これだけスマホが普及している時代に専用の音楽プレイヤーはどうなの?という人も多いと思うけど、僕は近年までiPod touchか昔のiPod nanoをスマホと併用していた。
iPodは三世代目のDock Connectorと呼ばれるボタンが水平に四つ並んでいて、赤く光るモデルが最初に購入したものだけど、何だかんだ言っても、この頃のモデルが今でも音楽プレイヤーとしては完成していたと思っている。
余計な機能は搭載されていない音楽専用の製品だったので、操作性も曲を選ぶ、再生、次の曲へなど単純なものだった。UIで特徴的なホイールは今でも通用する操作感だったし、優れたインターフェイスだったと思う。
でも、時代の流れでiPodも単なる音楽プレイヤーではなく多機能となり、今でも売られている iPod touch などは既に音楽プレイヤーとは言えないからね。SIMの入らないiPhoneだもの。その意味でタイトルにある汎用機器と言えると思う。
先に近年までとiPod touchやnanoを使っていたと過去形なのは、特にtouchの方は音楽プレイヤーとしては使いにくいと感じていて、これならスマホ(iPhoneではなく、Android機)の方が合理的だと考えたからだ。
併用する明確なメリットが無ければ、汎用機であるスマホで十分という事だね。余談だけど、これはスマホに搭載されている機能に競合する製品全てに当てはまる。先日のGPSもそうだし、コンデジもそうだ。
その意味で今回のSONYのWALKMANという製品は音楽専用プレイヤーとして、とても使いやすいと思うし、専用デバイスとしてスマホと別に持ち歩く価値はあると僕は感じた。電源を入れれば、曲選択の画面でOSが立ち上がるし、ハードウェアとして本体サイドに配置されているハードボタンは手探りでも操作ができる。誤動作しないように、ホールドボタンまである安心感もあるものね。
価格もイヤホンが付属しないA55は通販だと二万円を軽く切っているので、コスパはとても良いと思う。音質はイヤホンや音源にも左右されるので、評論家じみた事は書けない。ただ、同じ音源とイヤホンであれば、写真のiPod touchよりは断然音は良いかなと思う。
ただ、気に入らない部分もあって、本体のI/FがSONY専用規格である事と、(あまりにも)評判が悪いPCアプリかな。特に後者についてはインストールすらしていない。大昔のVAIO時代から感じていたけど、SONYのPCアプリは相変わらず見た目重視だけど、UIや安定性は二の次的な物が多かった。
インストールすらしていないので、今の転送/管理用のアプリがどうなのかは判りかねるけど、ネット上では相変わらずの評判だからなあ。ネットの評判ではなく、自分の判断で物をいうのが一番だけど、今回は面倒だからインストールと評価はしない。
ただ、ファイルのdrag-and-drop転送に対応しているので、PC内の実ファイル管理が出来ている人なら、エクスプローラー上で転送した方が手っ取り早いと思う。