今年のDMは、葉書ではなく封書で送られてきた
北海道ツーリズム協会より、今年の然別湖解禁のダイレクトメールが送られてきた。今の体制となり、一度でも釣りをしたことがある釣り人には、同じ物が届いているのだろうね。今年のダイレクトメールは例年と異なり、ハガキではなく封書入り。中にハガキサイズに折られたリーフレットは入っており、今年は１０周年という事でイベントが予定されていることが説明されていた。
そして、今年の然別湖の解禁は、事実上このイベントによって初日に訪れる事は出来なくなったようだ。イベントへの参加は入漁料やボート、そして宿泊費なども含むもので、プライスは５８０００円だそうだ。正直なところこの値段を出せば、八重山まで行けてしまう額でもあるので、流石にこれに参加しようという気持ちはない。ゲストも参加し、交流の場もあるようだけど、所謂プロ達と仲良く云々という気持ちは全く無いし、釣りの手ほどきも必要ないものな。自分でいうのも何だけど、釣りの上手下手を言えば僕は下手の部類だ。だけど、趣味の世界なのでそれでいいし、釣りはセンスだと思っているので、何度釣っても上手くはならないものなのだ。
空と森、そして湖水と。
そんな然別湖の釣りだけど、今年も日程は判らないけれど、湖上に浮かぶことになるとは思っている。この手の釣りは解禁日から数日で一気に釣果は落ちるものだけど、それでも前半戦は何とか釣りにはなると思っている。それ以前に然別湖に釣果はあまり求めていないというのが本当のところだ。勿論、全く釣れなければへこんでしまうだろうけど、タナさえ合わせれば坊主はちょっと考えにくい。それだけ純なのがオショロコマである。ちなみにミヤベイワナという呼び名は、正直好きではない。オショロコマの亜種云々の説明はあるけど、オショロコマは正式名がアイヌ語が元になっての和名なのだ。
宝石の様な朱点が映える
それはさておき、この湖水のオショロコマは非常に美しい。勿論、湖水もそうだ。湖上をボートで漕いでいると湖岸にホテルの建物が見えるけど、それを除けば、美しい森に囲まれた湖である。釣りとしては、オショロコマの釣りはさほど面白いものではない。多くの釣り人はニジマスやサクラマスを狙っている人も多いようだ。でも、僕にとってオショロコマ以外は価値はない。この湖水に生息する唯一のネイティブだからだ。また、湖水型のオショロコマを釣ることが出来る自然の湖は、事実上は然別湖のみであるのだから。
