僕はデジタルカメラのノイズについては、どちらかといえば気にする人間だと思う。それが画質評価の全てではないけれど、高画質で撮影したいという欲求と同時に、光の少ない場合でも感度をドカンとあげて尚且つ画質が良ければ、旅カメラとしては機動性良く使いやすいからだ。
低感度のまま三脚を使いというのが王道だろうけど、旅の途中でパシャパシャと撮影したいと思う場合はやはり手持ちだからね。
条件が違うので公正な評価ではないけれど、上の写真はISO800時のX10でRAWファイルを開いただけのもの。下がISO800時のX20、RAW画像を開いたもの。センサーが違うのでノイズの出方も変わっているけど、総じてX20の方がノイズの出方が少ない。その意味ではX10よりも一段か二段上の感度を常用出来そうな雰囲気である。
ただ、このカメラはレンズも比較的明るいのでISO3200まで上げるなんて事は、夜の沖縄を散歩していた頃でも殆どなかった。手振れ補正も結構強力だからね。その意味では今回のX20は確かに進化しているのかな。
ちなみにRAW現像については、正式版では未対応だけど、RC版のLightroomがリリースされ、且つ、X20が対応しているのは助かった。