手宮線跡

小樽の手宮線は、廃止が1985年11月というから、僕が社会人になった時は一応は現役であった路線だ。札幌から小樽の臨港線を走り、運河から離れる様に道路が曲がったところで、道路を横切る軌道が手宮線の跡だけど、廃止された後の暫くは、踏切の信号なども残され、廃止後も踏切で停止する車も多かったと記憶している。

旧手宮線の案内看板

かなり区間が残されているのは、小樽駅から運河まで歩いた途中に知ったのだが、繁華街沿いこそ観光客はいるものの、少し線路を歩くと訪れる人も少なく閑散としている。でも、この両側には草木が植えられ、夏の今時分はかなりの花が咲いていた。

初めての場合は有名どころを廻るという旅になりがちだし、それは仕方がない事だけど、こうして見つけた場所の方が楽しい場合も多いし、記憶に残ることも多い。もっとも、そうした旅には時間は必要なので、短時間で駆け抜けるようなツアーでは無理だと思う。

手宮線跡のオニユリ

スマホでも、この程度の事はできるのだ エキナセア(ムラサキバレンギク)