フィール感

X20に装着しているレリーズボタン

X20に装着しているレリーズボタン

FUJI FILMのX20は、シャッターボタンに穴が開いており、昔のカメラの様にケーブルレリーズを装着する事が出来る。電気接点が主流の現在、これはどうかなと思うけど、結局この穴はレトロ感を出すという理由だけでこうなっているような気がする。でも、感じない人は関係ない話だけど、僕は指先のフィールはかなり気になる方で、穴が開いているとどうも違和感を感じてしまうのだ。

以前のエントリーでレリーズボタン装着のX20を投稿しているけど、僕にとってビジュアル的な理由よりもフィール感が良くしようとしたことの方が理由としては大きい。実際、撮影で使ってもとても良い感じなのだ。ところがアナログ的な機構というか、装着がねじ込むだけ。要するに外れそうなアイテムでもある。実際、先日の道東遠征後、帰宅すると見事にレリーズボタンが無くなっていた。

という事でこれは二代目。通販で同じ製品を購入したものだ。このボタン、材質を調べると真鍮という事なので、比較的柔らかい材質である。本来、ある程度の締め込みを与えると、この柔らかさ故にねじ山通しが食い込み、緩み防止になるものだけど、X20のシャッターボタン、強度はどうなの?と不安材料がある。

こうした場合、少量の緩み防止剤を塗ってしまうのが一番なんだけど、わざわざこれだけの為に、緩み防止剤を買う事もない。要するに軽い接着をしてしまえば、それが緩み防止になるわけで、今回については木工用ボンドをねじ山に極僅かに塗って装着してみた。木工用が無ければ、合成ゴム系のボンドでも問題はない。但し、量が多すぎると当然接着力が強くなるので、外す際に厄介な事になるから要注意。真似して外れなくなっても、自己責任で。

ボンドなんかじゃなく、きちんとした緩み防止剤をという人であっても、今回のようなケースでは極少量を強く勧める。大体にして、緩み防止剤というのは弱い接着を行うものだ。接着剤と異なるのが、ねじ山へ浸透しやすいよう、粘度が低いのだ。だから、調子に乗って大量に付けると、ガチガチに固まってという事になってしまう。二度と取れん様にという事であれば、それでも構わないがね(笑)。

2 件のコメント

  • レリーズ穴つき>自分的には結構スキかもしれません。
    デジ一のリモートコードには未だに違和感を覚えます。

    • syoさん、おはようございます。

      穴あきのレリーズですが、今思えば機械式シャッター搭載機がこのタイプでしたね。だから、ストロークも其れなりに有った様に記憶しています。電磁シャッターとなり、AFが普及してきてから半押しという操作を行うようになりました。この点が穴あきがなくなった理由かもしれませんね。微妙なフィールが必要になってしまったという感じで。

      で、X20ですが中身はバリバリのデジカメですから、シャッターのストロークも短いです。これは他のカメラと変わりません。ただ、この時の指先に感じる穴の存在が僕には違和感があったのです。それでレリーズボタンを装着ですね。僕の指が太い事も関係あるかもしれません。結局は好みの問題ですね。