2012 日本海のウミアメ

半分移動日である初日は、比較的穏やかな一日だったのだが。

晴れ間から見える狩場山。

Shinya氏に誘われた日本海のウミアメ釣りは、年末の仕事疲れの為、初日の早朝アタックを諦め、初日は午前中を移動という安楽遠征となった。ところが初日は天候も比較的良く、魚の反応も良かった様で徹夜で走っていればと思わないわけじゃないけれど、根本に冬の釣りは腰が重たいという事もあり、それは叶わぬ事なのだと思う。

二日目の早朝、朝食も食べずに未明の漁港へ向かう。六時前だというのに、既にルアーマンが一人。道南の巨人BOB氏である。真っ暗な中、ひたすらキャストを繰り返している様だ。釣り仕度を終え、彼に近づき「真っ暗な時間から、やっているんですか」と声をかけても、最初は何処のどいつだ?という感じであったようだ。それだけ漁港は闇に包まれている。Shinya氏を交え、三人でキャストを始める。漁港には一応明かりはあるものの、Shinya氏の姿は闇に包まれ判らないくらい暗い時間は、やはり魚の食いも全く無い。

やがて、僅かに明るくなってきたころ、コツンという反応があった。キャストを繰り返すと、比較的手前でヒット。喰ってきたのは、既に廃版のペンシルベイト。やはり、漁港のような止水域では頼りになるルアーの一つである。上がってきたのはグッドコンディションの砲弾型アメマスであった。型は残念ながら僅かに60cmを切るくらいだけど、この一匹で僕は十分満足だ。記念の写真は液晶に何も写っていないノーフレーミング状態だったけど、何とか魚の姿が写っていた。

このヒットでルアーとラインが絡み、タックルを組み直している間に、Shinya氏にも60upが来たようだ。その後、明るくなる漁港でキャストを繰り返すが、三度ほどアタリはあったものの、一本も乗せる事が出来なかった。それだけ漁港に入っているアメマスがスレているという事なのだが、日中はルアーでは手が出ない相手だと思う。運が良ければ、新たな群が漁港に入り、早引きでガツンと食いついてくる事もあると思うけど、居付きのアメマスは早朝の僅か1時間ほどの勝負になると思う。

そんな日本海の開幕戦。道東と違い、釣り場に通うという事にはならないけれど、あと一度か二度は訪れる事になると思う。この釣りはこれからが本番。しかし、冬の日本海は荒れ狂う日が続く。魚に出会えるかは、運と根に左右されるのだろうね。

未明の漁港で何とか一本。60を少し切るくらいのグッドコンディション。

今日は断続的な吹雪に見舞われた。