GW中は極力喧噪を避けて過ごすと決めているのだけど、大都市に生活しているとそれが思いのほか難しい事に気がつく。それでもJR星置駅のホームで電車を待つ間は、穏やかな風が吹き、静かなひとときで良い場所だなと感じる自分があった。駅からほど近い星置緑地は住宅地の片隅に点在すると緑地ではあるものの、そこに残る植物を考えると貴重な場所だと思う。
そんな星置緑地は水芭蕉やエゾノリュウキンカが目立つ植物だけど、個人的に興味があるのはコジマエンレイソウ。今回は水芭蕉は特徴的な白い苞の部分は跡形もなく、花の部分が大きく育った葉の隙間から顔を出しているという感じであった。
この種は意外に見頃が短く、報道されてから次の休みになんてタイミングだと、ピークは過ぎているという場合が多い。その年により開花時期もかなり前後するので、本当に楽しみたければマメに通うしかないのかもしれない。
エゾノリュウキンカも咲いていたけど、こちらもピークはとうに過ぎているという感じでGW開けには終焉という感じだろうか。尚、お目当てのコジマエンレイソウだけどこちらも既に終焉間近だ。エンレイソウ類の中でも一番早く咲く様な気がするので、こちらも10日ほど遅いという気がする。
もっとも、今年については雪どけが異様に早い年であるので、例年の状態は正直なんとも言えない。昨年については同じようなタイミングで水芭蕉やエゾノリュウキンカは見頃であったので、結局のところマメに開花状況を調べるか通うしかないのかもしれないね。
星置緑地を歩いた後は久しぶりに小樽の街へ。連休中なので普通列車でもそれなりの乗客で混雑していた。観光地として小樽は人気がある為、有名な駅近くの海鮮系食事処は人で溢れていた。そんな観光客を尻目に向かったのが、小樽ではここと決めている蕎麦屋さん。
冬場は”十割せいろ”を頼むことが殆どだけど、時々季節限定のメニューを頼む事も多い。特に夏場は”冷やかけ鰊蕎麦”しか頼まないほどだ。
今日の限定は小樽産のアスパラと鶏のつくねのせいろ蕎麦。季節感があり美味しかったのだけど、個人的にこちらの店は、冷たい蕎麦の方が好きかな。細い更科という事もあるのかも(十割は勿論更科ではないけれど、極細なのは同じ)。