ラルマナイ川へ

三段の滝だが、大昔と道路が違うので記憶と全く違う

この場所を訪れた目的は釣りではなく、軟弱者が妥協した結果である。今の自分には日帰りで支笏湖へアタックするのは無謀だろうと考え、支笏湖線途中から恵庭に抜け、北広島経由で帰還した。もっとも、このルートでも80kmほどの距離はあり、それなりの疲れはある。

札幌から支笏湖のルートを思い出すと、峠越えを数回繰り返す感じだったと思う。カルデラ地形なので基本は外輪山を登り、湖水まで下るという事になるけど、ルートはそんな単純なものではない。大昔はランドナーで登り切ったのだけど、クランク側のスプロケットを上り様に変更していた事もあるし、なんと言っても若かったからね。

今回は途中までのルートなのにかなり厳しく、なんどか休憩を入れたくらいだ。これは体重を落とす事と筋力をつけないと、ちょっと厳しそうだし、改造MTBという事もあるのかもしれない。何れにしても若い頃でも、支笏湖は往復はしたことは一度もない。ポロピナイに向かう途中のダウンヒルルートは、帰りは地獄だからね。そのまま湖畔まで行き、千歳まで楽な下りを走り、36号線経由で帰還というルートだったと思う。で、これを行うと軽く100kmは超える。

途中でこんな看板を見つけたので、このルートを利用した

エルフィンロードの延長区間を偶然見つけたので、このルートを通ってみた。周辺は畑が広がっており、道央では珍しい蕎麦も植えられている畑もあったりする。天気が良ければ、景色も楽しめるルートだとは思う。ただ、次に付近を通った場合は、他の道を走るかもしれない。

当たり前だけどエルフィンロードは自転車専用道路なので、とにかく自転車が多い。安全といえば安全なんだけど、釣りと同じで同じ事をしている人が集まるというのは、僕にとってはあまり好ましくはないんだよね。仕方がないとはいえ、速い自転車に抜かされると気分が悪いしね(笑)。

話は変わるけど、エルフィンロードの前というか、えにわ湖から恵庭市内に向かう道路の路肩付近はかなり荒れていて、ちょっと難儀した。空気圧はチェックしているので、簡単にはパンクしないとは思うけど、それでも、ちょっと勇気がいる路面だった場所も結構あったんだよね。今は28Cのタイヤだけど、長距離を走る気なら32Cくらいまで太くした方が無難なのかもしれない。

まだ新しいのか路面状態はとても良かった。

今回、ちょっと距離を増やすという事とタイヤを28Cに変更したので、携行ポンプを買い換えた。理由はタイヤの空気圧が、以前よりも高くなっている為だ。小型ポンプとはいえ、エア充填が楽に出来る事と、空気圧の測定を行える製品が欲しかったのだ。

買ったのはGIYO GM-71という製品で、実売価格は2000円くらいだったと思う。このポンプは少し大きいのがデメリットだけど、足でポンプを固定出来る構造になっていたり、ホースが伸びたりと使い勝手がとてもいい。今のタイヤは、空気圧は6bar程度が推奨なんだけど、この程度だと体重をかければ楽々入っていく。

小型のフロアポンプと同じ構造なので当然なのかもしれないけど、携行する機材としては非常に良い製品だと感じた。更に小型軽量を目指す場合は、CO2ボンベという選択肢もあり、実際自宅には以前に買ったボンベは予備で三本ほど残っている。以前はサドルバッグに、ボンベとポンプ兼アダプタも入っていたしね。ただ、先日サドルバッグの中身を盗まれてから、買い増ししようと思わなかったのが、ボンベのアダプタかな。使い捨てというのどうもね。エコ云々より、使い切ったらアウトというのも大きい。

ボンベ式はともかく、今回のポンプは耐久性だけが未知数だけど、緊急時対応用なので恐らくは大丈夫だろう。でも、メインポンプとして使うという場合は、どうだろうかねえ。まあ、2000円くらいなので、壊れたら買い換えでも良いのかもしれないけど、常用はきちんとしたフロアポンプを使うべきだとは思う。

