喫煙から禁煙へ

春先に発売となったピース リトルシガー 新品が手元にあったけど、味わえずに禁煙となった

禁煙を始めて、2週間ちょっとの期間が経過した。この間、時々は吸いたいと思う時が皆無とは言わないけれど、巷でいう離脱症状(禁断症状)を感じた事も殆どなかったような気がする。イライラしたり、変なストレスを感じる事もなかった(今後は判らないけど)。

会社でも就業時間内は禁煙(昼休み以外は不可)という決まりになっており、それを厳守していたかどうかはともかく、かなり規制が入っていた事も事実で、ある程度は我慢する土壌が出来ていたのだと思うし、病院へ隔離(入院)という、吸いたくても吸えない状況に居たということもあるとは思う。

でも、何よりも離脱症状を感じないというのは、自分の意思で止めようと思ったからかもしれない。ニコチンの禁断症状より、やめる意思が強かったということだと思う。やめようと決心したのは抽象的な身体に悪い云々よりも、脳梗塞の場合、再発させた時に自分の周りに迷惑をかける可能性が大きいと考えてしまったからだ。

タバコが原因で肺癌になっても僕は仕方ないかなあと思っていたけど、それは寿命がそれまでだったという事だけで大した問題じゃない。でも、今回の様な脳梗塞の場合、死んでしまえばそれまでだけど、実際は重たい後遺症が残った状態で命は助かる可能性も大きいのだ。

命が助かれば良いという人も居るかもしれないけど、社会復帰など全くの夢というレベルの後遺症が残るのであれば、僕自身は助かりたくないという考えだ。あくまでも、僕自身はね。それ故、脳梗塞は再発させたくない・・・今更遅いかもしれないけど、リスクのあるタバコはやめよう・・・という発想が禁煙を決めた理由だったりする。

だから、このまま禁煙が続いたとして(多分、そうなると思う)、人に禁煙を勧める事はないだろうし、喫煙を悪というつもりも全くない。未だに、吸えるのなら吸いたいもの。でも、相反する事情があり、止める道を選んだということだ。

ただ、今の時代はタバコを吸うのも、結構手間が掛かるのも事実だろう。吸える場所が少ないし、場所によっては全館禁煙なんて宿もあったりする。タバコを止める決心をする前は、これを受け入れた上で吸おうと考えていたけど、禁煙すると決めたら、何も考えなくても良くなったのは確かに楽は楽かもしれない。

それでも、吸うか吸わないかは、自分で決める問題だよ。健康云々は、人に語る事じゃない。それこそ、余計なお世話だと思うのよね。但し、受動喫煙については、吸わない人の大切な権利であるとは強く思う。