再び、ニセコ高原へ

これらは伸びすぎ

土曜日に道央の河川で遊ぶ予定でいたけれど、同行する予定だった釣友も用事が出来た事と、週末に雨というパターンが続いているようで、しかも、今回はかなりの降雨量となる予想となっていた。日曜日にタイヤ交換(購入と組み替え)を考えていたけど、それを土曜日に変更し、日曜日の今日は一応タックルを積み、ニセコ方面へ車を走らせてみた。

この時点では竿を振ろうと思っていたけど、中山峠は朝の時点で雨。雨雲レーダーを確認すると、到着するタイミングでかなりの雨が降るようで、釣り場を通過し、急遽ニセコ山系のタケノコ林を訪れてみた。

同じ濡れるのであれば竿を振ると言いたいところだけど、道央の釣りはそれほど思い入れがあるわけじゃない。釣れる魚もニジマスが多いし、今日は気温も低い。どうせ濡れるなら、食べて美味しいタケノコを僅かでも持ち帰った方がいいと思ったのだ。

案の定、到着時はかなりの雨が降ってきた。それでも同業者は少なからず居る

先週は標高500mを少し超える場所を探ってみたので、本来であれば更に標高の高い場所がそろそろシーズン最盛期となっている筈だ。でも、出発が遅い日曜日だから、ニセコ連山を横断する道路沿いはタケノコ銀座となっている筈だ。

それに、そこそこの量が採れれば僕は十分なので、結果的には先週と同じ界隈を探索してみることにした。

僕の場合はこのレベルでしか入り込まない

僕は本格的なタケノコ狩りというよりも、タケノコ狩りごっこに近いスタンスなので、GPSを持ち、基本的に単純な地形の場所を探索するだけだ。当然ながら商売人やセミプロの様なレベルの採取量は期待出来ない。そんな採取でも、そこそこの量が確保出来るのがニセコのいいところだと思う。

このレベルの藪なら楽なのだが・・・

探せば、まだ上々の物も見つかった

既に新芽とは言えないレベルまで伸びたタケノコも多く、そろそろこの標高は終盤になっていると思う。それでも、藪を歩けば食べ頃の上々なタケノコもあった。もし、伸びたものしかなければ、面倒でも標高の高い場所を狙うつもりだったけど、移動することもなく楽しめたのは良かったと思う。

これなどは先行者の見逃したものだろう

ニセコが素晴らしいと思うのは、比較的アクセスが容易な事とネマガリダケの群落規模が大きく、何処でもタケノコが採れるということだと思う。また、比較的、羆の出没も少ない場所の様だ。

安楽な場所を適当に回っても、このくらいは確保出来る。銀色のそれは竹の子カッター。優れものである。

竹の子カッターというのは、新潟の業者が作成している細竹用(ネマガリダケやハチク)の道具で、竹の皮を縦にカットしてくれるもの。ネマガリダケの皮は交互に巻き付いている様になっているので、茹でる前に(後でも良いだろうが)皮を剥きやすくする加工(包丁で切れ目を入れる等)が不可欠だ。

色々な方法があり、ピーラーで一部の皮をそぐという方法も悪くないようだ。この竹の子カッターは縦に切れ目を入れてくれるもので、多少のコツは必要だけど、生産性は格段に上がるのでお勧め出来る。僕が持っているのは、大型(ハチクにも対応)の物だけど、ニセコ産のタケノコは太いものが多いので普通と大型どちらが良いのか?という話で言えば、大型でピッタリだと思う。

茹であげた後、大中小に分けた。1番小さく細いのは、味噌汁用となる。

剥いたタケノコは緑がかった色をしているけど、間違いなく白に近い方が甘くてえぐみが少ない。終盤に近い場所で採取したので、かなり色の付いているタケノコも多いけど、処理が早かったのか先端部は十二分に美味しい。それでも、やはり伸びていない顔を少し出した頃の太いそれは、甘く歯ごたえもシャリシャリして本当に美味しいと思う。そして、それは鮮度に大きく左右されるので、やはり自分で採取するしかないのかもしれない。

上々のタケノコは、茹でた物をマヨネーズで頂く

2 件のコメント

  • いやいやご明察の通り、雨にやられました。
    土曜日朝札幌を立ち、中山峠経由で行きましたが、あの雨の中竹の子採りの方々、カッパ姿で続々入山しておりました。
    ルスツを過ぎたあたりから土砂降りになり、畑から土砂が道路に押し流されている状態。高速に乗った頃は少し小降りになりましたが、Yr川は大増水、黄土色の濁流です。雲石峠は通行できましたが、N川も同様、かなりの上流部まで濁流でした。
    この状況は日本海側も変わらず、全ての河川が大濁流でした。江差にかかる頃は、海の濁りも半端ない状態。As川とAmの川の濁流の影響です。
    Amの本流の濁流ぶりにも呆れましたが、ここはそもそも粘土の盤底の川ですのでこんなものかと。Kの沢に行きましたが、一縷の希も虚しく濁流、殆どの支流を見て回りましたが、全て濁流。
    この日の釣りは諦め民宿木村に早めに行き御主人と色々話しましたが、北の寒気の影響でこの何日かは雨ばっかりで川は厳しいだろうとの話。
    翌朝は晴れておりましたが、近辺の川は、濁りこそ若干引いてはいるものの、水量はまだまだ多く釣りには厳しそうでしたが、Amの川への未練断ち難く、50km程ですのでまた、行っちゃいました。濁りは殆どありませんでしたが、水量は依然多く、渡渉する場所を考えながらの釣り。ポイントは水勢のため仕掛けが入っていきません。瀬尻のあたりで何とか20cm程の体高のあるヤマメが釣れたところでやめにしました。土左衛門はご勘弁ですので。
    帰路も同じルートをたどりましたが、どの川も釣りにはならない状況でした。
    どこかで竹の子でも売ってないかと探しましたか、やはり有りませんね、仕方なくホワイトアスパラを昨晩は食しました、サッと湯がき、竹の子のつもりで食べました、歯ごたえは良かったですが、甘みの後の苦みです(笑)。
    今日は有給を取っといて良かったです。
    心身共に疲れ果てました。

    • ZENさん

      週末に降雨というパターンが数週間続いておりますが、先週末からの雨は雨量が多く、増水だけではすまなかった様ですね。
      道南とはいえ、気温が低い中での増水は釣りには厳しかったのではないでしょうか。江差付近まで南下されたようですが、あの辺りは保護水面が多く、本命場所が駄目だった場合、逃げる手が少ないのが難点ではあると思いますが、それでも良型のヤマメが出たようで、まずは良かったというところでしょうか。

      タケノコは渡島半島では山の上はともかく、一般的な場所では既にシーズンは終わっていると思います。早場はGW頃にシーズンインしますので、既に一ヶ月。狩場山辺りはまだいけると思いますが、商売人はニセコや道北にシフトしているでしょう。そんな事もあり、なかなか市販はされていないと思いますが、ニセコの道の駅では恐らくこの時期、タケノコが並んでいると思います。ただ、決して安くはありませんのであまりお勧めは出来ません。

      タケノコは確かに山菜の中では大変な部類ですが、少し食べるレベルであれば、道路際を探すだけでも結構採れますので、営業妨害ではありませんが、道の駅で買うまでもないような気がします。