札幌都心の癒やし

北海道庁のスイレン

札幌の都心にあり、緑が多い場所といえば道庁と北大植物園であろう。北へ少し歩けば北大のキャンパスも候補に入ると思う。大通公園や中島公園はどうか?というと両者ともガーデンに近いかなと感じる。もっとも、道庁も似たようなものだけど、都心にある空間としては池に鴨が泳いでいたりなど雰囲気は悪くはない。

そうした意味で北大植物園はオアシスに近い立ち位置ではあるけれど、入園は有料の為、手放しではお勧めはしない。特にコロナ禍により博物館等の施設は閉鎖されているので、そうした施設も見たいという事であれば、数年後、コロナ禍が落ち着いた頃まで我慢なのかなと思う。

北大植物園のスイレン(熱帯スイレン)

僕も昔は区別がつかなかったけど「蓮」と「睡蓮」は、かなり違いのある植物で冷涼な北海道の場合は、池に何か咲いているとすれば殆どの場合それは睡蓮のようだ。

普通の睡蓮の場合、花は殆ど水面に花を咲かせる(熱帯睡蓮は茎が伸びて上に咲かせるのが特徴らしいが)けど、蓮は水面より高い位置に花を咲かせる。また、葉も水面に浮かんでいるのは睡蓮で蓮は水面から立ち上がる様に広がっている。それと花をみると判るけど、蓮の花は花心がシャワーヘッドの様な形をしている。

そもそも、蓮は温かい地方の植物の様で冷涼な北海道で定着するかどうかは微妙みたいだね。勿論、写真に写っている様に全く無いわけではない。今は立ち入り禁止になっているけど、植物園の温室近くの水槽に蓮が植えられている。もしかすると北二条通りの角から見た方が近いかもしれない。

これは蓮 スイレンとの違いは結構あり、葉が水面より上に伸びている事と花心の形が全く異なる

北大植物園 ルリタマアザミ

北大植物園 ハマフウロ がくの毛がエゾフウロに比べて僅か

フウロは季節になると沢山咲いているので目立たない花だけど、原野でこれをみかけるとホッとする花だ。僕が行く場所ではエゾフウロとハマフウロが多いけど、花だけみても区別するのは難しい。「がく」に毛が多く生えているのがエゾフウロとの事だけど、ハマフウロも全く毛がないわけではないので紛らわしいのは確か。