auスマートパス

以前に発表されていた、auスマートパスというサービスが3/1に開始された。目玉は月額390円を払うと、指定されるアプリ(500本以上)がダウンロードし放題になるサービスだ。メディアも破壊力のあるサービスと評価しているようである。僕もさっそく加入したと言いたいところだけど、今のところ加入する気になれない。

数千円の辞書やウイルスバスター for Androidまで提供されているから、それを安く使いたいという人には魅力的なのかもしれない。でも、僕がこのサービスで気に入らないのが解約すると、対象のアプリは全て使えなくなってしまう事だ。Androidの仕様上、Googleアカウントにアプリは紐ついているから、キャリアを変更しても購入したアプリは別キャリアでも使えるメリットがあったけど、残念ながら一生は大袈裟にしろ、auのスマートフォンを使い続ける保証は何処にもない。結果的に、キャリアに縛られる事になってしまうサービスだと思えてしまう。

それとお得だ!と宣伝しているけど、昨年の夏から今日まで購入したアプリの代金を調べてみると、合計で4859円となった。月390×12=4680円だから、現時点でも確かに購入額の方が多い。但し、購入したアプリが取り放題の対象になっているかという点、それとスマフォに限らず、この手のモノは購入直後が環境構築で色々揃えるわけで、ある程度それが出来ると、後は使うのみだけなのだ。勿論、ゲーム好きであれば新しいゲームが発表され、それが対象であればお得かなとも思うけど、電力的にゲームをスマフォでじゃんじゃんやりましょうなどとは僕は思わない。

ちなみにアプリは無償のモノと有償のモノがあるけど、僕は使うアプリであれば有償でも躊躇無く購入する。気に入らなかったら返品出来るのも、Androidのメリットだし。勿論、無償アプリでも良いアプリはあるし、僕も無償アプリは多いけど、まず広告が大嫌いという事があってそれを消す目的だけに有償版を買ったことも多い。勿体ないという感覚は薄いかな。だって、PCのアプリと一桁値段が違うのだもの。塵も積もればという理屈は判るけど、八ヶ月で5000円だからねえ。

そんなわけで、このauスマートパスはちょっと様子見…というか、加入しない方向だね。安い!と即申し込むより、本当にメリットがあるのか考えたからでも遅くは無いと僕は思う。ネガティブキャンペーンではないけど、そう考える人もいるという事で。