GIYO GM-71

GIYO GM-71 使う場合はこうなる

10 件のコメント

  • 私も週末エルフィンの終点折り返しました、森林公園経由で70kmでした。いつもと真逆の風でしたが、雨後でしたので、トウモロコシが伸びたようでなんとか実も結んできたようです。
    支笏湖ですか、何が遠い所で馴染みがないと言うか、元々人が集まりそうな所が好きでありませんので、北海道に戻って一度も訪れておりません。
    この方角は、エルフィンから国道経由で千歳まで行き、帰りは千歳川沿いに下り、江別経由で戻った事が有ります、100kmは超えておりました。
    29erですが、MTBで2.2インチタイヤでは、この距離で1日かかりましたが、川沿いの砂利道は心地よいです、舗装路よりは。
    空気入れは同じようなTOPEAKの小型のものを使用しておりますが、圧表示のない物です、あと、パンク修理セット、予備チューブ、コネックスリングと小型チェーンカッター、六角レンチセットなどは持参しております。あとは、チューブレス用の緊急テープなど。これに雨具、ウインドブレーカ、応急治療具など、夏場は保冷機能のある水筒虫除け関連品なども持ちますので結構な荷物です、ドイターの25Lでほぼ満杯。
    自転車の良い点は、車程スピードはないので、路傍の花など見る余裕がある事、徒歩よりは活動範囲が広い事でしょうか。
    この程度の運動でも、大腿筋は鍛えられていると思います、スポーツジムなどは性分に合いませんのでね。

    • ZENさん

      自転車で走る事そのものが好きかと聞かれたら、答えは「否」なのですが、仰る通り、自転車の速度で景色をみるのは自動車とは全く違います。また、自動車では何かを見つけると止まれませんが(観光客は止まりますけどね。鹿が出たりすると・・・)、自転車は比較的それがやりやすいという事もあります。

      支笏湖・・・その昔、若い頃は走りに行ったというより、美笛川辺りに釣りに行ったのです。また、そうした目的が無ければ、支笏湖は厳しいです。そうした種明かしはともかく、同じ道を往復する場合は、支笏湖は帰りのポロピナイ湖畔からの登りが1番の難所だと思いますが、このルートの厄介さは登り一辺倒ではなく、途中下ったりと峠が何個がある感じだからです。

      その意味でラルマナイ川分岐から支笏湖までが、このルートの本番だと思います。ポロピナイ湖畔の入口まで16kmちょいがありますが、この区間だけは今の僕では全く走れないと思います。まあ、下りもあるので辛くなれば、降りて押すという手もあるので、たどり着けないわけではありません。

      携行する工具ですが、今は予備チューブ、パンク修理のパッチ、タイヤレバー、先日仕入れたPBのセット。あと、5mmだけはT字のレンチを入れました。それとポンプですが、以前はCO2ボンベもありましたけど、レースではありませんし、ボンベがゴミとなるので、微妙な製品ではあります。今はクロスバイク用の細いタイヤですが、MTBの太いタイヤだと数本使わないとエア充填も出来ない容量でしたし、手動ポンプの方が正解のような気がしますね。

  • 行って参りました、ラルマナイの滝。
    昨日は1人だったのと、北海道マラソンで北大近辺はPM3:00迄は近寄らないほうが良かったのでいつものエルフィンロードの先へ行ってみました。

    島松川沿いに上がり、高速の下をくぐりましたが、この川の由来が分かりましたね、アイヌ語は自然、地形をよく反映しておりますが、改めて感じました。すぐその先が旧島松駅逓でしたが、クラーク博士が、帰国する際、ここまで学生らが見送りに来たとか。おそらく初めて訪れたと思います。

    その後国道に合流、恵庭で昼食後滝まで15kmのGoogle案内を確認して出発しましたが、ダラダラとズッと登り、凍結防止舗装の恐怖の覆道をいくつか通過して漸く到着しました。
    風光明媚ですが、4年前ですか、台風の影響が所々残っておりますね。
    帰路は下りですので快適そのもの、既に持参の飲み物も無くなりましたので、コンビニで一服。
    ここまでは順調でしたが、ボーっとしているうちに道を間違えて、いつまで走ってもエルフィン終点が出てきません、気づいた頃には北広駅まで9kmの遠回りになっておりました。仕方なく羊ヶ丘通り経由で帰りましたが、途中でパンク!
    5年ぶりの野外チューブ交換、冷や汗ものでしたが20分も掛かり交換を終え、漸く帰着しました。
    羊ヶ丘通りがショートカットだったようで、往路60kmでしたが、トータル110kmの行程でした。

