古い一枚の写真

南十勝の渓流でこうした岩場は、歴舟水系を除くと少ないのだが

プリント写真をスキャンした画像なので、写りの方はかなり悪いけど雰囲気は判るかなと思う。この写真は十勝在住時にワンポイントで立ち寄ることが多かった南十勝の渓流だ。今から18~19年くらい前だと思う。歴舟川などではこんな場所は幾らでもあるけれど、平坦な地を流れる小河川、しかも下流域でこんな大場所があるのは珍しい。

この場所を初めて歩いたとき、北海道のヤマメ釣りの定番であった3m台の竿など全く話にならないと思った。今でこそルアーという飛び道具を使っているけど、延べ竿一つでこの場所を攻めるには、最低で4.5m、出来れば5m台の竿は必須だと思う。もっとも、その頃でも本州では通常が4.5m前後で長い竿は6m台も珍しくなかったけどね。本流竿だと8mクラスが定番だったような気がする。

ただ、こういうポイントなどで雪代が出きらないと釣りにならない。だから7月中旬近くなってからが良かったような気がする。釣れるヤマメも中型から大型が揃い、時期によるけど深みには御禁制の魚やアメマスが溜まる事が多かった。当時は0.6から0.8号の通しと今の水準で言えば太い糸を使っていたけど、深みでこの手の魚を掛けた時はかなり厳しかったね。

そのうち、ふらっと立ち寄ってみたい気がするのだが。この時期であれば運が良ければ、大型のアメマスが遡上して溜まっているかもしれないからね。但し、あの深み(空想中)をどう攻めるかだろうなあ。

2 件のコメント

  • 御無沙汰しております。
    和歌山改め広島の石川です。
    いつも美しい魚と風景写真、記事を拝見させていただいております。

    ありがとうございます。

    北海道を離れ早や12年になります、最近UFMの話題やらで懐かしい余り久々にコメントさせていただいております。
    簡単にこの4半世紀を振り返りますと、25年前に帯広に赴任、北見を併せ8年間駐在、その後札幌、旭川、東京、和歌山、大阪、そして昨年12月より広島に赴任しております。
    何か軌跡、好みが似ているというか、車はパジェロ(結局)、ルアーの竿は全てUFM、自転車はMTBと他人とは思えません(笑)
    帯広在住時、南十勝の渓に魅せられ通いつめました。
    その当時HOの山女保護を主眼とした釣り会に入会し、いまだ所属しております。
    年に一度「海の日」あたりに道北、十勝と遠征しております。この写真の川の上流に釣り会の山小屋があり今年も泊まってきました。
    釣り場が違いますのでフィールドで遭遇することは無いかと思いますが、これからも良い釣りをしてください。ブログを楽しみに拝見させていただきます。

    石川

    • 石川さん、こんばんは。

      今現在は広島在住ですか。西日本は北海道と違い、気温も高く、梅雨もありますが住めば都というところでしょうか。お元気そうで何よりです。

      十勝在住時の殆どは、ヤマメのみを狙っておりましたが、徐々に釣りがシフトして今ではアメマスばかり狙うルアー師となっていますが、南十勝の渓流は今でも心躍る何かがあります。毎朝、出勤時には日高山脈を望み、週末には渓流を歩く…。今思えば贅沢かつ充実していた時代だったと改めて思います。

      その意味で、十勝は第二の故郷と言っても過言ではないのかなと、しみじみ思っております。

      だらだらと自己満足のサイトを運営しておりますが、今後も宜しくお願い致します。