朝は氷点下を記録し、昼でも３度までしか気温は上がらなかった。
山上湖である阿寒湖は、GWを過ぎても降雪の可能性がある場所である。過去に何度か、この時期に訪れ何度か雪に見舞われた事もあるので、今回の降雪も珍しい事ではないのかもしれない。それでも、初日は渡船サービスが悪天候の為に休業という事態となったのは初めての事かもしれない。北西からの風も強く、時折雪も強まり吹雪模様の初日は、竿を出すこともなく宿へ入った。
追いはあるが、バイトしない状況が長く続いた。
二日目…もっとも、釣りは初日であるけれど今日の天候も決して良いとは言えないものの、北岸への渡船は出来そうだ。本来、昨日からの風を考えると南岸東側が有望であるけれど、収まりかけているとはいえ、時折突風が混じる場所という事もあり、素直に北岸へ。
入ったポイントは朝一番はバイトもあり、追いも認められるのだが非常に食いが浅く、しかも時間が経つごとに群も離れていったようだ。本来、移動を考えるべきなのだが今日は日曜日。北岸の主立ったポイントは複数の釣り人が竿を出していた。
厳寒期の釣りと、殆ど変わることのない。
結果的に昼過ぎまで竿を振り、バレも含めて片手で足りるくらいの数しか反応はなかった。型も小さく、面白みに欠けるのだがコンディションは上々の様だ。上がった折、他のポイント状況を聞いたがそこそこ釣れている様だ。最初に入ったポイント選択と混雑していて移動も厳しい事と、半日しか釣りが出来ない今回の天候が敗因だと思う。しかし、こればかりは仕方が無い。基本的には北岸は何処にでも魚は居るようだ。暖かい陽気の中で北岸を歩けば、恐らく良い釣りが出来るに違いない。もっとも、そんな陽気になるとルアーでは厳しくなる事も多いのだが。
数も型も全く駄目。それでも魚のコンディションは上々であったと思う。