    やはり上りが効いたようで、夜半に内側広筋が攣り悶えておりました。もう少し鍛錬が必要ですね。

    • ZENさん

      恵庭の高速ICで標高がだいたい50mほどで、ダム湖右岸の道で200mほどです。距離があるので、だらだらとした登りになっていると思いますが、それなりの交通量もあるので、覆道はちょっと嫌ですね。私も通過時はリアのランプをつけました。支笏線から向かう場合は、基本的に全てダウンヒルとなるので楽は楽なのですが、ダム湖より下流側は路面状態が宜しくないので、ルートとしてはイマイチなのかなと思います。まあ、支笏線経由の場合も真駒内からずっと登りですので、同じ事ではありますが。

      恵庭や北広島付近は基本は平野ですが、支笏湖よりは山岳コース。運動としては山岳コースの負荷は有り難いですが、限度はありますね。

      大昔のランドナー時代も、僕は自転車のパンク経験はあまりありません。自動車はやたら多いんですけどね。近年の自転車のタイヤ関係のトラブルは、殆どがチューブの劣化です。温かい環境に置いておけば違うのかもしれませんが、物置の中で一冬越したりしていますので、ゴムが劣化しているのでしょうね。大抵がバルブ周辺がひび割れ状の劣化となり、徐々にエアーが漏れるという感じです。

      チューブの品質か?とパナレーサー、シュワルベ、マキシスなどを色々使ってみましたが、1年以上使うと、ちょっと怪しい状態になるというのが当方環境での劣化でした。この為、春先に前後のチューブは文句無しに新品に交換していました。後はエア圧が適正かどうか。もっとも、これは対リム打ちパンクの話なので、釘でも刺さったらエア圧も何もありません。ただ、MTB用の太いタイヤ時代はあまり感じませんでしたが、28Cくらいになると圧が違いますので結構抜けますね。6bar入れて1週間で5barまで抜けていましたので、走り出す前にチェックしておかないとエア圧不足となります。

      ある程度の距離を乗る場合は、走り出す直前にエアはしっかり測定しておいた方が良さそうです。細いロードの場合は作法なのかもしれません。本当のところは判りませんけれども。

  • 結局チューブは二箇所ピンホールが空いており昨晩修理し、本日帰宅後再度バラして修理個所が問題ないこと確認し組んで空気入れましたが、裏側上手くハマっていなかったのでしょう、大音響と共にチューブが破裂しました。結局二度の作業は徒労に終わりましたが、タイヤ交換の良い練習になりましたわ(笑)。

    ところで昨晩楽天サイト見てましたら、今自転車はグラベルが異様な盛り上がりですね、カーボンフレーム、TIAGRA、油圧ディスクで値段は何とか手が届く範囲ですね。性能は良いのでしょうが、ちょっと違いますね。辞めときます。

    • ZENさん

      チューブ破裂ですか。リムとビードの間にチューブが挟まっていない事を確認したつもりでも、場合によってはズレて挟まる事もありますね。柔らかいタイヤの場合は空気が抜けている状態でリム上でタイヤを動かしてみますが、これとてリム計上やタイヤによって感覚は違うので、慣れしかないのかもしれません。

      グラベルロードですか?僕は横着者なので、フレームだけは可能な限り、丈夫なクロモリが良いですね。軽く速くという点ではカーボンなのでしょうが、個人的にクロモリ以外の太いフレーム造形は美しくないので、昔ながらの細いフレームが良いですね。ブレーキだけは油圧ディスクは確かにいいです。でも、クロモリでディスクというモデルは、組まないと売っていないと思いますので、どこかで妥協が必要です。

