FUJIFILM X-T1 ファインダー

赤枠がX-T1 青枠がX-E1

赤枠がX-T1 青枠がX-E1

EVFの進化がX-T1の売りのひとつだけど、実際どれくらい違うかというと、大きさは写真の様な差だ。

また、カタログ数値上は同じ23mmのアイポイントなんだけど、X-T1の方が不思議とケラれにくいファインダーのような気がする。また、宣伝されている通り、EVFの表示遅延も比べてみると、X-E1は酔った様な遅れ方をして表示されていたけど、X-T1は、ほぼカメラの向きに連動しているレベルに近く、現時点で他社を含めたEVFの中では最上の物の1つかもしれない。

こんな事をいうと、反論されそうだけど、出来の悪いOVFより、こちらの方が良いんじゃないだろうか。まあ、まだ追いついてはいないけれど、今後、更に良くなっていくだろうから、その時に昔からの一眼レフ愛好家が、それを受け入れられるかどうかは興味がある。

まあ、Xシリーズもブランド力が今一つの富士フイルムなので、爆発的に売れるとは思えないけど、ここに来てそれなりの人気が出る機種ではないだろうか。ただ、入門機としては安くはないカメラだろうね。レンズ付きで5万円くらいからミラーレス機は買える時代になのに、二桁を超えるプライス。

ただ、カメラのシステムとして今後のレンズロードマップを見ていると、かなり完成されたシステムになりそうな予感があるシリーズかもしれない。APS-Cのミラーレスという事もあり、フルサイズ用のレンズに比べると圧倒的に小型軽量。ハイエンドのフルサイズ一眼レフと比べれば、写りは確かに落ちるかもしれないけれど、これだけ小型のシステムなのに写りはそれに近いまでのレベルにあると思う。

まあ、後は単にレトロスタイルのカメラと見られている部分も多々あるので、それが販売にどう影響しているかどうか。使い勝手などは人それぞれなんだけど、少なくともSONYのNEXシリーズよりは真面目なカメラだと思うけどね。