2026 久しぶりの船釣り

早朝は小雨模様だったが、徐々に天候も回復し、一時は青空も見えた

サクラマスの船釣りに誘われ、早朝というより深夜と言える午前2時に自宅を出て白老へ向かった。距離的な事を考えると3時半の出発でも間に合う気がするけど、遊漁船の釣り故に遅刻は厳禁だ。夏場であれば前日に走り目的地で仮眠も手ではあるけど、冬場はなかなか気が進まない。

到着時はネットで雨雲レーダーを確認しても雨雲は皆無であるけれど、実際には霙まじりの小雨が降っていた。雨が降るくらいなので気温は限りなくプラスに近いようだ。バケを使ったサクラマス釣りは、竿を常に動かしているのでそれなりの運動量があるのだけど、今回は厳寒期用のウェアを着込んでいた為、想定以上に暑いと感じてしまった。こんな時、レイヤリングであれば一枚脱いで調整という事も出来るので、少し考えないと駄目かもしれない。

胆振管内のサクラマス・ライセンス海域には付近の港より遊漁船やプレジャーボートが集結する

このサクラマスのバケ釣りは過酷な釣りと言われている。タックルの自重と太平洋では700gほどあるバケ仕掛けを操作するのは確かに楽ではないし、下船時はかなりの疲労感があるのも間違いはない。でも、過去の経験から言えば昔の太平洋でウミアメを狙った時の方が身体的にはきつかった。夕方には両腕はパンパンとなり、左手の握力も無くなっていた。

左舷は全て仲間だったので良かったが、サクラマスのバケ釣りでは釣り座間隔がこれでも仕掛けのおまつり(絡む)が発生する

最近はサクラマスのジギングがブームであるらしい。個人的にもルアー屋なので、バケ釣りよりもジギングの方が相性は良いような気がするのだけど、電動リールを始めタックルを揃えてしまったので、年に1度レベルの釣りでそれはどうかと考えていたけれど、電動リールでもジギングが出来ないわけではないようだ。

もっとも使用ラインもバケではPE3号(もっと太い人もいるようだが)、ジギングは恐らく1.2号程度と巻きかえが面倒だ。スピニングの様に替スプールを交換というわけには電動リールはいかないようだ。

釣り場風景 撮影時は気づかなかったが、奥の釣友がタモを持っているので取り込む直前だったようだ

サクラマス 時期的な事もあるが、太平洋岸のサクラマスは日本海に比べて一回り以上小型だ

シーズン初期ということもあるとは思うけど、太平洋側のサクラマスは日本海レベルの型は望めない。水温の影響なのかベイトの影響なのか理由はわからないけれど、日本海側のイタマスなどは化け物じみた体高のあるサクラマスである。市場の価値も小さなサクラマスはスーパーでも売られる廉価なものだけど、3キロを超えるような個体は重ければ重いほど値段が放物線のように跳ね上がっていく。

ちなみに上の写真のみカラーではなくグレースケールに変更している。バケツの水が赤く染まっているからグロいからという理由だ(釣り上げたマスは鰓と尾にナイフを入れ血抜きを行う為)。食べる魚でキープするとしても、僕はWeb上で血が写っているのは自分の流儀ではない。

今回の釣果
一番したの個体で50cm弱という感じだろう。

サクラマスは魚食性であり、実際に一番したのサクラマスからは15cm弱のベイトが5匹も出てきた。これから秋の遡上まで海で生活している間は著しく成長をする魚なので、日本海との差はベイトの数や種類の差なのかなと思ったりもする。

尚、本州方面では殆どの場合サクラマスの釣りといえば、河川でのルアーフィッシングが盛んで専門誌が発行されているほど人気がある。僕の所有しているUFMのロッドも元々はサクラマス用として開発されたロッドが殆どで、長さと堅さが道東のアメマス釣りなどにマッチしていたから好んで使っていた。

しかしながら、北海道で遡上したサクラマスの釣りは違法である。サクラマスを狙うにはオフショアのバケやジギング、ショアではジグやミノーでのキャスティングで狙う人気の高い釣りである。でも、僕は道東時代は食べるにはサクラマスのヒットは嬉しかったけれど、釣りとしてはアメマス(夏の道東太平洋沿岸で魚影が豊富だった時代)の暴力的なトルクが好みだった。

それと最近は回帰が低迷しているようだけど、フレッシュ・ランのカラフトマスはサクラマスのファイトより好みだったかな。スプリンターの名にふさわしいファイトは今でも思い出に残っているもの。