エゾカンゾウの咲く頃

島武意海岸では、エゾカンゾウが満開であった。

島武意海岸では、エゾカンゾウが満開であった。

積丹岬でエゾカンゾウが開花したと聞き、積丹岬遊歩道を歩いてみた。このエゾカンゾウは、北海道だけに自生しているわけではなく、本州も高原に見られる事もあり、名称が地域によって違うようだ。僕は北海道民であるからエゾカンゾウと覚えているけど、同種は一般的にはニッコウキスゲと呼ばれる事が多いらしい。一応、ゼンテイカという和名が正しい様で有るけれど、北海道であれば素直にエゾカンゾウで僕は良いと思っている。

エゾスカシユリ 積丹岬自然遊歩道にて。

エゾスカシユリ 積丹岬自然遊歩道にて。

エゾカンゾウ 積丹岬遊歩道にて。

エゾカンゾウ 積丹岬自然遊歩道にて。

積丹半島の景勝地と言えば、神威岬と積丹岬が有名で、特に前者は岬先端まで多くの観光客がアップダウンを経て訪れる。この途中にもエゾカンゾウは咲いていて、見事な群落となっている場所もある。ただ、今日は積丹半島へ向かう車が非常に多く、神威岬は混雑が予想された為、積丹岬へ行き先を変更したものだ。結果的にこれが正解で、曇天であった為、青い海は拝めなかったけど、積丹半島遊歩道は人が殆どおらず、それなりに厳しいアップダウンもマイペースで歩けた。

海岸への斜面は、エゾカンゾウの群落だ。遊歩道からは遠巻きにしか花を見ることは出来ないけれど、時々、遊歩道近くにも黄色い花が顔を出していた。貸し切りに近い遊歩道は、鳥や蝉の鳴き声と時折、波の音が聞こえて気分は良い。景勝美であれば、神威岬の方が上かもしれないけれど、自然の中を歩くという意味では、日曜日の日中にこれだけ人が少ない場所は貴重だと思う。

積丹岬遊歩道にて

積丹岬自然遊歩道にて

エゾカンゾウ 積丹岬遊歩道にて。

エゾカンゾウ 積丹岬自然遊歩道にて。

ガイドによると積丹岬の駐車場より、女郎子岩まで片道2.5kmほどあるようだ。平地であれば、40分程度というところだろうか。この遊歩道は、かなり整備されている為、気軽にトレッキングは出来るけれど、それなりのアップダウンがあり、歩きやすい靴が望ましい。途中の灯台までは、舗装されているけど、その後は木の階段を除き、草か土。一部、水が出ている場所もあり、泥の箇所もあった。

今日は気温が低かったけど、気温が上がっている場合は飲み物も持ち歩いた方が良い。女郎子岩へ向かうには、積丹岬の駐車場からではなく、小樽依りの別ルートもあるのだけど、灯台から女郎子岩へ向かう道は景色が良く、時間があれば灯台ルートをお勧めしたい。

女郎子岩 

女郎子岩

ハナウド 積丹岬遊歩道にて。

ハナウド 積丹岬遊歩道にて。

 

4 件のコメント

  • 1000メートルをこえる高原に立ってきました。
    ここまで登ると、私が定点観測している丘と近似気候。
    ニッコウキスゲの黄とキキョウの紫に酔いました。

    • KON-chanさん、こんばんは

      しなの鉄道の旅でしたかね。精力的に回られている様で頭が下がります。時期的に同じ時期に咲いているという事は、日照や気温が近いという事なのでしょうね。北海道で言うと、更に東にもエゾカンゾウは咲いていますが、道央よりはやはり遅いですね。

      話変わりますが、明日の夜から八重山への旅に出かけます。今回は短い滞在となりそうですが、与那国島を訪れてみたいと考えております。石垣が拠点となるので、今回は石垣も入れて三島という感じですか。

      残るは小浜島、鳩間島、黒島ですが、なかなか短期間では回れるものではありませんね。特に鳩間島は、なかなか行くのが難しいです。今日も天気は良いはずなのですが、波照間航路が全て運休となっていました。

  • 今時期、学生は動けないので、落ち着いて動けそうですね。
    もう梅雨が明けてますし、いい旅行になりそう。
    小浜と鳩間には上陸したことがあります。
    どちらもダイビング船への便乗。
    鳩間への途中で、船が波を頭からかぶりカメラをダメにしてしまいました。
    写真より、頭の隅に残っている光と色の方が。
    なんてのは強がり。
    鳩間では生徒が一人しかいない小学校のグランドに入って、職員から大きな声で怒られたのが記憶に残っています。

  • KON-chanさん、こんにちは

    旅行会社から帰りの便の変更を打診されましたので、八重山についてはガラガラというわけではなさそうです。もっとも、殆どの場合、石垣島を拠点に活動するか竹富島だと思ってます。

    石垣が混んでいそうというのは、レンタカーの空きが殆どない事からも推察されます。ただ、西表島の場合は宿のキャパが知れているので、混んでも大したことはないとは思ってます。