旅の記録
2013年6月25日 退社後、最終便にて千歳→羽田へ (羽田近郊宿泊)
2013年6月26日 羽田→石垣への直行便 到着後、西表島へ 由布島観光(西表島 豊原宿泊)
2013年6月27日 1日、西表島ナカラ川でマングローブフィッシング(西表島 豊原宿泊)
2013年6月28日 早朝、後良川にてサガリバナ観察カヤックツアー 朝食後、石垣経由で与那国島へ 午後、島内観光(与那国島 久部良宿泊)
2013年6月29日 午前中、与那国島島内観光 午後便で石垣島へ 平久保岬へ(石垣市内宿泊)
2013年6月30日 午前中、石垣市内でショッピング 午後一便で石垣→羽田→千歳で帰還
番外編 2013 島で食した食べ物はこちら
西表島
西表島は沖縄本島に次ぐ面積を誇り、島全体が手付かずの森に覆われている。島の南西部より北東部までの道路は通じているが、島西端部は未通となっている。非常に川が多く、マングローブが発達しているのも特徴で、干満による河口域の風景が全く違うのも特徴。
由布島
西表島と小浜島の間、西表島に寄り添うように位置する小さな島。西表島との間は、水深が浅く、満潮時以外は徒歩でも渡ることが出来るが、島全体が熱帯植物園となっており、徒歩でも入場料は必要となる。東岸からは小浜島を望むことが出来るが、干潮時は珊瑚質の岩がむき出しとなる為、水位が高い時間以外はお勧め出来ない。
与那国島
与那国島は日本列島の最西端に位置する。台湾までの距離も110km程度と、空気が澄んだ日には台湾の山が見える位置にある。与那国島の西端に位置する西崎(いりざき)に、日本最西端之碑が立てられている。東端には東崎(あがりざき)があり、どちらも灯台があり、岬らしい雰囲気を持つ。他の八重山諸島は海岸に沿い、珊瑚礁が発達しているが、与那国島は小さな島であるにも関わらず、急峻な地形で海岸線を走る道路もアップダウンが激しい。この為、島の観光は自転車で回れる距離であるが、レンタカーをお勧めする。
与那国島では三つの集落があり一番大きな祖納(そない)集落、西崎近くの久部良(くべら)集落、南岸の比川(ひがわ)集落がある。ダイビングの島としても有名で、海底遺跡地形など著名な場所もある。冬場はハンマーヘッドシャークを観察することも出来るようだ。
アクセスは船か航空機だが、船は欠航のリスクがある事と、毎日運行しているわけではない為、航空機を利用した方が効率は良い。八重山諸島と言っても、外洋に浮かぶ孤島に近く、その為か渡難(どなん)の別名を持つ。
与那国島には泡盛の一種で、花酒と書いて現地では「はなさき」、あるいは「はなざき」と読む蒸留酒がある。有名なのは、与那国島の別名どなん(渡難)の名前を冠した「どなん」であるが、島には三つの蒸留所(酒造会社)があり、写真は与那国という銘柄の花酒である。瓶に巻いているのは、クバ(団扇状に広がる、植物 与那国島の紹介直前に写っている写真がそう)の葉で包んでいるもの。このクバは笠にも使われる植物で、雰囲気は抜群だが、普通の瓶よりも多少は高い値段設定となっている。味の方は度数が強い為、泡盛よりも甘さを強く感じる。また、香りも少し違う様だ。味的には泡盛が苦手であっても、飲みやすい酒であるのだが、60渡の度数はラフロイグのカスクよりも数度高い。このレベルになると、数度の違いは大きく、素直に割った方が無難であろうか。
でも、お酒というのは生で飲むのが良いんですけどね。上等のモルトは僅かに加水した方が、香りが開き、美味しいという場合もある事は承知。だから、割って飲むのを邪道とも思いません。でも、そのまま飲めない酒は買う物じゃないと僕は考えているので、やはりストレートかなあ。常温でね(笑)。水割りはともかく、ロックで飲みたいという人も多いでしょうが、香りの良い酒は断然常温でしょう。
石垣島
石垣島は、八重山諸島の玄関口である。西表島や竹富島を訪れる場合も、石垣島からの渡船となる。今年3月に新空港が開港となり、LCCの参入もあり、今年は島を訪れる観光客が明らかに増えていると感じた。石垣島自体は、かなり開発が進み、西表のような秘境感は少ない。しかし、周辺の珊瑚礁は美しい。実際には死滅したサンゴも多いようだが、鳩間島や新城島など離れた離島近くのサンゴは健在である。
石垣島にも見所は多く、川平湾のように著名な景勝地もある。個人的に好きな場所は、島北部の平久保岬。市街地から一時間弱走る必要があるものの、小高い丘から眺める海は、とても美しい。平久保岬から西表島方向に沈む夕日も、一度は見ておきたいものだ。
八重山諸島でも沖縄ソバなど南国らしい食べ物もあるけれど、個人的に一番気に入ったのが、下の写真のパイナップルであろうか。完熟のそれは、現地で買えば安いし、甘くて一般に売られているそれとは別物である。数種類の品種が栽培されているけれど、個人的にはピーチパインがお気に入り。これを部屋に置いておくだけで、桃の香りが部屋中に広がる。
与那国空港は島に比例し、小さな建物を有した地方空港だけど、かつての石垣空港よりはモダンな感がある。石垣空港は市街地に面していた旧空港から、白保近くの新空港となり、これまでサトウキビやパイナップル畑が広がる土地にモダンな建物が建ち、少しの違和感を覚えた。もっとも、旧空港の古い建物に懐かしさを感じているだけかもしれない。
滑走路が長くなり、中型機の直行便も増えそうな新空港だけど、市街地へのアクセスは悪くなった。連絡バスも運行しているけど、タクシーで移動しても3000円に満たない。数人で乗れば、高い乗り物ではない為、積極的に利用しても構わないと思う。タクシーの場合は、離島ターミナルまで約20分程度で到着する。
番外編 2013 島で食した食べ物