  • カーボンは余程の事無い限り買わないとおもいます。あのヤマメ竿割れてバラバラになった様を見ておりますので。勿論それとは別次元の話でしさ
    グラベルだとタイヤが太くできるし、クロモリの選択肢もたくさんあり、何がいいのかわかりませんよね、ただご指摘の様に、油圧で組んでいる完組ありませんね。MTBで油圧の良さに慣れてしまってますので、ブレーキだけ換える価値はあると思う。MASIとかKONA見てますと、当然フレームだけで買えますので冬の夜長に組み上げるのも良いと思う。けど値段は大分上がりますので現実は完組。

    • ZENさん

      かなり高価ですが、数種類のモデルは20Kオーバーですが、売られている事は売られていました。ただ、コンポがSRAMであったりするので、整備のコツなど難しさがありそうです。無難にシマノのコンポでと思いますが、そうなるとやはり組んだ方が速いのかもしれません。もっとも、実際に買うかどうかは別問題です。仮に買うとしても、妥協して単なるランドナーかスポルティーフになりそうです。

  • SRAMは、最初に購入したKONAの29erにX5というその当時割とSRAMとしては廉価版の変速機ですが、その後メリダのフルサスの26やら27.5やら導入したり、コメンサル、NINERのフレームを購入し組み上げて、部品の交換やらしまくりましてシマノはDEORE.SLX.XTと使いましたが、どうしてどうして廉価版のSRAMが性能は良いのですよ、SLXよりはずっと上、XTよりは少し下から同等の性能です(リアディレーラーの話、フロントはシマノが上、だからSRAMは1✖︎12なんてシステムに進化)、また、スプロケットの削り出し、軽量、耐久性も素晴らしいと思います。
    しかしですね、その後の部品の交換に大難、入手難しく、高い!
    一度広島在住時、林道の下りで石を飛ばし3✖︎10のフロントミドルリングを歪ませてしまい部品が手配出来たのですが、¥9.000!三枚チェーンリングが¥15.000ですので、自転車屋の社長と唸りましたね。
    SRAM系列?のブレーキメーカーはAVIDですが、これも効きはいいのですが、鳴きが限界越えるレベルだったり、DOTオイルだったり、パッド交換もブリーディング必要になったりで、全部シマノに変えたろかの時期もありましたが、今年購入したKONAのHONZOのセミファットは、またしてもSRAM.AVIDの組み合わせ・・・
    一時期KONAもブレーキは全面シマノになったのですがね・・・
    どうしても欲しかったので折り合いをつけて付き合うことにしました、ブリーディングキットから揃ってますので。
    そつがなくて扱いやすく癖のないシマノがこれだけシェアを取れたのは何の不思議もありませんが、SRAM.AVIDも魅力的なんです、だんだんこなれてくるというか、グレードが低いモデルでも精度は驚くほど高いことと、耐久性は高いと思う。
    29erのディレーラは8年目、チェーンは二度替え走行距離は13000kmを超えました。
    室内保管のためシフトワイヤーも交換なしですが、スプロケットも問題なく今が一番馴染んでいるような状態です。生き物のような感じすらします。

    • ZENさん

      SRAMのコンポは使った事がないので、言われる通りなのでしょう。デザイン的にはシマノよりも僕は好きですが、先に書いた通り、補修パーツというか消耗系のパーツまで入手困難なのは、ちょっと考えてしまいますね。まあ、これは販売店側の事情もあるのかもしれません。在庫回転しませんよね。

      フロント・ディレイラーですが、これについてはディレイラー本体の性能差よりも、クランクのギア側だと思いますね。今のMTB(KONA)のフロントはFSAのクランクだったのですが、買った当初、フロントの変速はとても難儀しました。低いギアから高いギアへの変速は、まずチェーンが上がりません。

      昔のロードの様に、ダブルレバー時代ののんびり変速なら問題ないのかもしれませんが、現代のインデックス式変速では、ちょっと考えてしまうクランクでした。ディレイラーはDEORE無印でしたので、クランクだけどSLXに買えたら、シフトミスは皆無。クランクを比べると、シマノの方は単純に輪切りでは生成出来ない形状になっており、高いだけの事はあるなと感心した次第です。

      でもまあ、機能すれば僕は何でも良いですね。クロモリフレームなら、昔のカンパの銀色コンポは似合うでしょうけれど(笑)。