扱いやすいガスバーナーを使うようになり、夏場の湯沸かしなどでは活躍してくれたけど、厳しかったのが厳寒期の使用だ。
プリムスでいうUガス(厳寒期専用:ウルトラガス)は、プロパンの充填量が多いので氷点下20度レベルでもガス缶が新品であれば強い火力を維持出来るけど、それなりの時間を燃焼させるとプロパンガスが抜け、一気に火力が落ちてしまうことになる。
こうした場合の対応方法もあるのだけど、やはり安定した火力が欲しければガソリンストーブが良いだろうという事で昨年から欲しいと思っていたのが、SOTO製のガソリンストーブだ。狙っていたのは今年の春に発売予定とされていたストーム ブレイカー SOD-372というモデルで、液出しガスとガソリンどちらでも使用可能を謳う新製品。
ところが、恐らく何かしらの問題があったようで、発売延期が続き、来年の3月にようやく発売されるそうだ。年明けの網走湖で使いたいので、ガソリン専用だがこのモデルを選んだ。ガスも使えるというのも魅力だけど、現在のガスバーナーを併用すればいいだけなので、無理に新製品を待つ事もなかったということだね。
発売されて、かなりの時間を経ている製品なので、細かな事は書かないけど、コールマン製品に比べての利点はセパレートタイプなので、五徳の重心が低いということだ。使い勝手だけを考えると、コールマン製品の方が良い点もあるけど、SOTO製品はそれにはないメカニカルの男心をくすぐる部分があるのも事実。日本製なので、各部の加工精度や仕上げも美しい。
でも、それよりも低重心で使えるというのは、やはり魅力だったと思う。