今のPCを組んだのは2年ちょっと前の事で、この時のCPUがAMD Ryzen 2700Xというもの。僕の用途では特に不満はないのだけど、最新のRyzenについてはシングルコアの性能が大幅に上がっている。5000シリーズにおいてエントリーモデルである5600Xでも、シングルコア性能で2700Xの1.5倍程度をたたき出している。また、2700Xの8Coreより少ない6Coreであるにも関わらず、マルチコア性能も2700Xを上回る。
但し、この差に価値を感じるかは人それぞれ。でも、シングルコアの性能差は、Webブラウザを触っていても体感出来る。また、TDP(簡単に言うと発熱量の目安)も105W→65Wとかなり抑えられているCPUなので、CPU温度の上がり方も穏やかだ。それ故か高負荷時のターボクロックが上限に到達する事が殆どだった。
上位モデルに比べマルチコア性能は確かに落ちるけど、シングルコアの性能や発熱が少なさ、またシリーズのエントリー機という事もあり、比較的(あくまでも比較的で2021年4月の実売価格で39K円前後)買いやすい価格なので人気が出るのも当然だと思う。
ハイエンドを求める人は買わないだろうけど、手頃な性能(と言っても、かなりの高価だが・・・)を手頃な価格で組みたいという場合はお勧めかな。