今年の大型連休はコロナ関係の規制も解除され、帰省や旅行などで人出が増えているのは間違いないようだ。それ自体は否定すべき話ではないけれど、結果的に連休明けはコロナ感染の数に影響は与えそうな気がする。
でも、昨年までのような規制や自粛は経済面からも、各自の心理的にも限界が来ているとは思っている。もっとも、一定の線引きはまだ必要だと個人的には考えているので、人混みや宴会などは避けた方が無難なのだろうね。
こんな連休後半の初日は雨模様ではあったものの、土砂降りはないとの判断で札幌の都心にある北大植物園を歩いた後、野幌森林公園を走ってみた。
北大植物園のお目当てはシラネアオイで、園内では見頃を迎えている。平地では今頃だけど、標高の高いニセコ高原などでは6月の花である。薄紫色の花は山間では控えめながらもとても美しい。
コジマエンレイソウは僕自身は植物園の中でしか観たことがないものの、道央以南でそれなりに生育しているとの事だ。この種も変異がかなり多い様だけど蘊蓄はともかく、赤紫の美しい花を咲かせるエンレイソウという事で良いのかなとは思っている。写真は北大植物園の高山植物園で撮影したもの。他の場所にも咲いているけど、高山植物園が一番数が多いと思う。
ギョウジャニンニクも葉を伸ばし、逆光に輝くと美しい。土壌の問題か、伸びたせいかは判らないけれど、ニンニク臭は皆無ではあった。ちなみにこの隣にはユキザサ(アズキナ)が群生していた。
下の写真のみスマートフォン(Google Pixel 6)の広角レンズで撮影したもの。手持ちの機材では画角を含め、こうした写真は撮影出来なかったと思う。WEBレベルでは十分以上のパンフォーカス撮影になっていると感じた。
今回もロードではなく、MTBを持ち出して走ってきた。走行距離は60kmを少し切るくらいだけど、これくらいであればMTBでも全く問題ないし、公園内のアップダウンはバッチリである。
水芭蕉とザゼンソウは共にサトイモ科という事もあり、苞(水芭蕉の白い花のように見える部分)の形や葉の形が非常に似ている。共に水気のある場所に生えているけど、水芭蕉の方が水辺に単独で生えているように思える。
ザゼンソウについても単独で生える事もあるけれど、バイケイソウなどに囲まれている事も多く、この季節は苞だけを探すと見逃す事も多い様に感じる。この為、ザゼンソウを探す場合は伸びた葉を探すことだ。水芭蕉である事もあるけど、比較的楽にザゼンソウを見つけることが出来ると思う。
野幌森林公園の花についてはエゾエンゴサクは既に何処でも咲いており、ニリンソウとエンレイソウ系については日当たりの良い場所のみ咲いていた。連休明けくらいから本格的に咲いてくると思う。