今回にエントリーについては写真の画質にやや難があるものばかりで、このまま公開するのも心苦しいのだけど、当日の雰囲気だけは感じ取れるかなとは思っているので、記録としてそのまま公開しようと思う。
北海道ではコシアブラの知名度は低いようで、人間によるプレッシャーは極端に少ないようだ。この為、近場でも生えていれば既に採取された後という可能性は少ないものの、それなりの量を採取したいという場合にはコシアブラが豊富な山林へ遠征ということになるのだ。
林に入った直後は少し早いかなと感じたコシアブラだけど林内を彷徨いていると、木の大きさによって芽の出方が全く違う様だ。大きな木が何本もあればまとまった食べ頃の芽が収穫出来たので、走りではあるものの、訪れたタイミングは結果的にはちょうど良かったのかなと思っている。
若い時分には好んで食べる事はなかったウドだけど、色々な物を味わい、酒を嗜むようになってからは、苦みを美味しいと感じるようになった食材の一つ。その意味ではコシアブラもかなり癖が強いので、ウドと同様に子供の頃は美味しいと感じない食材であろう。
同じ時期の山菜としてタラの芽があるけど、ウドやコシアブラを知ってからは個人的には最下位の評価だ。もっとも好みの話であり、絶対値的に美味しいかどうかということではない。逆に言えば癖がない味なので、子供や苦みが苦手な人にとってはタラの芽が好まれるかもしれない。
コシアブラ林へ向かう林道脇に生えている事の多いウドだけど、崖崩れした斜面のような柔らかい土壌を好むようだ。良いか悪いかは別として、この地もウドが乱立している場所は、木々を伐採した後に土地を均して数年経った場所である。
ただ、今年については林道の雪が遅くまで残り、ウドについては出方が遅いと感じた。もっとも、やはり場所次第なので林道を走ると食べ頃のウドが広がっている場所もあった。採取したのは根を含めて20cm程度の食べ頃のもの。30cmくらいまでと言われているけど、食べ比べると短い方が間違いなく柔らかくて美味しいと思う。