遡上アメマスの本体は既に流域を変えた感が強い。入渓した前日にある程度のまとまった降雨もあった筈なのだが、思った以上に水量も少なく、アメマス狙いの釣りとしては厳しい状況であった。それでも沢山のイワナが遊んでくれた数時間は楽しかった。

これは小型のアメマスだが、大型は一度だけフローティングに出てきたのみである。既に更に上流へ移動してしまったのかもしれない。

水量が少なく大場所も非常にシビアな状況下で、RAPALA F9で誘ったところ2尺近い魚がルアーを引ったくっていった。残念な事にフッキングはしなかったが、流石と感じたのがRAPALAのオリジナルであるフローティング。軽いミノーの為、キャストに難がある場面もあるのだが、魚を引き出す性能は未だに一級品である。

釣りをしていないが、久しぶりに訪れたヤマメの名川である。水量が少ない。

小さく三本杉岩が写っている

既に空は秋の雲である