知床半島先端部地区 利用の心得

これは昨年のエントリーでも投稿したけど、瀬渡しによる知床でのカラフトマス釣りを楽しむ人にも一度は目を通して貰いたい内容なので、タイミング的には遅いと思うけど、一年経ってまたエントリーする次第です。

環境省のサイトにあるコンテンツでこのエントリーの題名通り 「知床半島先端部地区利用の心得」というページに様々な情報が開示されているので、是非目を通して頂きたいと思っています。特に釣りに関するルールというか心構えと羆への知識は、この地で釣りを楽しむ場合に必要だし、僕個人的にも守って欲しいと思う項目です。

6 件のコメント

  • 全部リリースにしたらどうでしょう?? どうも最近知床に行く気がしなくなったのですが、その原因は、これは漁だな~感じることが多くなったからです。

    • 藪の高橋さん、こんにちは。

      ルール上でリリースにするという事ですか?無理です。それに僕自身、魚を持ち帰れない場合の方が多いですが、例え、河川での山女魚や岩魚であってもオール・リリースの考えは持っていません。限度問題ではありますけどね。

      知床の釣りについては客観的に考えても、たまたまルアーやフライで釣っているカラフトマスですけど、餌釣りや浮ルアーなど様々な釣り人が知床を訪れます。それをルアーやフライのようなスポーツフィッシングの価値観で縛る事は出来ません。

      また、河口近くに寄っている魚を釣るのは漁かもしれませんけど、盆の頃のシビアな釣りを知っていると漁ではありません。もっとも、そろそろ漁に近くなる時期は時期ですけれどもね。

      リリースしたいなら、各自の考え通りにすれば僕はそれで良いと思います。ただ、節操なく全てを持ち帰るのもどうかなとは思います。一応は渡船のルールで10本までという縛りはあります。但し、周知されていないですし、罰則規定がないのでそれが守られるかどうかは別ですが、釣り人を平均するととても10本はいかないのが現実なので、まあそれはそれで良いのかなと。

  • 5年くらい前ですが、滝が二つ落ちている海岸、酷かったな~! 舟に帰る時は、魚の頭とか残骸がそこいらじゅうに散らかっていました。卵だけを大きなビニール袋に詰め込んでいる人が多かった。少しは変わったんですか?

    • 藪の高橋さん、こんにちは

      そんな遅くに渡る事は基本的にないのですが、渡し場所だけではなく知床からオホーツクまで終盤はそういう釣り人が居るのは理解していますし、それは変わっていないでしょう。ただ、それは釣り人の人間性の問題です。というよりも、彼らは悪い意味で北海道の釣り人です。外道であるウグイが掛かったら、陸にぶん投げる様な山女魚釣り師とかと同じ部類です。

      また、実際にそういう釣り人が多いんですよ。特にオホーツク沿岸はね。平気で引っかけ釣りをやりますし、勿論終盤時期なら卵だけを取るなんて事も当たり前。

      現実的に遅い時期のメスは卵に栄養を取られ、何をやっても美味しくない代物なのですが、それと海岸に廃棄するのは別問題ではあります。また、それが漁だと仰いますが、個人的には本当の意味での漁ではないでしょう。下品かつ身勝手な略奪なのかもしれません。

      だからと言って、この釣りをリリースオンリーとするのは現在のところ法的に無理がありますし、カラフトマスだけに適用するのもね。この手の問題は昔から言われていて、内水面だと漁協のある本州と違って色々難しいんですよね。

      結局のところ、ライセンス制にするくらいしか方法はないのかなと思います。胆振などのサクラマス遊漁もそうですね。これまで自由だった北海道ですが、将来的には考えていかないといけないかもしれません。ま、色々難しいですわ。

      ただ、カラフトマスの釣りは掛かってからは純粋に楽しいです。僕にとってはニジマスを釣るようなものです。外来種は嫌いなので釣りの対象じゃないんですわ。でも、これを味わうのは早い時期にいかないとね。卵だけを捕ってという時期は遅すぎます。黒いカラフトマスは魅力ないですもん。走らないし。

  • 漁だと言うと、本当の漁師さんに叱られますね。訂正します。なんと訂正すべきか迷いますが・・・

    今回の問題が、資源や熊や美化の問題であれば、リリースは禁漁と同じくらいに効果があると思います。特に渡しは誤魔化しが効きませんしね。とはいっても、実際のところは難しいのでしょう。

    これは近所の川での話ですが、不思議なことに、ビク持ちの釣り人が多いほど川が汚れてくる、ゴミが多くなるんですよね。本当に不思議なんですが、明らかに差が出てくるんです。あの知床にゴミが散乱するなんて、考えただけでもゾッとします。そんなことにならないように、あるいは羆の被害が出ないように、心より祈ります。あの素晴らしいロケーションでのカラフトマス釣りは、本当に最高ですものね。

    それにしても暑いですよ~こっちは。もう限界・・・・・

    • 藪の高橋さん、こんにちは

      世界遺産という事と先端部の自然環境やリスクといった事を考慮した結果、あのWeb(元々はPDFだったのですが)で周知したいという事なのでしょう。

      リリースについては色々意見もあるでしょうが、サケマス類の釣りをルアーやフライのようにリリースが多く行われている釣りの視点だと思います。先に書いたように、餌釣りの人もいれば、浮ルアーの人もいるこの釣りは海で普通にカレイやほっけを狙う釣りと変わりないのです。

      もっとも、それでも尚且つ先端部で何か問題があり、解決しない場合は僕は禁漁・禁渡ししかないのかなと思いますね。資源云々は正直なところ釣り人の影響など知れていると思いますので、ゴミと熊くらいかな。

      でも、早い時期の知床はゴミを捨てていく釣り人は殆どいません。ルアーやフライが多いという事もあるのかもしれません。もっとも、どんな釣りでも阿呆は居ますが、知床の早い時期の場合は渡し=お金が掛かるという意味である意味で歯止めが掛かっているのかもしれませんね。

      まあ、知床だけの問題でもないのですが、結局のところ釣りも自由、キープも自由、だけど明確なルールはあるし、破ったら罰もあるという状況になるのが一番です。でも、結局のところ何かきっかけがないと、この様にはならないような気がします。

      そのきっかけが知床で熊に襲われ…なんて事じゃなければいいのですがね。