先週に予定していた釣行は、積雪の為に断念せざるを得ない状況であり、2週間ぶりに道南のアメマスを狙ってアタックをしてみた。夜半にかなりの降雨があったようで、増水と濁りが入っている状況であった。しかし、多少の濁りはルアーには有効であり、口を使う事も増える筈だ。その証拠に下流のポイントでは、同じ瀬で三本のアメマスがバイトしてきた。もっとも、ランディング出来たのは1本だけであり、釣果的には普段と何ら変わる事はない。
しかし、産卵後の荒食いで、恐らくは鮭のこぼれた魚卵を飽食しているのであろう。細さを感じさせないコンディションは、ヒット後に上流へ走るというファイトをみせてくれた。
増水と濁りの為、ポイントはある程度は勘である。もっとも、何度か釣り歩いている流域なので、平水の地形に増水分を足したという事になるのだが、実際には濁りの影響で細かなスポットまでは攻めきれない。しかし、今回バイトしてきたのは、瀬の流心である。もっとも、ダウンクロスでキャストしているので、バンクに着いていたアメマスが追ってきたという可能性もあるのだけど、西も東もコンディションの良いアメマスは瀬に着いている事も多い。逆引きで喰ってきた写真のアメマスは、水面を割り、次には上流に向かって疾走を始めた。地域的な事を考えるとかなりのヘビータックルなのだが、この地方でラインを引き出されたのは久しぶりのことだ。
2週間前にもエノキタケは姿を見せていたけど、ようやく本格的な旬を迎えた様だ。幼菌の姿も多く見かけたので、来週辺りも恐らく楽しめると思っている。釣りはさておき、短い旬をどう楽しむか。道東の様な距離があるわけではないけれど、今時期の昼の短さを考えると悩ましいものだ。