北大植物園は札幌駅からもほど近く、都会のオアシスとも言える場所だが、入場は有料(大人420円)の為、比較的園内も空いており、のんびりと散歩しながら緑を楽しむには悪くない。
植物園には温室があり、僕もよく訪れる。お目当てはネッタイスイレン。あの独特の色合いはここでしか見ることが出来ないからだ。また、温室がある中庭に、夏は蓮の花が開花する。北海道では蓮は珍しく、植えられている場所も数カ所ほどだと聞く。
睡蓮(スイレン)であれば、それこそ北海道庁の池などにも咲いているけれど、睡蓮と蓮は種的には全く別物の様で、遠い親戚というレベルであるらしい。睡蓮の場合、丸い葉が水面に浮かび、尚且つ切れ目がある。蓮は切れ目がなく、葉も水面ではなく、茎が伸び地上にあるのが蓮である。
蓮は元々は暖かい地方でしか育たない。根がレンコンとして食用となるので、本州以南であれば珍しい植物ではないのかもしれないけれど、冷涼な北海道では蓮は逆に珍しい種なのだ。
先日訪れた道央の渓流でも、オニユリを見かけたけど、藪の中に咲いており、こうした写真はとてもではないけど不可能である。
外来種だろうけれど、ルリタマアザミは被写体としては面白い存在なのは確かだ。植物園の中でも場所は少し判りづらいが、バラ園の奥にある草本文科園脇にある。
高山植物を展示している棚が園内にあり、ここは訪れる人も少ないけれど、個人的には好きな場所の一つ。理由は登山でも行わなければ、まず見ることの出来ない種に出会えるからだ。
写真が前後してしまったが、上下の写真が温室に咲くネッタイスイレン。上の写真で葉が水面に浮かび、切れ込みが入っているのも判ると思う。しかし、この色合いだけは実物を見ても、ただただ驚くばかりである。
花に詳しいわけではないが、蘭というのは野生種だけで数万に及ぶそうだ。写真のこれは説明はなかったけど、胡蝶蘭の一種だろう。
北海道では指定希少野生動植物に指定されているらしく、この種が自生していた場所が無くなってしまう事から種を植物園内に移植したと説明されていた。調べてみると、北海道では日高山脈、埼玉、長野の山地が原産の様でこうした場所ではない限り、恐らく鑑賞することは出来ないと思う。
いつもありがとうございます。
綺麗な花花に触発され昨日午後植物園を訪れました。
丁度大雨洪水警報が出されておりましたので、上下カッパに長靴、幅広帽と完全装備で向かいました。
睡蓮は綺麗に咲いておりましたが、おにユリなどはpeakを過ぎておりました。ルリタマアザミ等は滝雨に打たれ倒れておりましたね。
収穫として、この時期路傍によく咲いている白い花が、オトコエシという名前ということが判りました。隣に同じような黄色い花がオミナエシ(女郎花)とありましたので大辞林で調べましたら、同じオミナエシ科で男郎花という字が当てられておりました。由来は解りませんが。
園内は所々20cmほどの水溜まりができており、歩き回るのも儘ならないほどでしたが、長靴は強い、しかし気温はそうでもないものの恐ろしいほどの湿気でゴアカッパの中も滝の汗になり園内を一巡りして一時間ほどで退散しました。
夏休みも今日で終わり、雨の多い夏でしたが、サロマ湖のキャンプでは好天にも恵まれました。
いよいよ秋ですね、鮭鱒釣りに、キノコ採りと悩める日が続くことと思います。今後もフィールドの写真を楽しみにしております。
Zen
ZENさん、こんにちは
警報発令中に植物園へ行かれたのですか?完全防備されたとはいえ、熱意には頭が下がります。
園内の睡蓮は温室ですから、真冬はどうかなと思いますが、夏季開園から咲いていますので、暫くは楽しめそうですが、他の花はそろそろ終盤になるかもしれませんね。秋にも花は咲きますが、秋は仰る通り、キノコなどもありまして、植物園などを歩く時間があるか何とも読めませんが、ラクヨウの時期にちょっとしたカラマツ林でキノコでも撮影しに行こうと思っております。
但し、昨年通りだとすると、テングダケ科の巣窟みたいなところです。勿論、採取などはしませんが、テングダケ科はキノコらしい姿をしているので、撮影対象には面白いかもしれません。