平成の最後に

小樽産 蝦蛄(しゃこ)

仰々しいタイトルだが、特に意味はない。ただ、今日4月30日を持って(平成)天皇陛下が退位され、明日は令和となる。事前に決まっていた事ではあるけど、崩御を伴わない改元なので昭和から平成の改元よりも気持ち的は楽なのは確かだ。

平成に改元した時は自粛という重たい雰囲気に包まれ、夜になるとコンビニの看板やパチンコ屋まで、その灯を落とした。まあ、昨年、地震の影響によるブラックアウトは全ての灯火が消えたけど、今回はそうした事もなく、不謹慎ながら気は楽な改元直前であるのかもしれない。

そんな平成最後の日は、祭日にもかかわらず営業しているという南樽市場を訪れてみた。石狩や厚田の朝市へ行けば良いのだろうけど、大混雑間違いないので連休中には絶対に行きたくはない。

そんな小樽では南小樽市場に行く前、ひやかしで小樽駅近くの三角市場を通過してみた。通過という言葉がポイントで、ここで何か食べたり買ったりすることはしない。単純にどんな魚が出ているのかなと見てみるだけである。もっとも、蟹やエビなど高く売れる食材ばかりしか扱っていない店もあり、たいした参考にもならないのだが・・・。

そんな三角市場で見かけたのが春蝦蛄で、値段は三角市場では1匹300円くらいであった。走りとはいえ、最盛期に比べると優に三倍のお値段。まあ、札幌に二条市場と同じ観光客のみを相手にしている市場だから致し方ないとは思う。

写真の蝦蛄は南樽市場で買ったもので、こちらも安くはなく5匹で1000円と1匹200円くらいだ。聞いたところによると、今日初めて入ってきたとか。小樽では漁の解禁が4月25日前後と聞いているので、本当に初物かは判らないけれど、走りであることは間違いはない。安くはないけど、最盛期でも今はどんなに安くても80円くらいはするので、妥当なところなのかもしれない。

小樽産 蝦蛄(しゃこ)

 

南樽市場の横を流れる勝納川にて

南樽市場の横を流れる勝納川では、多くの鯉のぼりが風になびいていた。川を横切るようにロープを張り、そこに鯉のぼりを泳がせるのは恐らく多くの地で行っている事だと思う。あとの違いは規模だけだろうか。先日訪れた十勝の歴舟川などでも大樹町の市内で、川幅いっぱいに鯉のぼりが泳いでいた。

桜も満開である 南小樽駅

荒又さんのにしん蕎麦

高校時代に京都で初めて食べて以来、好きな食べ物となったのが「にしん蕎麦」である。モリやカケの方がシンプルで蕎麦の味をとは思うけど、こうした種物の蕎麦は種から出る油などが蕎麦のつゆに加わる事による変化が楽しいし、美味しいと思う。もっとも、店次第ではあるのだが・・・。

豊平川と石狩川の合流点 市民でも見たことがない人が殆どだと思う

急流で知られる豊平川も石狩川と合流する辺りは、流れもとろんとしており、止水ではないけれど、その流れは非常に緩やかなものだ。茂岩あたりの十勝川の方が数倍速いくらいだ。堤防沿いからでも合流点は見ることは出来るけど、昨年までは堤防下の合流点付近に工事が入っており、川岸までアプローチが悪かったけど、現在は水面まで歩いて行く事ができる。

もっとも、合流点を見たからどうだと言われると、非常に答えが難しい。でも、僕は釣り師だからか、こうした場所が結構好きなのだ。好きな理由は説明出来ないけれども。