本流アメマス用に

チヌークも色々出しているなあ

例年の事だけど、知床の釣りが終わると遡上アメマスの釣りが始まる。ただ、今年は僕がアタックしようと考えていたタイミングは洪水寸前の大雨という状況であり、幾ら何でも釣りにはならない状況であり、急激に釣欲が失せてしまった。九月の三連休も釣り人にとってはありがたいけれど、魚的には最も口を使わない時期であり、加えて降雨の予報ではどうも行く気持ちにならなかった。晴天よりも降雨の方が水量、濁りという条件は良くなると思うけど、それでも僕は遡上アメマスは青空の下で竿を出したい。

まあ、遡上アメマスについては八月に楽しむことが出来たので、今年はそれで良しかな。それ故、アメマスの次回のアタックは本流である十勝川だろうね。その間は道南のキノコ狩りを主体とした渓流と、天候が良ければだけど某所でオフショアの釣りを予定している。その前に極東もチャンスはあるけど、土日でのアタックはかなりリスキーだから悩むところだ。

さて(いきなり話は変わるが)、十勝川のアメマス釣りでは僕はスプーンを多用している。ミノーも勿論持って行くけど、広い十勝川では、スプーンの方が汎用性は高い。このスプーンだけど14g程度でもアップクロスにキャストし、フォーリングさせ底を転がす事も出来るので重量級のスプーンが必ずしも必要なわけではない。ただ、遠投を好む僕の場合、重量があるスプーンの遠投性よりもダウン側で浮かばないという事にメリットを感じてしまう。だから、最近は20gを超えるスプーンが主体になってしまった。

勿論、定番の18g程度を使う事もあるけど、メインは22gと26gだね。もっとも、この数値は好んで使うスプーンの表記であり、これくらいの重さになると1g程度は誤差であり、使い方で幾らでもカバー出来るし、それ以前に表記の重さが本当かどうかは怪しい。それでも表記上20gを超えるようなブツは手にしても非常に重たいものだ。

写真は先日、ショップで買い求めたチヌークSのアワビ貼り。重さは21gあり、十勝川でマッチするだろうと購入したものだ。定価で850円だから、若干安く買っている筈だけどアワビ貼りにしては安いのが流石チヌークである(苦笑)。このチヌーク、安いスプーンだけど実力は非常に高く、ある意味定番ではある。但し、塗装が甘く、正直直ぐに塗装が剥げてくるのは頂けない。セルロールセメントにドブ漬けすれば?と思わないわけじゃないけど、表面のコーディングは塗装の傷を防ぐものだ。このスプーンの場合、地から塗装が剥がれてくるので正直無駄な努力の様な気がする。

もっとも、塗装が剥がれても釣れるんだけど、それなら最初からシルバーを買うのであり、カラーリングをセレクトする意味が無い。結局のところ、これが嫌でD社のルアーを買う事は殆どないのだけど、今回のこのカラーリングは僕が好きなカラーなので買ってしまったんだよね。本当はスミスのヘブンがお気に入りで、こいつに20g超があれば最高なんだけどね。残念な事に16gまでしかない。小粒で重く、キビキビ泳ぐ名品だと僕は思うんだけどね。